感謝の気持ちをもてているか?、、、そう聞かれたら、正直自信がありません。でも、感謝の気持ちが大切なことは分かっているし、人生にプラスに働くことも知っています。
なぜ感謝の気持ちを忘れてしまうのか?
どうすれば感謝の気持ちを持ち続けることができるのか?
この2点を掘り下げていきます。
感謝の気持ちを忘れないことで人間性が成長する
人間は都合がいい生物
助け合いは人間が生きていくために必要なことですが、それと同時に「誰かに助けてもらえる」ことは非常にありがたいことでもあります。
誰かに助けてもらうと、人の有難みが身に染みて分かるようになるので、「今度は自分が助けよう」って思えるようになったり、「周囲の人に気遣いをする」ってことができるようになったりしますよね。
ところが中には、困った時だけ助けてもらって終われば「知りませーん」って人や、同じトラブルを繰り繰り返してしまう人がいます。
こんな人って意外と多いんです
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感謝の気持ちを忘れる
私の父はボランティアで他人の債務整理をやっていたのですが、こんなことを言っていました。「感謝の気持ちを持ってくれる人は10人助けて1人いるかどうかだ」っと。
お金のトラブルは人生失敗に直結していますが、そのようなトラブルを無償で解決してもらいながら、また借金して助けを求めてくる人や、突然音信不通になってしまう人が大多数だと言うのです。
なぜ感謝の気持ちを忘れるのか?
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感謝するできごとが過去のことだから
人は現在、未来と向き合って生きているので、これから先のことが上手く行かないと困ります。
つまり、「過去=終わった出来事」よりも現在、未来のほうが重要なので、過去に関心を持たなくなるし、覚えていても次第に忘れていくものです。
きっと、皆さんにも心当たりがあると思います。
感謝の気持ちを持ち続ける
いくら過去のことでも、助けてもらったことの感謝を忘れれば、相手に不快な思いを抱かせるのでいつしか周囲の人たちから距離を置かれて、イザというときに助けてくれる人は居なくなります。
しかも、自分自身の人間性の成長にもつながらないので、謙虚さ、人を敬う気持ち、が向上しにくくなります。人間性なんて向上しなくていいって思うかもしれませんが、人間性って色々な人と付き合って生きていく上では人生を左右する重要なことだったりするんです。
悪口を言わない、困っている人を助けたり相談にのる、普段から何気ない声かけや気遣いをする、感謝の言葉を言う、などなど。こんなことが当たり前にできれば周囲の人に慕われるし、結果自分の人生にプラスに働くことが多くなります。
だからこの気持ちが必要です。
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感謝の気持ちを持ち続ける
もし、感謝の気持ちを忘れがちなら、意識的に行動を起こすのがおすすめです。
- 知らない人、恩がない人でも助ける
- 日ごろのあいさつや言葉遣いを意識的に丁寧にする
- 誕生日や年賀状、お歳暮などの定期の習わしをかかさない
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定期的にメール、ラインで近況報告したり食事の機会をつくる
このような行動をとると「相手から好感を持たれる」「自分の中に謙虚さと人を敬う気持ちが根付く」ってなりますし、「助けいの連鎖」が広がっていくことになります。
最近では、個々の分断が進んで人との関りが希薄になってきていますが、人間は一人で生きられるものではないのでコミュニケーションは欠かせません。
感謝の気持ちを持ち続けることは簡単ではありませんが、もし今の自分を見つめなおす機会があったら「感謝の気持ち」を持てているか?考えてみましょう。
感謝とトラブルの話し
今回の記事内容からはそれますが、感謝に通じるエピソードを2つ紹介します。
感謝の押し付け
以前、仕事でお世話になっている金属リサイクル業の社長が言っていたことがあります
「オレはみんながやりたがらない汚い仕事をしている、雨でも濡れながら外仕事している。なのに、お前らはオレに挨拶がない、感謝がない」
皆さんはどう思いますか?
私は「何言ってんの?このおっさん」と思いました。と言うのも、どんな職種、仕事であっても上とか下とか優劣はないと思っているからです。つまり、対等な人間関係で、お互い様で生きている、です。
金属リサイクル業は皆んがやりたがらないから凄い、とか、雨でも仕事しているから凄い、とか、そんなもの関係ないし、仕事だったら当たり前です。それを引き合いに出して、【俺を敬え】みたいな発言をするのは大人として情けない人だなと思ってしまう。挨拶なければ自分からすればいいだけ、対等なお互い様関係です。
このような【感謝の押し付け】は、その人の尊さが半減するので良くないですね。
感謝がない人
とあるショッピングモールに行ったら、中年の男性が店員さんにブチ切れていました。
キレていた内容は「欲しい商品を聞いても、何を言っているか分からないし、すぐに出てこない。商品の説明を聞いても、何を言っているか分からない、説明が悪い」でした。
私が話しを聞いた印象は、男性がモノを知らな過ぎて、話しの内容が全く理解できないから、自分自身のイライラを店員さんにブツケテいた、でした。
で、最終的には「お前はバカだ!俺は【お客様】だぞ、分かってんのか?お客様にお前の態度は何だ!!」と。
店員さんを完璧に見下しているから、そんな言葉になるんですね。自分が全て正しい、俺はお客様だから偉い、みたいな。
男性には相手の存在に感謝する、リスペクトする気持ちが全くなかったのでしょう、残念ですね。
私は、買い物したときのレジ精算で必ず「ありがとう」を言うタイプなので、信じられませんでした。
ポイントまとめ
それでは、感謝の気持ちについて重要なポイントをまとめておきます。
ポイント
- 人間は都合がいいので感謝の気持ちを忘れる
- 感謝の気持ちを持ち続けると、自分の人間性が向上し、周囲の人から慕われる
- 感謝を忘れがちな人は、自分から意識的に相手に行動していくのがおすすめ
以上3つのポイントです。
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以上です。