【測定器/工具 /電動工具】

マイクロメーターの精度と注意点【種類はいろいろあります】

2019年7月19日

マイクロメーターの精度と注意点

マイクロメーターとは

 マイクロメーターとは形状の大きさや深さを測定する測定器です

 

出典:ミツトヨ マイクロメーター カタログ

マイクロメーターのカタログ

 

マイクロメーターの類似の測定機に、穴の測定に特化したホールテストという測定器があります。詳しくは下記の記事をご覧ください。

 

目盛りの値と器差精度

標準タイプのマイクロメーターの目盛りは0.01mm単位で、デジタルタイプは0.001mm表示ですが、標準タイプは目盛りのズレ量で「0.001mm=1㎛」を読取ることが可能です。

器差(モノの寸法と測定器が示す数値の差)はマイクロメーターの測定範囲や形状の種類よって違いがあります。下記のJISB7502の規格表をご覧ください。

 

JISB7502 マイクロメーターの器差

マイクロメーターの器差

 

目盛のズレ量で1㎛が読取り可能 

標準タイプのマイクロメーターの目盛りは0.01mm単位ですが、スリーブ目盛りとシンブル目盛りの「目盛りのズレ量」によって「0.001mm=1㎛」を読み取ることが可能です。

 

下記の写真では、目盛りの線が半分ズレているので「-1㎛」していることになります。

つまり、ぱっと見は52.60mmなのですが目盛りのズレが-1㎛なので、「52.599mm」と読み取ることができます。

目盛りの読取り

 

目盛りのズレ量が、目盛りの太さ分のスレの場合は-2㎛となります。

下記の写真では、52.598mmとなります。

目盛りの読取り

 

使用の注意

使用上の注意は下記の3点です。

  1. 目盛りの見方・・・目盛りの読取りは、目盛りを「真上」から見て読み取ることが大切です。斜めから目盛りを見ると、目盛りがズレて見えるので読み間違いが起きます。
  2. 熱膨張・・・アンビルと呼ばれる測定面は金属ですので、熱によって膨張や収縮するので、温度変化させないように注意します。測定するときは、防熱カバーを持ち、マスターで測定値の誤差確認と公正をしてから使用しましょう。
  3. 押さえすぎ・・・内部構造がネジ式ですから測定面に接触後、回し過ぎると変形により正しい測定値が得られません。押さえ過ぎない為にラチェット式となっていますが、それでも測定値にバラつきが発生します。最低3回測定を繰り返し、安定して得られる数値を測定結果とする方法が良いでしょう。

 

代表的なマイクロメーターは3種類

マイクロメーターは測定するモノの形状によって、様々な種類がありますが、使用頻度が高く代表的なタイプは、外側マイクロメーター、内側マイクロメーター、デプスマイクロメーターの3種類です。

 

外側マイクロメーター

外側マイクロメーターは、もっとも一般的なマイクロメーターです。モノの外側を挟んで測定する外径測定用となります。

 

外側マイクロメーター

 

内側マイクロメーター

内側マイクロメーターは、形状の内側に測定子を接触させて測定する内径測定用です。

 

キャリパー形内側マイクロメータ

 

デプスマイクロメーター

 デプスマイクロメーターは、深さを測定することに特化したマイクロメーターです

デプスマイクロメーター

 

その他のマイクロメーター

マイクロメーターの先端形状は種類が多いです。下記の資料を参考にしてください。

 

出典:ミツトヨ マイクロメーター カタログ

マイクロメーターのカタログ

 

校正方法

マイクロメーターの校正は自分でおこなうことが出来ます。

マスターとなるゲージをマイクロメーターで測定したときに、目盛りのズレを確認したら、マイクロメーターの付属品のフックスパナでスリーブを回して目盛りの合わせこみをおこなうことで校正します。

 

校正方法

 

新潟精機さんのマイクメーター取扱い動画を載せておきます。測定方法、扱いの注意、校正方法などが紹介されていますので、参考にしてください。

 

*マイクロメーターの購入はこちらから

 

 

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以上です。

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