失敗を馬鹿にする人に成長はない
「人間は失敗するものである」・・・・当たり前の事かもしれませんが、私はやっとこの結論に至りました。
数年前までの私の考えはそうではありませんでした。
昔の私の考え
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失敗する人が悪い・・・責任の押し付け
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あの人は出来ない人・・・優劣の判断
つまり「失敗は恥ずかしい」
正直な所、、、失敗する人を馬鹿にしていた、、、と思います。
今思えばバカな考えだったと思います。
昔の自分と危機感
昔の自分を思い返すと、「何かに挑戦する」「出来ない事を出来るように努力する」と言う事をしてきた記憶があまりありません。
きっと「失敗は恥ずかしい事だから積極的に取り組むのはやめよう」、、、こんな感じだったのでしょう。
しかし職場が変わったり年齢を重ねて、ある時から危機感を感じるようになりました。
それは、周りを見渡すと同年代や年下世代に「この人は凄い」と思う人たちが沢山いて、それと当時に「自分はこれからどうなるのか?どうすればよいのか?」と感じるようになったのです。
なにが違ったのか?
「この人は凄い」と思う人たちはどうやって凄い人になったのか?
その人の日頃の取組みであったり直接お話を伺ってみて分かってきたことがあります。
私の凄いと思う人たち
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実は沢山失敗を経験している ⇒ 経験豊富
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他人に左右されない ⇒ 自分の考えを持っている
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前向きな性格/考え ⇒ 失敗しても前向きで諦めない
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将来の目標を決めて、計画的に準備をしている ⇒ 日々の努力
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仕事を選ばない。そのための努力もしている ⇒ 失敗する事もあるがやり遂げる
多くの凄い人に共通している事、、、、その中でも「失敗」と言うキーワードが私には刺さりました。
この人たちには「失敗は恥ずかしい事」なんて概念はないのだろうと思ったのです。
心境の変化
少し話はそれますが、先日「ヒューマンエラー」についての講義を2日間受けてきました。組立作業の失敗や忘れなどの改善のヒントがないかと思い受講したのです。
そこで一番初めに言われた事はこれでした。
ヒューマンエラーの前提として
「人の脳はエラーや誤作動を起こす。人は間違えや失敗をするものである。」
この言葉を聞き、なんだか肩の荷が下りたような気がしました。それはきっと「失敗はしたくない。恥ずかしい、誰かに責められる。」このような感情を抱いていたからだと思います。
私の結論
私が「凄い人」と思える人たち。そして「人は間違えや失敗をするものである」と言う原則。
ここでやっと私の考えは変わりました。
「人間は失敗するものである。だから、失敗を恐れずに挑戦すれば良い。それが自身の成長となる」
この考え行きついたことで変わったこと
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やりたいと思ったらやってみる・・・失敗する事は当たり前なので、臆する事が無くなった。
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人の評価を気にしなくなった・・・失敗しても「何が悪いの?」っと思えるようになった。
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周囲の人たちへの接し方・・・誰かを責めるのではなく、失敗を前提として改善案を皆で考えるようになった。
この考えによって、飛躍的に将来が見えてきたような気がします。今日よりも明日、今よりも1年後、5年後、10年後、、どうなりたいのか?そのための日々の積み重ね。
失敗を恐れずに挑戦。
頑張ります。
*失敗から学ぶ大切さについて、こちらの本がおすすめです。
失敗の科学/マシュー・サイド
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以上です。