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【機械組立の心構えと基本】

機械装置の現場工事で必要なことは4つ【大切なことを再確認】

2019年12月9日

 

今回は「機械装置の現場工事で必要なことは4つ」についての記事です。

現場工事と聞くと何が思い浮かぶでしょうか?肉体的な負担が大きい、大人数で作業、事故が起きやすい、決められた工期で終わらさなければならない、、、なにかと過酷なイメージが付きまといますね、

この過酷な現場作業を、いかに効率よく負担を少なくして終えることができるのか?そう考えたときに、私にはいくつか必要なことが思いつきました。

そこで今回の記事では、現場工事で必要な5つのポイントを紹介しようと思います。

 

久しぶりに現場工事をしてみた

ここ数年の私は組立に専念していて、据付と装置改造以外の現場工事は殆どやっておりませんでした。

先日、1年ぶりに現場工事をする事になり改めて感じたこと/再確認した事がありました。

 

どんな工事

今回の工事は設備の更新工事。組立工と重量屋の計10名で4日間の作業です。

 

ヘルメット

 

機械装置の現場工事で必要なことは4つ

久しぶりに現場工事をすると様々なことに気が付きました。現場では、作業環境が悪くても決められた工期・安全・精度などが求められ、これらを全うする事は簡単ではありません。

そう言った状況下で私が「これは必要だ」と再確認したことがあります。

 

これは必要だと再確認した事

  • 指示、命令はハッキリと。曖昧な指示はしない
  • 短時間で状況判断する
  • 問題が起きた時の対応を早く
  • 相手が年上や先輩でも注意する
  • 合図の確認(相手に伝わる声の大きさ)

 

安全が一番大切ですがそれ以外にも工期や工事のデキにも影響する事です。

 

フォークリフト

 

指示、命令はハッキリと。曖昧な指示はしない

「指示、命令はハッキリと。曖昧な指示はしない」ために必要なことはこれです、、、、

  • リーダーとなる人が、「誰が何をするか?」を明確に指示する。曖昧な指示ではなく、明確な指示/命令をする

 

これは、簡単そうですが「できていない人」「できない人」がいます。明確な指示命令が出来ないとどうなるでしょうか?

 

出来ないとこうなります、、、、

  • 作業者が何をしてよいか分からず無駄時間が発生する
  • 作業者の勝手な判断が発生し、不安全行動を誘発する
  • 作業者間の目的意識が統一できない為、息が合わずバラバラに作業をする
  • 明確な指示が得られないので、リーダーに不信感を抱き指示に従わなくなる

 

明確な指示は工期・安全・精度の全てに影響します。大人数であったりチームプレーでの作業では非常に重いウエイトになってきます。

曖昧な指示

作業者
作業者
「これはどうしますか?」
リーダー
リーダー
「うーん、バラシた方が良いけど、どうしようかな、、、任せるわ!」
作業者
作業者
「・・・そうですか、わかりました。(そんな事言われてもどうすればいいのかな・・・・)」

明確な指示

作業者
作業者
「これはどうしますか?」
リーダー
リーダー
「装置とこの部品が干渉するから、この部分からマーキングと合い番をしてバラしてください。バラした部品はコンテナに入れてあそこに置いておいてください。終わったら声かけてくださいね」
作業者
作業者
「はい、わかりました。」

この違い、どうでしょうか?曖昧な指示だと最終的には「リーダーに聞いても仕方がない」となりかねません。

指示、命令を出す人は相手が迷わず行動できるようにしなければならず、場合によってはお互いに相談して方向性を決定する事が良いと思います。

 

短時間で状況判断する

現場監督

 

「短時間で状況判断する」ために必要なことはこれです、、、、

  • 現場の状況を幅広い視野で短時間で判断する(特にリーダーの人)

 

これは、直感的な判断です。周囲を見渡した時に視覚情報から状況を汲み取らなければいけません。

個別に作業状況を確認していては時間がかかり効率が悪いです。ですから、作業が一段落するたびに「みんなはどうかな?」「不安全な行動していないかな?」と意識的に見渡すようにしましょう。

 

判断事例 メリット

  • 作業に手間取っていることに気が付きフォローできる
  • ルールや安全を留意して作業をしているかチェックできる
  • 何も作業をしていない手待ち状態の作業者が発生しないように随時指示を出せる

 

こうしたことが出来ることで、「作業に間違いや遅れが起きない」「安全に作業ができる」と言う事になります。「自分だけ順調ならいい」ではなく、「自分以外の人はどうかな?」と言う気持ちがお互いにフォローし合える環境につながり、工事全体のクオリティが高まると思います。

 

問題が起きた時の対応を早く

グッドのサイン

 

「問題が起きた時の対応を早く」のために必要なことはこれです、、、、

  • 問題が起きた時の「手配」「段取り」「方向性」を短い時間で決定する

 

限られた時間で作業を進める為には、問題が発生した時に「どうするか?」の決定力が求められます。

この「決定力」は経験がモノを言う場面かもしれません。もし、自分で決定できない場面であれば、誰かに頼るしかないと思います。客先、上司、リーダー、同僚などに問題に対してどうすればよいか?を相談します。その際には、問題と自分の考えをまとめて相手に伝わりやすいように配慮しましょう。

 

出来ないとこうなります、、、、

  • 作業の遅れが生じる

 

このような事態に陥らないために、「失敗や上手く行かない事を想定して準備しておく」「日々の作業の実例を自分のモノにする(吸収)」「上司や先輩の立ち居振る舞いを盗む(勉強しておく)」ことが必要だと思います。教科書通りに上手く行かない時に必な事が、この場合の「決定力」だと思いますので、しっかりと経験を積むことが必要だと思います。

 

相手が年上や先輩でも注意する(伝える)

指摘する

 

「相手が年上や先輩でも注意する」ために必要なことはこれです、、、、

  • 相手の立場を気にせずに注意する。ただし、言い方は相手に配慮しましょう。

 

安全という観点から考えると、相手がどのような立場てあっても注意できなければいけません。

緊急性や生命にかかわる事が発生しそうな行動には、相手の立場を気にせずにしっかりと注意しましょう。言えなければリーダーや先輩などに直ぐに相談してください。

しかしもし、コトが起きてしまったら冷静な判断が必要ですので日頃の心構えと緊急時の対応について準備しておきましょう。

 

合図の確認(相手に伝わる声の大きさ)

相談する

 

「合図の確認(相手に伝わる声の大きさ)」ために必要なことはこれです、、、、

  • 普段より声を大きくしてしっかりと相手に自分の意思を伝える

 

現場工事では、周囲の雑音や他作業者の会話などで普段の声の大きさでは自分の意志が伝わらない事が頻繁に起きます。

不完全な意思疎通は間違った行動を誘発させます。自分だけでなく、相手の意見、意思はしっかりと確認し合いたいので、周囲の環境に影響されないように「声は大きく」を意識しましょう。

 

最後に

現場工事と言っても、結局のところ一番大切なことは「命」です。ですから、特に安全に関わる事はしっかりと取り組んで行くべきだと思っています。

「まぁ、いいや」なんて言っていてはいつかは事故がおきます。緊張感をもって「安全に」「工期を守り」「精度良く」を忘れないように。

 

*素早い決断にウーダループが参考になります

 

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以上です。

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