今回は「カンナローラーとタイヤの回転台の販売/タイヤの表面を削るための改造部品」についての記事です。
タイムアタックやサーキット走行をしている方に「タイヤカスの除去」や「タイヤの皮むき」を容易にする商品をご提案させていただきます。
カンナローラーとタイヤの回転台の販売
概要
タイヤの表面を削る作業には、ヒートガン、電動スクレーパ、電動カンナ、などが使用されることが多いことでしょう。
この中でも、電動カンナに関しては「削る」ことに長けているのですが、この工具は平面を削ることを目的にしているのでタイヤのような円形を削るには不向きでした。
以前の記事で「電動カンナでタイヤを削ると不安定/改造してタイヤを削りやすくする方法」で紹介したように簡易的なローラーを取付て使用していたのですが、読者の方から製作のご要望がありましたので、タイヤの円形に合わせてアジャストできる電動カンナ用のカンナローラーを製品化しました。このローラーを使用すればカンナでタイヤを削る難しさから解放されることでしょう。
カンナローラーの価格
カンナローラーは単体販売とセット販売をラインナップしております。
単体価格
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カンナローラー単体・・・¥17.000(税込み)
*2023年10月15日現在、在庫数あります。
セット価格(取付け方法と削り方の要領書もお付けします)
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カンナローラー & タイヤの回転台・・・¥21.000(税込み)
*タイヤの回転台は販売終了となりました。
中古のリョービのカンナML-83Sが入手できましたので、カンナローラーとセットで販売いたします。
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限定1セット、価格は22000円(税込み)
*売り切れました。(ご要望あれば連絡ください)
カンナローラとタイヤの回転台の外観
カンナローラーと回転台
カンナローラー
カンナローラ装着例
回転台の使用例
カンナローラー部品の詳細
カンナローラーの特徴
- タイヤの表面を綺麗に滑らかに削ることができる
- タイヤの摩耗具合に合わせて調整できる
- ローラの上下調整には目安の目盛り付き
- 表面処理には三価クロムメッキを施してあります
記事の後半で動画で紹介しています。そちらをご覧いただくとイメージできると思います。
カンナローラの調整方法
- ローラーの高さは蝶ねじと長穴で上下の調整が可能です。(工具は不要)
- ローラーの取付位置を変更することが可能。蝶ねじを取り外してブラケットの取付けを左右入れ替えるとローラーが外側になります。
ローラーの段替え
ローラーの位置は取付方法によって簡単に変えられます。
*クリック拡大
タイヤの適応外径
適応するタイヤ外径の設計値(タイヤの形状によって左右されるので参考値としてください)
- ローラーの取付けが内側の時・・・タイヤ外径550mm~700mmまで対応
- ローラーの取付けが外側の時・・・タイヤ外径600mm~750mmまで対応
カンナにカンナローラーを取付ける方法
- 前側ローラーはM4のタップ加工(ねじ山加工)が2か所必要です。タップ加工ができないタイプは取付ができません。
- 後側ローラーはタップ加工不要の設計。下面のアルミ板の取付穴を流用して共締めで固定します。(カンナのタイプによっては共締めできない可能性がありますので詳しくは寸法表をご覧ください)
- ローラーブラケットの幅寸法は汎用性を持たせるために広めに設定していますが、90±3mmより幅が狭いカンナには取り付けがでないので注意してください。(詳しくは取付け可能なカンナをご覧ください)
ローラユニットの取付け
ローラーユニットの取付け(クリック拡大)
- 前側はM4のタップ加工必要。後側は加工なしで既存のねじ穴を使用する。
幅方向の寸法
- 幅寸法は余裕を見ていますが、90±3mmに干渉しないか確認してください。
M4のタップ加工(ねじ山加工)について
- M4タップ加工は本体より出ているアルミ板に加工をします。4mmのねじ山を加工するために10mm以上の幅を推奨します。
- タップ加工(ねじ山加工)をご希望の方は、当方で加工いたします。ただし、加工ができないタイプやカンナローラが取付られないタイプは別途ご相談となり、お引き受けできない場合もあります。
- M4タップの加工に必要な工具は「ボール盤」か「電気ドリル」と「タップハンドル」、そして「3.4mmのドリル」と「M4並目(ピッチ0.7)のタップ」です。ホームセンターで購入するか、下記にネットショッピングのリンクを張っておくのでそちらをご利用ください。
前側のタップ加工
M4タップ加工は本体から出ているアルミ板に施工します。
*タップはセットで購入すると使い道が多いと思います。
*3.4mmのドリル(M4タップの下穴)の購入はこちらから
取付け可能/不可のカンナ
現在確認が取れている取付け可能なモデルは下記の3機種(100Vモデル)です。
- リョービ ML-83S
- ハイコーキ P20SF
- マキタ KP0800ASP
現在確認が取れている取付け不可のバッテリーモデル
- マキタ KP181DRG・・・カンナローラーとカンナ本体を削れば取付けできますが、おすすめしません。
刃幅が82mmの各社カンナに対応できるように汎用性を持たせています。刃幅が82mmでしたら上記以外のカンナにも装着できると思いますが、取付穴のタップ加工ができるのか?取付け穴が流用できるか?の判断はご購入者様でお願いします。
バッテリーモデルも装着できますが、バッテリーや本体が90±3mmより小さいことを確認してください。
*リョービ ML-83Sの購入はこちらから
*ハイコーキ P20SFの購入はこちらから
*マキタ KP0800ASPの購入はこちらから
寸法表
アルミ板の寸法が下記に適合していれば装着可能です。
寸法表
寸法表
ハイコーキ | マキタ | リョービ | |
A寸法 | 30 | 30 | 13 |
B寸法 | 75 | 74 | 80 |
C寸法 | 15 | 12 | 15 |
D寸法 | 45 | 50 | 50 |
この寸法のタイプはタップ加工不要で共締め取付けができます。
注意事項
- この商品はカンナ本来の使用用途を目的としていません。この商品を使用してカンナでタイヤを削る作業を行うことは危険性が伴うことをご理解ください。
- 今回市場調査を行った限りでは、マキタ、ハイコーキ、リョービ、に取り付けはできる寸法になっていますが、カンナの年式や型式やモデルなど様々なので、すべてのカンナに取り付けできる保証はできません。
- バッテリータイプのカンナはバッテリーがカンナ本体より小さければ取付け可能ですが、形状が複雑なので寸法表と画像で確認してください。
タイヤの回転台の詳細
タイヤの回転台の特徴
- 分割&組立式のためコンパクトです。
- 高さは2段階の設定です。使用しやすい高さに設定してください。
- ローラー間の位置は無段階で調整できます。
- ローラーの幅は360mmです。この範囲内のタイヤを使用できます。
回転台の高さは2段階
低い場合
高い場合(ご使用者様からのフィードバックでより安定性がある構造に変更になる場合があります)
組立分解方法
- ワンタッチで組立可能です
- 分解するときは、ワンタッチの継手のはめ合いがキツイので、パイプをスライドさせながら引き抜くとスムーズです
- 分解後はコンパクトになるので、下記の画像のように収納バックで持ち運びが可能になります。*バックは付属しません
回転台の高さは2段階
収納するとこんな感じ
バックで持ち運び可能
*私が使用しているバックは下記から購入できます。
注意事項
- 分割式のため剛性感が不足気味です。タイヤを落とす行為は破損します。
- タイヤを力任せに回転させると転倒する恐れがあります。両手で支えながら回転させてください。
参考動画
カンナローラーとタイヤの回転台のイメージ動画です。購入の参考にしてください。
カンナローラーの調整動画
タイヤを削る作業の参考動画
お取引の流れ
通常のお取引は入金後に商品を着払い発送となります。
カンナのタップ加工(ねじ山加工)が必要な方は下記のようなお取引の流れになりますのご注意ください。
お取引の流れ
ねじ山加工が必要な場合
納期
納期の注意事項です。
- 在庫ありの場合は入金後1週間以内に発送します。
- 在庫がない場合は1か月から3か月ほどお時間をいただきます。
- 現在はコロナで自粛中ですが、海外出張が多いのでその場合は大幅に対応が遅れます。
皆様のご希望にお答えできるように尽くしますが、本業の傍ら製作しますので納期が掛かることがあります。ご了承ください。
支払い方法
お支払い方法は「ペイパル決済」と「ペイペイ支払い」のどちらかをお選びいただけます(使用したことがなくても簡単です)*銀行振込は対応しておりません。
ペイペイアプリDL アンドロイド版 ⇒
paypay_android アイフォン版 ⇒
paypay_IOS
発送方法
発送は着払いです。
- カンナローラーのみ・・・荷物のサイズは60サイズ
- カンナローラー&タイヤの回転台・・・荷物のサイズは120サイズ
こちらから送料を調べられます。 ⇨ ヤマト運輸 送料検索
ご注文方法
ご注文はお問合せから、メールまたはラインでお問い合わせください。
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以上です。