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今回の記事は、機械装置に追加工するときや、製缶でフレームに穴あけするときに、超有効な電動工具「日東工器のアトラマスター」を紹介します。
記事の目次
穴あけ追加工におすすめのマグネット式ドリル
追加工や製缶で穴を開けるときの改善
ボール盤やフライス盤、旋盤などの工作機械が使用できない状況で、穴あけ作業をおこなわなければいけない場合ってありますよね。
工作機械が使用できない状況での穴あけ
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機械装置を改造する際の穴の追加工
- 製缶で大物フレームへ穴開け作業するとき
こうした場面では、まず頭に浮かぶのは「電気ドリル・コードレスドリル」ですね。場所を選ばすに穴あけができるので便利なのですが、実はいろいろと問題点もあります。
電気ドリル・コードレスドリルで穴あけするときの問題点
- 疲労するので作業時間がかかる
- 穴の精度が悪い(楕円になったり、直角精度が低い)
このような問題が起きるのは、おもに「6t以上の穴あけ」「多数の穴あけ」「ステンレスの穴あけ」などの厳しい条件のときです。
そんな状況では、電気ドリル・コードレスドリルではなく、おすすめな電動工具があるので紹介します。
厳しい条件で穴あけするときのおすすめ電動工具
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日東工器のアトラマスター
*現場では、通称「アトラ」と呼ばれています。
日東工器のアトラマスター M-100D
アトラマスターには穴あけ能力によって種類がありますが、下記は定番モデルのM-100Dです。穴あけ能力は10mmまでです。

それでは、アトラマスターの具体的な特徴を紹介しています。
アトラマスター の特徴
アトラマスターの特徴は下記の通りです。
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強力なマグネットで、本体をガチ固定
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ドリルの送りをハンドルで操作できる
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アトラマスターには穴あけ能力別に様々な機種がある
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大口径の穴あけには「アトラエース」と言う電動工具もあります
出典:日東工器株式会社 カタログ アトラマスター
強力なマグネットで、本体をガチ固定
アトラマスターは強力なマグネットを内蔵しており、これを加工する材料に吸着させることで、本体をガチで固定することができます。この強固な固定により、電気ドリルで穴あけするときに発生する、ブレやズレを排除することができるの、穴の直角精度が安定していて、楕円になることも防ぐことができます。
ドリルの送りをハンドルで操作できる
穴あけ作業中にドリルを送る操作は、ハンドルで行うことができます。そのため、作業者の腕力に頼る必要がなく、一定速度で簡単に穴あけが可能になるので、ドリルの損傷リスクが低減でき、作業時間も短縮します。
日東工器のアトラマスター M-100D

アトラマスターには穴あけ能力別に様々な機種がある
アトラマスターは穴あけ能力別に様々な機種がラインナップされています。
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M-100D 穴あけ能力10mmまで
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M-130DA 穴あけ能力13mmまで
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M-210D 穴あけ能力21mmまで
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M-250D 穴あけ能力25mmまで
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M250AD 穴あけ能力25mmまで(自動送りあり)
大口径の穴あけには「アトラエース」と言う電動工具もあります
コア抜きのような大口径の穴あけには「アトラエース」と言う電動工具がおすすめです。
アトラエースにも種類がいろいろとありますが、最大で100mmの穴開けが可能です。
出典:日東工器株式会社 カタログ アトラエース
定番モデルは「アトラマスター M-100D」
アトラマスターには種類がありますが、機械装置の穴あけ作業において定番なモデルはコレです
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アトラマスター M-100D 穴あけ能力10mm(10mmチャック)
私の経験では、機械装置の穴あけ作業において、最も使用してたモデルがM-100Dです。10mmまでの穴開けに対応しており、また、コンパクトで軽量でもあるので、最高の使い勝手の良さです。
余裕があれば、上位モデルも持っておくと良いです
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アトラマスター M-130DA 穴あけ能力13mm(13mmチャック)
とは言え、やはり10mm以上の穴あけが必要な場面もあります。例えば、M12~M16用の穴やタップの下穴を開けたい場合です。
10mmまでしかチャックできないM-100Dでは対応できませんが、13mmまでチャックできるM130DAでしたら可能です。13mmシャンクのドリルをチャックできるメリットは大きいです。
しかし、M-130DAにはデメリットもあり、重たくで大きいので使い勝手が悪いです。
なので、結論としては、10mm以下ならM100Dが最適と言うことです。
アトラマスターで穴あけする方法
それでは、アトラマスターで穴あけをする方法を簡単にまとめておきます。
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穴あけする位置を罫書く
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ポンチor電気ドリルでもみつける
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スタビライザを効かせる
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穴位置にドリルを合わせる
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マグネットONして本体を固定
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穴あけをおこなう
穴あけする位置を罫書く
マグネット式のドリルは一度固定すると微調整が困難なため、罫書くときは最適な測定器(メジャー・直尺・曲尺)を使用し、何度も寸法を確認し慎重に行います。
結構あるあるなのですが、「0.5mmくらいズレててもいいや」て、横着な罫書きをついついしてしまいガチなのですが、そのような罫書きをすると、最終的な穴の位置は大きくズレてしまうリスクが高くなります。
穴位置を罫書いて揉みつける

ポンチor電気ドリルでもみつける
穴位置を罫書いたら、ポンチを打ち付けて穴位置をに「くぼみ」をつけるか、電気ドリル・コードレスドリルにドリルを取付けてもみつけを行います。これを行っておかないと、アトラマスターの位置を確定して固定できません。
因みにですが、私のおすすめは、電気ドリル・コードレスドリルでもみつける方法です。この方法だと、ドリルの先端がしっかりハマる深いくぼみを作れるため、アトラマスターの固定が確実になります。
スタビライザを効かせる
アトラマスターを材料においたら、スタビライザーを効かせます。
スタビライザーは、強い送りで穴あけをしたときにアトラマスター本体が浮き上がることを防止する役目があります。
スタビライザーを効かせて穴位置に合わせる

穴位置にドリルを合わせる
アトラマスターを穴位置に合わせるために、送りを下げてドリルの先端ともみつけ穴が一致する位置に本体を動かします。
マグネットONして本体を固定
アトラマスター本体の位置が定まったら、マグネットをONしてガチ固定します。
マグネットONして穴をあける

穴あけをおこなう
いよいよ穴あけですが、初めからガンガン穴あけすることはおすすめしません。
ドリルを回転させながら、軽く材料に接触させて、罫書いた位置とドリルの位置がズレていないか確認してから、本格的に穴あけをおこないます。
意外とズレていることがあるので、必ず確認します。この段階であれば、再度アトラマスター本体の位置を微調整すればOKです。
ステンレスに穴をあける方法
アトラマスターは材料に強力なマグネットで吸着して、穴あけをおこなう電動工具なので、ステンレスには使えない、、、そう思ってしまうかもですが、一工夫で解決します。
ステンレスに穴をあける方法
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スチール材を捨て板として利用する
スチール材を捨て板として利用する

マグネットが吸着できるスチールの材料を、ステンレスにシャコ万力などで固定することで、アトラマスターが使用できる状態になる訳です。
この方法を活用すれば、アトラマスターが使用できない材料はない!、、、ということになり、穴あけ作業の強い味方になります。
ポイントまとめ
それでは、穴あけ追加工におすすめのマグネット式ドリルについて重要なポイントをまとめておきます。
ポイント
- 機械装置の追加工や製缶での穴あけ作業には、マグネット式ドリルのアトラマスターがおすすめ
- マグネットでガチ固定できて、ドリルの送りはハンドルでおこなえるので、穴精度がよく、加工時間が短縮できる
- ステンレスに使用するときは、スチールのFBなどを捨て板として利用すればアトラマスター本体を固定することができる
以上3つのポイントです。
参考
*電気ドリル・コードレスドリルの穴あけについてはこちらの記事で紹介しています。
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電気ドリルで穴をあける方法【手作業は斜めで切れなくて大変】
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水平器で穴を真っ直ぐ開ける方法【電気ドリルで誰でもできる】
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関連記事:【測定器/工具 /電動工具】
以上です。

