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アルミフレームに取付けられる新製品の結束チューブ【配線やエアーチューブを保護して固定】

 

今回は「アルミフレームに取付けられる新製品の結束チューブ」についての記事です。

機械装置のベースフレームやカバーフレームがアルミフレームの場合、電線をアルミフレームに固定して配線することが多く、その固定方法はいくつもあります。先日のことですが、工作機械見本市のメカトロテックジャパン2021に行ったところ、配線をアルミフレーム固定する新発売のアイテムを見つけました。

と言うことで、今回の記事ではアルミフレームに配線を固定する新アイテム「結束チューブ」を紹介しようと思います。

 

アルミフレームに取付けられる配管結束チューブ

今までのアルミフレームに配線を固定する方法

箱形の機械装置は安全性とクリーン性の目的でアルミフレームと樹脂カバーで囲うのが一般的で、アルミフレームを使用した機械装置の配線はアルミフレームに固定すること基本となります。

 

出典:ミスミ AK-R-FC07-1000 垂直多関節ロボット 7kg以下可搬用架台

 

アルミフレームに配線を固定するためには、配線を固定するアイテムをアルミフレームの溝を使って取付けなければなりません。

 

例えばこんなアイテムをアルミフレームに取付けます。

  • カッティングダクト(市販品)
  • 配線固定用の部品(専用設計)
  • ねじ止めマウントを取付ける(市販品)
  • アルミフレーム用のマウントをはめ込む(市販品)

 

アルミフレームにカッティングダクトとねじ止めマウントを取付けて配線固定する場合は、アルミフレームのナットと溝の段差に食い込んでしまうので、段差にスペーサーを入れて取付けないと適切な固定ができないので、あまりやりたくない方法です。

配線固定用の部品を設計して取付ける方法は、アルミフレームに適切に固定ができて配線の固定も安心できますが、設計と製作のコストや時間を考えると主流にはなりえない方法です。

そして最後に、アルミフレーム用のマウントをはめ込む方法は私がもっとも使用するやり方です。

 

出典:ヘラマンタイトン株式会社 総合デジタルカタログ

アルミフレームの溝に入れて回転させてロックするタイプ

アルミフレームの溝にはめるだけのタイプ

 

アルミフレームの溝にはめこむマウントには、溝に入れて回転させてロックするタイプと溝にはめるだけで取付けできるタイプの2種類があります。

回転させてロックするタイプは、何度も取外しができるので再使用の可能性がある場合にはお勧めですが、回転させるときに意外と力がいるので指が痛くなったりします。

溝にはめるだけのタイプは、返しがついているので取外しができませし、簡単に取り外しができないのでアルミフレームに傷が付きます。ただ、アルミフレームの溝にはめる力は必要ないのでお手軽です。

 

アルミフレームに直接結束チューブを取付ける商品

先日ですが、国内最大級の工作機械見本市であるメカトロテックジャパンに行ってきたのですが、配線の固定に使える新しいアイテムを見つけました。

 

配線の固定に使える新しいアイテムとはコレ

  • アルミフレーム用結束チューブ・・・日本ジッパーチュービング株式会社

*新製品のため2021年10月の段階ではカタログにラインナップしていません。

 

アルミフレーム用結束チューブ

見本を頂きました

真上から見るとこんな感じ

溝にはめると保護チューブになる

単独だとこんな感じ

 

これは、配線結束保護チューブを専門に製作/販売されている日本ジッパーチュービング株式会社さんの新製品なのですが、もともと販売していたイージーロックチューブと言う商品の進化版です。

イージーロックチューブとは塩化ビニル(PVC)製の配線保護チューブで、マジックテープやボタン(ホッグ)ではなく溝にはめこむタイプで結構珍しい保護チューブなのですが、アルミフレームに固定するためにはアルミフレームにマウントを取付けて結束バンドで縛って固定するしかありませんでした。そこで、今回の新商品であるアルミフレーム用結束チューブはアルミフレームの溝に直接はめるために「突起」が追加されたのです。

 

*イージーロックチューブの紹介動画

 

さて、アルミフレーム用結束チューブのメリットとデメリットをまとめてみると、こんなことが言えます。

 

メリット

  • 見た目も綺麗にすっきり仕上がる
  • 保護チューブがアルミフレームに固定できる
  • 配線が露出しないので配線損傷のリスク少ない
  • 配線が覆われているのでチリ、ホコリが溜まらないのでクリーンルームの機械装置に最適

 

デメリット

  • 可倒性が低い硬い配線やエアーチューブは結束チューブに収まらない
  • 結束チューブの長さが長いほど、アルミフレームにはめるのが手間になる
  • 配線の交換や改造があった場合は結束チューブを全部解放しないと作業ができない

 

メリットもデメリットもありますが、中でも私が一番関心があるのは、「クリーンルームの機械装置に最適」ってことで、塩化ビニル(PCV)なので薬品にも強いので基盤/半導体関係に良いかもしれません。

 

アルミフレーム用結束チューブ

 

アルミフレームに配線を固定するポイントまとめ

それでは、アルミフレームに配線を固定するについて重要なポイントをまとめておきます。

 

ポイント

  • アルミフレームに配線を固定する方法には「カッティングダクト」「配線固定用の部品」「ねじ止めマウントを取付ける」「アルミフレーム用のマウントをはめ込む」がある
  • アルミフレーム用のマウントをはめ込む方法は、「溝に入れて回転させてロックするタイプ」と「溝にはめるだけで取付けできるタイプ」の2種類がある
  • 新製品のアルミフレーム用結束チューブはアルミフレームに直接取付けられる保護チューブで、クリーンルームや薬品を扱う環境で使用すると良さそう

 

以上3つのポイントです。参考にしてください。

 

関連記事:【電気配線/制御盤製作 】

以上です。

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