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すきまゲージやシックネスゲージの精度や使用方法

2019年7月19日

すきまゲージやシックネスゲージの精度や使用方法

すきまゲージとは

すきまゲージとは、モノとモノの間隔を測定する測定器で、リーフと呼ばれる金属の板を1枚、または数枚重ねてすき間に挿入し間隔を測定します。別名、シックネスゲージ、シクネスゲージとも呼ばれています。

規格については、JIS B 7524-2008の中で厚さ3 mm以下で長さ300 mm以下のすきまゲージを規格化しています。

例えば、リーフの先端の形状(A種とB種)や厚さ、幅、長さの許容差、材質の硬度(400 HV以上)、表面粗さ、などについて規格化しています。

 

すきまゲージ

 

厚みの種類と精度

すきまゲージのリーフの厚みの種類は、最小0.01mmから最大3.00mmまでの間で厚さの種類があり、0.01~0.15mmまでは0.01mm刻み、0.15~1.0mmまでは0.05mm刻み、0.10から3.0mmまでは0.1mm刻み、がJIS規格となっています。

厚みの許容差は、厚さの区分によって±0.003~±0.01の範囲で規格化されています。

*詳しくは下記の資料をご覧ください。

 

出典:永井ゲージ製作所 すき間ゲージ JIS規格

 

測定値の精度については、精度の判断が「人の感覚(挿入した時の抵抗)」となるので、測定者によって測定値にバラつきが起きる可能性があります。

 

使用方法と使用後のポイント

すきまゲージは測定者の感覚頼りになってしまう傾向がありますので、最低限意識しておくべき注意点を紹介しておきます。

 

すきまゲージの使用方法

  • ゴミや油を拭き取り、測定面に損傷がないか確認します。問題なければ、油を薄く塗布します
  • すき間に平行に挿入します。挿入の感覚は適度に抵抗を感じる(少しだけ引っ掛かる)程度です。力任せに挿入したり、緩すぎても正しい測定値とはなりません
  • 適度な挿入抵抗となるまで、厚みを変えて測定します。適切な厚みが無ければ、リーフを重ねて使用できますが重なり合う面に油やゴミが入り込み精度が悪くなる事があります

 

すきまゲージ

 

使用後の注意として、腐食対策が必要となります。材質がステンレスであっても、使用環境や雰囲気によって腐食を100%防ぐことはできません。そのため。使用後はウエスで拭き取り清掃をし、防錆処理を行います。

 

例えば、防錆効果がある下記の物質を塗布する方法があります。

  • 5-56
  • ミシン油
  • ワセリン
  • リチウムグリス

 

どのような防錆効果がある物質を使うのか?、それは、自分の作業環境に適した油であったり、実際に使い比べて判断するののが良いです。使用環境や使用頻度、そして雰囲気によって腐食の現象は様々なんです。

 

使用例

すきまゲージは小さなすき間を測定するときには必ず候補に挙がる測定工具ですが、例えばどのような使用例があるのか、紹介しておきます。

 

①部品の反り測定

  • 定盤などの平面度が良いモノに部品を置き、すき間ゲージを挿入して反りの大きさを測定する

部品の反りだけならば、光漏れするかどうかで目で判断できますが、見た目では数値化する事は出来ないので、そんな時にはすき間ゲージの出番となります。

 

②バルブクリアランスの測定

  • エンジンのカムシャフトとロッカーアームなどの隙間の測定に使用する

部品が入り組んでいて、測定箇所が狭い場所には、すき間ゲージのような薄くてコンパクトな測定器が最適です。

 

補足として、新潟精機さんのシクネスゲージ取扱い動画を載せておきます。参考にしてください。

 

 

*すきまゲージの購入はこちらから

 

 

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