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【社会の仕組み/本紹介/雑記】

送信された URL が正規 URL として選択されていません【ロリポップでSSL化する】

2021年10月29日

 

今回は「送信された URL が正規 URL として選択されていませんの解決方法」についての記事です。

この記事は、サーバーが「ロリポップ」でサイトは「wordpress」を使用していてサーチコンソールのメッセージに「カバレッジに重複しています。送信された URL が正規 URL として選択されていません」と表示されていて、その原因がURLがhttpsになっていない(SSL化できていない)場合に解決する方法をまとめてあります。

 

送信された URL が正規 URL として選択されていません、の原因

サーチコンソールで問題発見「SSL化していない」

先日気が付きましたが、Googleサーチコンソールを見ていたら、こんなメッセージがありました。

  • 重複しています。送信された URL が正規 URL として選択されていません

 

なんと211ページもURLがおかしいって言われてしまいました。

 

カバレッジの気になるメッセージが

URLの除外に「重複しています。送信された URL が正規 URL として選択されていません」がありました。

サーチコンソールの問題

211ページのURLが除外されていました。

サーチコンソールの問題

詳しく見てみると、ユーザーが指定したURLが「http」でGoogleが指定したURLが「https」なので、除外されていました。

サーチコンソールの問題

 

調べてみると原因はコレでした

  • サイトのURLを「SSL化」していないので、URLの冒頭が「https」ではなく「http」になっている

 

「SSL化」とは、Webサイト全体をHTTPS化(通信の暗号化)することで、Webサイトのセキュリティを強化する目的があります。GoogleはSSL化をしていないWebサイトを排除していく方針のようなので、これは何とかしなければいけません。

 

SSL化の確認

URLの表示でSSL化できているか?の確認ができます。

SSL化

 

サイトをSSL化してhttpsにする

SSL化の手順は3ステップです

これから紹介するやり方は、契約しているサーバーがロリポップで、Wordpressを使用しているWebサイトの方に向けてのやり方です。

 

SSL化の手順はコレです

  1. ロリポップで独自SSLの設定をする
  2. ワードプレスの一般設定で「http」を「https」に変更する
  3. プラグイン「Really Simple SSL」を設定をする

 

順番に一つ一つやっていけばできるので安心してください。

 

ロリポップで独自SSLの設定をする

まずはサーバーのロリポップにログインをします。

 

ロリポップのSSL化のやり方

ロリポップの設定

 

ログインしたら左側のサイドバーから進めます。

  • セキュリティ ⇒ 独自SSL証明書導入 ⇒ 無料独自SSL設定 ⇒ 独自SSL(無料)を設定する(をクリックする) ⇒ 数分後 ⇒ SSL保護有効

 

無料でSSL化できるので簡単です。契約しているURLを無料の独自SSL設定をして、数分待ってSSL保護有効の表示になっていれば完了です。

 

WordPressの一般設定で「http」を「https」に変更する

サーバーのロリポップでSSL化出来たら、次はWordpressの管理画面からURLの変更をします。

 

Wordpressの管理画面で変更

wordpressの設定

 

wordpressの管理画面から進めます。

  • 設定 ⇒ 一般設定 ⇒ wordpressアドレス(URL)とサイトアドレス(URL)を確認 ⇒ httpになっている場合はhttpsに変更

 

wordpressアドレス(URL)とサイトアドレス(URL)をhttpsに変更するだけで完了です。

ただ、手打ちで変更しますので、打ち間違いがないように注意してください。もし打ち間違えるとログインできなくなったりしますので、バックアップを取っておくと良いです。

 

SSL化の設定ができるとURLがhttpsになる

URL

 

ここまでの設定が出来ているとサイトのURLの表示が、鍵マークとhttpsの表示に代わっているはずです。できていない場合は、ここまでの手順を見直してみてください。

 

プラグイン「Really Simple SSL」を設定をする

ロリポップのSSL化とwordpressの一般設定ができたら、プラグインのReally Simple SSLをつかって、サイトがhttpsで動作する構成と設定に変更します。サイト全体に影響するプラグインなので、バックアップを取っておくと良いです。

プラグインのReally Simple SSLを使うことで、「内部リンクのURL」「画像のURL」がhttp(今までのURL)だったのをhttps(SSL化後のURL)に変更してくれます。それ以外にも、SSL化以前に投降した記事のURLのhttpもhttpsにリダイレクトしてくれます。これによって、httpのURLでのアクセスがあったときに自動転送でhttpsに切り替えてくれます。

 

 プラグインをインストール

プラグインをインストール

wordpressのプラグイン

SSLを有効化にする

wordpressのプラグイン

SSLを有効化にすると、設定画面になります。有効化にチェックを入れます。

wordpressのプラグイン

 

Really Simple SSLの設定

  • 今すぐインストール ⇒ 有効化 ⇒ SSLを有効化 ⇒ 設定画面に切り替わる ⇒ 設定の上3つを有効化にする

 

設定できているかの確認はサイトのURLをhttpでアクセスしてみると分かります。

Really Simple SSLの設定をする前までは、サイトにhttpでもhttpsでもどちらでもアクセスできる状態でしたが、設定が出来ていればhttpでアクセスするとhttpsに転送されてURLの表示がhttpsとなっているはずです。

因みにですが、今回紹介しているリダイレクト設定はプラグインのReally Simple SSLを使用する方法ですが、ロリポップ(サーバー)からも変更が可能です。

 

ざっくりですが、やり方はこんな感じです。

  • ロリポップのホーム画面の「サーバー管理/設定」⇒「ロリポップ!FTP」⇒ファイル名「.htaccess」⇒ファイルを編集する

詳しくはロリポップの案内を見てください ⇒ ロリポップ「URLの書き換え」

 

URLが変更になったらGoogleを再設定する

Googleの再設定は2ステップです

サイトのURLがhttpからhttpsに変更になったら、Googleを再設定します。

 

再設定はアナリティクスとサーチコンソールで必要です。

  1. Google Analyticsを「http」を「https」に設定変更する
  2. Search Consoleを「http」を「https」に設定変更する

 

サーチコンソールの再設定が少々面倒ですの一つ一つ順番に進めてください。

 

Google Analyticsを「http」を「https」に設定変更する

サイトのURLがhttpからhttpsに変更になったらGoogle Analyticsを再設定します。

 

設定は2か所あります

設定は「プロパティ設定」と「ビュー設定」があります。別々に変更します。

Google Analyticsの再設定

 

再設定は2か所あります。

  • プロパティ設定
  • ビュー設定

 

設定はアナリティクスホーム画面のサイドバー下の「管理」をクリックして管理画面でおこないます。

管理画面になると中央に「プロパティ設定」、右側に「ビュー設定」があるので、別々に設定していきます。

 

URLをhttpsに変更

プロパティ設定でURLを変更する

Google Analyticsの再設定

ビュー設定でURLを変更する

Google Analyticsの再設定

 

設定は管理画面から進めます

  • プロパティ設定 ⇒ デフォルトの URLを確認 ⇒ URLがhttpだったら「https」に変更 ⇒ 保存
  • ビュー設定 ⇒ ウェブサイトの URLを確認 ⇒ URLがhttpだったら「https」に変更 ⇒ 保存

 

コレでGoogleアナリティクスの設定は完了です。

 

Search Consoleを「http」を「https」に設定変更する

サーチコンソールを使っている場合は、サーチコンソールの再設定も必要です。

 

再設定の手順は3つあります。

  1. プロパティを追加
  2. サイトマップの登録
  3. Googleアナリティクスと関連付け

 

一番初めにプロパティを設定して、その後に新しく登録したサイトのサイトマップを登録します。

 

サーチコンソールのプロパティを追加

左側のメニューの一番上をクリックする

サーチコンソールの設定

「プロパティを追加」をクリック

サーチコンソールの設定

httpsに変わったサイトのURLのホームURLを登録

サーチコンソールの設定

所有権が確認できると追加される

サーチコンソールの設定

 

プロパティの登録は管理画面から行います。

  • 左側のメニューの一番上をクリック ⇒ プロパティを追加 ⇒ 新しいURLを追加 ⇒ 所有権が確認できると追加される

 

httpsに変更後の新しいURLの所有権が確認出来たら完了で、次にサイトマップの登録をします。

 

サイトマップの登録

サーチコンソールの設定

 

サイトマップの登録は管理画面から行います。

  • 左側のメニューの一番上をクリック ⇒ サイトマップ ⇒ 新しいサイトマップの追加 ⇒ 「/sitemap.xml」を追加して送信

 

サイトマップが送信出来たら、最後にGoogleアナリティクスと関連付けします。

 

関連付けのやり方

アナリティクスの設定からプロパティ設定クリック

Googleアナリティクスの設定

下の方にあるサーチコンソール調整をクリックして、サーチコンソールのサイトを追加する

Googleアナリティクスの設定

サーチコンソールの画面に切り替わる。関連付けするURLを選択して追加すれば完了

Googleアナリティクスの設定

 

Googleアナリティクスと関連付けの方法

  • アナリティクスの左側サイドバー下の「管理」 ⇒ プロパティ設定 ⇒ サーチコンソル調整 ⇒ サーチコンソールのサイトを追加 ⇒サーチコンソールの画面に切り替わる ⇒ 関連付けするURLを選択して追加

 

設定が完了すると、サーチコンソールの設定画面にある「協力者」の部分に「GoogleAnalytics」と表示さます。

 

httpsに変更してサーチコンソールはどうなった

サーチコンソールのデータ集計は登録してから1日以上かかりますので、1日経ってから再度サーチコンソールを確認します。

 

数値の変化

サーチコンソールの設定

 

確認してみると、依然として「重複しています。送信された URL が正規 URL として選択されていません」のメッセージはありましたが、数値はかなり減っていました。

  • SSL化前のhttpの時 ⇒ 211
  • SSL化後のhttpの時 ⇒ 38

 

ちょっと納得いきませんが、しばらく様子を見て個別に対応していこうと思います。
(追記:何もせずに放置して、4日後に確認したら38から2になっていました。SSL化は成功したようです)

 

因みにですが、サーチコンソールのプロパティには変更前の「http」から始まる旧URLが登録されたままとなっていて、様々な情報が収集されています。

旧URLの情報はサーチコンソールのサイドバーの下にある「設定」から「プロパティの削除」ができるので必要なければ削除することが出来ます。

私の場合は、しばらく残しておいて様子を見てから削除しようと思います。

 

送信された URL が正規 URL として選択されていませんのポイントまとめ

それでは、サーチコンソールの「送信された URL が正規 URL として選択されていません」について重要なポイントをまとめておきます。

 

ポイント

  • 原因はURLがSSLされていないことだった
  • SSL化の方法は「サーバーの設定」「wordpressの設定」「URLのリダイレクト設定」の3つが必要
  • URLが変更になったら「Googleアナリティクス」と「Googleサーチコンソール」の再設定が必要になる

 

以上3つのポイントです。参考にしてください。

 

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以上です。

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