世の中には色々な人がいて、なかなか分かり合えるものでもないので、仲良しの友達であっても喧嘩別れしてしまうこともあります。もちろん職場においても、強制的にいろんな人とコミュニケーションをとらなければならないので、ストレスが溜まりますね。
私もそれなりに人間関係を経験してきているのですが、高確率でトラブルに発展する人の分類に「信用できない人」があります。信用できない人とは距離をとってあまり接触しないのが無難ですが、その人がどんな人なのか?なかなか見分けられるものじゃないですよね。
そこで今回の記事では、私が今まで経験してきた「信用できる人」と「信用できない人」の特徴と見分け方についてまとめておこうとお思います。
記事の目次
【信用できない人】と【信用できる人】の特徴
信用とは
信用とは、、、、なにか?
引用抜粋:コトバンク デジタル大辞泉の解説
1 確かなものと信じて受け入れること。「相手の言葉を信用する」
2 それまでの行為・業績などから、信頼できると判断すること。また、世間が与える、そのような評価。「信用を得る」「信用を失う」「信用の置けない人物」「店の信用に傷がつく」
信用は「人」と「人」が付き合っていくうえで、最も重要なことと言えるかもしれません。
これは「性格が合う」と言うこととは関係せず、性格は合うけど信用できない人もいれば、信用はできるけど性格が合わない人もいるわけです。
例えば、友人や夫婦の繋がりではなく、仕事の繋がりにおいてはどちらかと言えば「信用」重視となるでしょう。
それでは、私が思う「信用できない人」と「信用できる人」はどのような人物像か、紹介していきます。
【信用できない人】と【信用できる人】の特徴
私が感じる「信用できない人」と「信用できる人」について、まずはそれぞれの特徴をまとめてみます。
「信用できない人」の特徴はコレ
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いちいち指摘する
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実際の作業は不手際しかない
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失敗した時の具体的な説明がない
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何でも言い切る「大丈夫」「絶対」「うちのやり方はこう!」
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人の話を聞いていないので、会話していても違和感がある。愛想は良い。
では逆に「信用できる人」の特徴はこうです。
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実際の作業は確実
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不愛想な人が多いかもしれない
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失敗した時の説明が納得できる
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単純な質問でも適切に答えてくれる
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数値を示しつつ、理論的に解説してくれる
皆さんどうでしょうか?自分の身の回りの人で思い当たる節がありませんか?
信用できない人
それでは初めに信用できない人の特徴についてまとめてみます。
いちいち指摘する
指摘ばかりする人は、「なぜそうなっているのか?」を考えていないことが多く「視野が狭く」「相手を認めていない」と言えます。
また、商売目線で言えば相手の「不安を煽る」ことで「全て自分のやり方に染めて、仕事を得る」ことを考えています。
ですから、指摘は大いに結構ですが、「指摘の内容」が重要ですし、「そうなっている理由」もあるわけですから「指摘ばかりする人」はいかがなものでしょうか。
実際の作業は不手際しかない
いくら「大きな事」を言っても、実際に作業ができていなければ逆効果です。
それが特に単純な作業であればなおさらです。
こんなこともできないの?
なんでも出来るって言ってたのに、、、
できないなら「できない、自信がない」とはっきり言ってもらった方が潔いと思います。
失敗した時の具体的な説明がない
失敗は誰にでも必ず起きえます。
だから私は「失敗」したことよりも、なぜ「失敗したのか?」の方が重要できちんと説明を聞きたいし、それで納得したいと思っています。
ですが、中には失敗を「うやむや」にしたり「ウソ」をついたり「誤魔化す」人がいます。
失敗したことは取り返しがつかないので、今更なかったことにはできないのですが、、、プライドが高いのか、いつも失敗しているから何とか逃れようとしているのか、、、
いずれにしても、失敗したらしっかりと自身で受け止めて、相手に説明ができなければ「自身の成長」はないし「相手に不信感」を抱かせるだけでしょう。
何でも言い切る「大丈夫」「絶対」「うちのやり方はこう!」
会話をしていて「何かを言い切る」ことが多い人は要注意だと思います。
例えば、何か疑問に感じることがあったとします。
私「なんで、コレを使っているんですか?」
Aさん「うちはいつもこうだから。間違いないから」
根拠も説明もない。よほどの自信があるのか?
しかし、自信があるなら、自分の正しさを説明しようとするのではないのでしょうか?
絶対なんてありえないでしょう。
人の話を聞いていないので、会話していても違和感がある。愛想は良い。
会話をしていると、話の内容がコロコロ変わり明確な返答がないので「人の話を聞いていないのでは?」と違和感を感じます。
愛想は良いのですが、悪く言うと「お調子者」って感じで、私の言ったことに対して「ざっくりとした返答」しか返ってこないのです。
例えば、、
私「S2000で鈴鹿サーキットを2分25秒で走れるようになりたいんです」
Aさん「いいんじゃない。うちは走ってる人沢山いるし」
具体的な話に発展しません。真剣に考えていないのか、そもそも何も分かっていないのか、見下している可能性もあります。
信用できる人
私が思う信用できる人はこのような特徴があります。
実際の作業は確実
これは当たり前のことですが、どんな作業でも甘く見ずに確実にできなければなりません。
もちろん「失敗」もあるでしょうが、失敗ありきでは困るわけです。
「仕事」に真摯に向き合って、「おごることなく」取り組んでいるか
そして、作業後の説明も「できました」だけではなく具体的に「良いこと」「悪いこと」「懸念事項」などを付け加えた報告連絡があれば完璧です。
不愛想な人が多いかもしれない
「職人」と呼ばれるような人には「ぶっきらぼう」「不愛想」「雰囲気が恐い」と感じる人たちがいます。
もともとの「性格」であったり、「自分の世界」で仕事がしたいからそうなのかもしれません。
結果、「人とコミュニケーション」をとることよりも、「仕事と向き合うこと」に重点をおいているわけです。
だから、いくら不愛想と言っても「仕事ができな」とは言い切れず、むしろ「できる人」の可能性が高いと思います。
失敗した時の説明が納得できる
失敗はつきものです。誰でもいつかは失敗します。
私は「失敗した時の対応が、その人自身の全てを表している」と思っています。
誤魔化そうとせずに事実をありのまま説明する人は「失敗を自身で受け止めて前に進もうとしている」と感じます。
*これは私の課題でもあります。やはり「弱さ」からくる言い訳や「つまらんプライド」で素直になれないのです。
単純な質問でも適切に答えてくれる
分からないことや疑問に感じることは誰にでもあることです。
その内容も、単純なことから難しいことまで色々だと思います。
例えば、単純な質問にたいして具体的にある程度数値を示しつつ説明してくれて
「なるほど、そういうことか」
と納得できれば非常に好感がもてますね。
単純な質問に答えてくれる人は、基礎基本をわかっているし、相手を見下していないと言えます。
数値を示しつつ、理論的に解説してくれる
技術的な説明は難しいことが多いと思いますし、簡単ではない内容を説明するのは面倒かもしれません。
しかし、相手に合わせた説明を、数値で「良い」「悪い」の基準を示し、「なぜ、良いのか」「なぜ、悪いのか」を解説してくれると、私としては「この人わかってる」と感じます。
また、技術的な内容な説明が長くなることもありますが、そこに時間を割いて一生懸命説明してくれると、その人の人間性にも好感が持てます。
おそらく、技術者としてのプライドがあるので、何とか相手に理解してもらいたいと思っているのでしょう。
まとめ
ここまでで、私が「信用でできない人」「信用できる人」の特徴をお話ししましたが、いかがだったでしょうか?
信用の判断基準は人それぞれだと思いますが、ある程度は私の考えと一致する部分もあったのではないでしょうか?
私も年齢を重ね、まだまだ若輩者ですがそれでも「人を見る目」は少しづつ養われてきています。
私の場合は、信用できない人に対して「なにかの違和感」を感じることが多いです。その違和感はなんなのか?と思うと、先にも説明したような項目に該当するわけです。
逆に信用できる人は、性格が合わなくても「仕事ぶり」や「所作」を見た時に、「共感」や「感心する」ことがあります。
しかし、ファーストコンタクトの印象がどれほど良くても、、、
「人は変わる」
と言うことを忘れてはいけません。
特に「悪い方向に変わる」人の方が圧倒的多数です。
人が変わる要因には
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経営難(資金繰り)・・・儲け重視で仕事がおろそかになる
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お金持ちになる・・・余裕ができて、仕事に身が入らない
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仕事を覚えて成長しなくなる・・・「こんなもんでイイや」と思うようになる
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高齢化・・・体力が衰え、欲がなくなる。若い時のエネルギーがない
この様な理由があるでしょうか。もっと事情は複雑でしょうが、、、
ここで注意したいのが「情」です。
私は長年の付き合いともなると、どんな相手でも「情」がわきます。
そうなると、ズルズルと無意味な関係性が続くものです。
ですから、「人は変わる」ので、「その瞬間瞬間は感謝」していますが、関係性は永遠ではなく状況が変われば、新しい関係性を作る方が賢明だと思うのです。
参考
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以上です。