今回は「成長期を持続することで衰退しない」についての記事です。
私なりの持論で、自分の身をあえて不安定にすることで成長し続けるって考えがあります。普通に考えたら、不安定にしたらそのまま人生終了でしょ、って思われるかもですが、それはちょっと誤解があります。
例えばギャンブルで一攫千金を狙うみたいな、人生が破滅に向かうリスクが高い不安定って意味ではないです。自分が成長し続けるための不安定ってことなんです。
記事の目次
成長期を持続することで衰退しない
安定したら終わりが迫ってくる
多くの人は「安定」を求めるわけですが、私はその逆で、あえて「不安定」にすることが大切だと思っていて、それは「安定したら終わりがやってくる」って持論があるからです。
それってどう言うこと?って話しなんですが、これにはとある考え方が根本にあります。
この考え方が根本です
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ライフサイクル曲線(生涯曲線)
ライフサイクル曲線(生涯曲線)
ライフサイクル曲線とか生涯曲線って言われるグラフは、モノが誕生してから命を終えるまでを、萌芽期(導入期)、成長期、成熟期、衰退期、の4つに区別して、将来の展開を予測したり計画するために使われる考え方です。
普通、この考え方は製品のマーケティングとかで使われるんですが、私は世の中に存在するすべてのモノに当てはまる考え方ではないかと思うわけです。
命、形、資産、仕組み、組織、会社、経済、人間関係、自然、国家、進化の過程、、、、、、などなど言い出したらキリがないですが、自分の経験や世界の歴史を振り返った時に、全てではないですが大抵の出来事はライフサイクル曲線に当てはまります。
例えとして、この曲線を自分の社会人生活に置き換えてみましょう。
萌芽期が入社して仕事に慣れるまで、成長期は仕事がバリバリこなせるようになる時期、成熟期は一通りの仕事ができるようになって余裕ができたり役職が付く時期、そして最後の衰退期は、これ以上経験したり学ぶことが無くなった状態、としましょう。
モチベーションに焦点を当ててみると、多分ですが、成長期の終わり頃から仕事の「やりがい」や「達成感」はかなり薄れています。衰退期になるころには目的無く「惰性」で仕事をしている可能性が高いです。そうなると、毎日やる気が出なかったり、手抜きの仕事をしたり、転職を考えたり、するようになるので「何のために働いているのか」「生きている意味は」とモヤモヤした気持ちを抱えることになります。
ではどうすればいいのか?
ライフサイクル曲線における、「成熟期」が訪れなければいいのです。成熟期って言いかえれば「安定期」ってことなので、あえて不安定にする、不安定を持続する、ことができれば安定は訪れないので成長し続けることができます。
成長し続けるための考え方
ここがポイントです
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成長し続ける = 生きがい
不安定な状態にするために
不安定な状態にするためにはコレです
- 環境を変える
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高い目標を設定する
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新しいことにチャレンジする
環境を変えることは、今までの自分がリセットされるのでゼロからのスタートになります。高い目標を設定すると「日々の努力=必死さ」が必要になります。新しいことにチャレンジすることは、失敗してダメージを受けるリスクがあります。
これが、私の言っている「不安定」です。この状態を継続し続けることに意識していけば成長を持続できるのです。
ライフサイクル曲線で表すとこんな感じです。
成長し続ける
初めから高い目標を設定したり、成長過程中にその流れでさらに挑戦し続ける
成熟期(安定期)になりそうだったら、新しいことに挑戦することで、成長し続けることが出来る
環境を変える、高い目標を設定する、新しいことにチャレンジする、、、、例えば、転職する、国家資格を取得する、やったことない仕事(作業)ができるようにする、起業する、家を建てて2千万円の借金をする、などが当てはまります。
ココがポイントです
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不安定 = 日々の張り合い = 成長
私にはこのような考えがあるので、あえて「不安定」にすることが大切で、「成長し続けることで終わりはこない」と思っているわけです。
不安定は苦痛だが、安定よりマシ
安定に落ち着くことの弊害
あえて不安定な状態にすることで、「行動し続ける=成長し続ける」ことになりますが、行動自体が辛かったり行動の結果が辛かったり、しますよね。
そもそもですが、人が成長するってことは「メンタルの苦痛」や「肉体の苦痛」が伴うものなので、自分の行動によって辛いと感じることは、とてもいいことであって正常な状態だと思って欲しいです。しかも辛いことから学ぶことは多いですし、辛さを超えて結果を出したときには最高の「達成感」を味わうことができます。
ところが、「辛いこと」は「嫌だ」って思っている人は沢山います。「波風がない日々をすごしたい」「まったり生活したい」といった「安定志向」が強い人です。
ホンネを言えば、私も安定した人生が歩めればそれが一番って思ってはいるんです。でも、現実は「安定志向」の考えでは逆に「不安定」になってしまうリスクが大きいと思うのです。
ここがポイントです
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安定志向が強い人は壁に当たったときに「壁から逃げる」「人のせいにする」傾向があります
いくら安定した人生を望んでも、景気が悪くなって給与ダウンや失業してしまう、家族の具合が悪くなって介護が必要になる、予想外に大金が必要になる、病気やケガで入院することになる、、、、などなど、悪いことは突然起きるものですが、このような事態が起きたときに、「逃げる」「人のせいにする」は全く意味がないです。なぜなら、解決しないから。
ところが、普段から不安定に身を置いている人は違う反応になります。
普段から不安定の人の反応
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知識経験が豊富なので秒殺で処理できる
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解決方法を自分の力で見いだして解決する
普段から不安定の人は成長し続けている人なので、知識経験が豊富だし、いつも壁に当たっているので問題解決の方法を知っています。そしてなにより、壁を乗り越える行動力があります。これは安定志向の人と比べて決定的に差がでます。
ちょっと説明が難しくなってきましたが、安定志向の人は現状維持の生活なので問題解決能力が低いので、安定した人生から遠ざかっていきます。その逆に、不安定に身を置いている人は成長し続けているので問題解決能力が高いので、結果的に安定した人生に近づいていきます。
まとめると、安定した人生を望んでいるなら現状維持をやめて苦痛覚悟で、あえて不安定に身を置くべきだと思うのです。
私の不安定事例
私は周囲から「行動しすぎる」と言われるし、自分でもあえて挑戦することで不安定にしているので、自覚しています。
例えば、このブログ「機械組立の部屋」を運営していること、会社では誰もやりたがらない仕事や作業を専門にやっているし、趣味では車でサーキットを走ってタイムアタックしているし、12m×9mのプライベート工場を建てたし、経営者の父親が亡くなった後の処理を自分だけでやってみたり、民事で訴えられたけど自力で相手弁護士とやり合って解決したり、あぶない投資をいくつかやってみたり、、、、、言い出したら細かいことから大きなことまでキリがないですが、普通の人がやらないような事を自分の意志でやっています。
メンタルも肉体も苦痛ばかりですが、一つ一つ乗り越えることが定着して「やれば何でもできる」って確信を得ました。だから今の私は何が起きても全部乗り越えていきます。多分。
こんな私の母もかなりぶっ飛んだ人です。
母は70代なのですが、父が亡くなり一人になったの機に突然言い出したことがあります。
母が言い出したこと
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身体が動かなくなる前に「プリザーブドフラワー」で勝負したい
プリザーブドフラワーは生花を薬品処理して状態を何年も保存できるようにした花のことです。
母の経歴を簡単にまとめると、19歳で東京に出て会社勤めとアルバイトをしながら「フラワーアレンジメント学校」に通って、その後ホテルオークラのフラワーショップで実地を積んだ。家庭の事情で実家に戻ったのが23歳で、地元では働きながら週1でフラワーアレンジメント教室を主宰。25歳で結婚して一時辞めていたが花の研究をし続けた。その後、子育てが落ち着いた40代でフラワーアレンジメント教室を再開し10数年やっていた。
そして今、もう一度勝負したいという。体力的に生徒に教えるのは無理だから、自分の作品を世に出したい、と。
貯蓄はそこそこあるので老後に困ることはない、だから安定した生活すればいいのに、、、、やりたいと言うわけです。
まさに「あえて自分を不安定」にする、を実行しているんですよね。本人はきっと自覚ないんでしょうが、身体が本能で求めているのでしょう。やりがい、達成感、張り合い、、、、結果、自分の成長につながる。
この世に存在する一人の人間として、母はどんな姿を見せてくれるのでしょうか。その命が終わるとき、私は母の生き方を見てどう思うのでしょうか。楽しみでしかないです。
ポイントまとめ
それでは、成長期を持続することで衰退しないについて重要なポイントをまとめておきます。
ポイント
- どんなことでも、大抵はライフサイクル曲線に当てはまるので、最終的には衰退する
- 自分をあえて不安定にすれば、成熟期=安定期が訪れないので衰退しない
- 不安定にするためには「環境を変える」「高い目標を設定する」「新しいことにチャレンジする」こと
- 安定志向の人は、不安定な人生になってしまうリスクがある
*人間が成功するために必要なことは、この本に書かれています。私のおすすめの本です。
*私がメンタルの癒しにおすすめするのは、入浴剤とアイマッサージ器です。お試しあれ
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以上です。