今回は「海外で現金の両替をしてはいけない」についての記事です。
私は今まで海外出張を10か国40回以上してきたので、お金に関するトラブルもそれなりに経験してきました。その経験から言えるのは、海外で日本円の両替をしてはいけないってことでクレジットカードを使いこなすことが安全で皆さんにおすすめしたいことなんです。
そこで今回の記事では、海外でお金のトラブル合わないために、現地通貨をどうやって手に入れるのか?について私のやり方をまとめておこうと思います。
記事の目次
海外で日本円の両替はしてはいけない
現地通貨はATMでキャッシングがおすすめ
皆さんは海外に行く場合、現地の通貨をどうやって準備していますか?
フライト前に空港で両替する、現地で両替する、現地のATMでキャッシングする、などなど色々な方法がありますが、私の仕事仲間には「日本円を現地に持って行って現地の両替所で現地通貨に両替してもらう」ってやり方の人が結構います。
でも私は、今までに海外10か国40回以上渡航した経験がありますが、日本円を現地に持っていって両替したことがないんです。
理由は簡単です。
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日本円(現金)の盗難リスクが高い
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キャッシングのレートは両替と変わらない、むしろ良いかも
だから、現地通貨を手に入れる方法はコレです
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現地のATMでクレジットカードでキャッシングする
私の経験上、これが一番の方法だと思っています。
どのみちホテルの支払いは高額になるのでクレジットカードで支払うのが当たり前だし、未払い対策でチェックインでクレジットカードの登録をするのも普通なので、素直にクレジットカード頼りで良いんです。
現金を持っているリスク
日本円を海外で両替しようと思ったら、「高額な日本円=現金」を持っていくことになりますが、これはめちゃくちゃリスクが高いです
なぜ現金をもっているとリスクが高いのか
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現金を盗られても保険がない、損するだけ
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現金をホテルのスーツケースに入れていたのに盗まれた
「現金でもクレジットカードでも強盗に盗られたら同じでしょ」って思うかもしれませんが、クレジットカードの場合はカード会社の保険によってクレカを使用されても自己負担金はありません。ですが、現金を盗られた場合は保険がないので泣き寝入りするしかないです。
そんなこと言うなら、「普段必要ない額の現金はホテルのスーツケースに入れておけば大丈夫でしょ」ってことになるのですが、実はこれもNGです。
と言うのも、ヨーロッパのとある観光地の3星のホテルで、私の同僚3名がホテルの部屋に置いてあったスーツケースを荒らされて日本円を全部盗まれたことがあったからです。その時の被害額は全員で45万円でした。
しかも、私はこれと同じ事例を4回ほど経験しています。もちろん私はクレジットカード派なのでこのような被害にあったことはないのですが、いくらいいホテルだからと言って、海外はどこに行っても日本よりも治安が悪いってことを忘れちゃいけないんです。
両替とキャッシングのレートは変わらない
日本円を現地の両替所で両替している人たちを見て、「そんなにお得なの?」って思って計算してみたんです。
両替とキャッシングのどっちがお得なのか
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レートは同じ、むしろクレカの方が良いかもしれない
まじで衝撃でした。何かの迷信なのか、お得ではないのに高額の日本円を現地に持って行って両替したほうがお得だと信じ込んでいる人がいるですよね。
もし仮に、日本円5万円を現地通貨に換えて両替したほうがキャッシングよりも5千円得していたとしても、高額な日本円を持っているリスクを考えたらやっぱりクレジットカードのキャッシングの方を選ぶべきです。
しかも、現地で両替する場合、こんな無駄なことが結構あります。
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レートが良い両替所を探す
これってマジで時間の無駄です。クレジットカードのキャッシングよりも得したいからレートが良い両替所を探す、、、、コレは両替する人あるあるなんですが、ほんと時間の無駄ですし道中でトラブルに巻き込まれる危険を考えると良いことなんてありません。
海外でクレジットカードで生きていくポイント
クレジットカードは最低2枚は持っておきたい
海外に持っていくクレジットカードは最低2枚がおすすめです。ちなみに、私が海外に行くときには3枚持っていました。
クレジットカードが最低2枚の理由はコレ
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失くしたり、盗まれたときのために
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限度額いっぱいで使えなくなることがある
クレジットカードは一枚は財布、もう一枚はカバンやスーツケースに入れておけば、もしどちらが盗まれてもお金に困ることはありません。私の場合は、財布に2枚、ホテルのスーツケースに一枚いれてカギをしていました。
海外での生活が長くなったりホテルの支払いが高額になると、1枚のクレジットカードでは限度額が一杯になってしまい使えなくなることがあります。現に私が2か月海外で生活していた時に、ある日突然1枚のカードがATMで使用できなくなって焦ったことがありました。
渡航前に限度額を高めにしておくことも良いですが、やっぱり1枚では盗られたらお終いなので最低2枚は持って行った方が良いです。
ATMはどこの国にでもあるけど
現金を持たずに海外に行くことは、慣れないうちは不安になるかもしれませんね。だってお金がなきゃ何にもできないですからね。
基本ATMはどこの国にもあるので、カードだけ持っていけば生きていきます。でもやっぱり不安ってことなら、渡航前にATM事情をインターネットで調べてみるのもありですし、ATMはどんなところにあるのか?知っておくと良いです。
ATMはこんなところにあります。
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繁華街
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公共施設
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空港(間違いなくあります)
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スーパー、ショッピングモール
どうしても現金を持っていないと不安ならコレ
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日本の空港の両替所で1万円~3万円くらい現地通貨にしておく
日本の国際空港にはどこにでも両替所があります。私の場合はいつも5千円くらい現地通貨に両替して、ATMが無くてもタクシーでホテルまで行けるようにしていました。
因みにですが、空港からタクシーで移動する場合、下手にタクシーの客引きに引っかからないように気を付けましょう。基本的にどんな空港でも、「空港直営」であったり「空港に店舗を構えている」安全なタクシー会社があります。なので、空港から降りるとタクシーの客引きに遭遇することがありますが、慣れないうちは乗ってはいけません。
私は一度も客引きされてタクシーに乗ったことはなく、いつも空港にある安全なタクシーを使っています。もちろんトラブルに合ったことはありません。
現地通貨を下ろしすぎない、ショッピングで支払う
現地通貨をATMでキャッシングするときのポイントは「大きな金額を下ろさない」ってことです。
大きな金額を下ろさない理由はコレです
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財布を落としたときや強盗にあったときの被害を最小限する
海外では何が起きるかわかりません。日本のように治安が良い訳ではないし、もし財布を落としても帰ってくることはないでしょう。
なので、現金をあまり持ち歩かないことは結構大切です。計算すれば一週間にどれくらいあれば生活できるのか?分かるので、私は週に1回下ろすって感じでやっていました。
もし、食事に行ったり、お土産を買ったりするから、多めに現金が下ろさないと不安ってことなら良い方法があります
大きな現金が必要ならコレです
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クレジットカードのショッピングで支払い
クレジットカードにはATMで現金を下ろすキャッシングとお店で買い物したときに支払うショッピングの2つの使用方法ができます。
キャッシングとショッピングはそれぞれに限度額が決まっているので、両方を併用することでキャッシングが限度額まで使ってしまうのを防げるし、大きな現金を持ち歩くリスクもなくなります。
現地通貨のポイントまとめ
それでは、現地通貨について重要なポイントをまとめておきます。
ポイント
- 海外に行ったら、ATMでクレジットカードを使ってキャッシングするのがおすすめ
- 高額な現金は、盗難リスクが高く、盗られても保険がなく泣き寝入りするしかない
- 現地の両替所のレートとキャッシングのレートは同じ
- クレジットカードは最低2枚がおすすめで、キャッシングとショッピングを併用して使う
以上4つのポイントです。参考にしてください。
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以上です。