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ロボットのケーブル取回しにサイルベアフレックスが最適【超可動】

2022年7月3日

 

今回は「ロボットのケーブル取回しにサイルベアフレックスが最適」についての記事です。

ロボットのケーブルの取り回しって苦労することが多いですよね。干渉や摩耗を諦めてしまってケーブルがしっかり固定されていないロボットも結構多いですが、クリーンルームで使用する場合や将来のトラブルを考えたら、取り回しは超重要です。

そこで今回の記事では、ロボットのケーブルの取り回しにおすすめの商品を紹介しようと思います。

 

ロボットのケーブル取回しに「サイルベアフレックス」が最適

ケーブルの取り回しは超大変です

産業用ロボットの先端にはエンドエフェクタと呼ばれる、「掴む」「吸着する」「塗布する」「溶接する」などの機能を持った構造物(ツール)が取り付けられています。一般的に「ロボットハンド」なんて言われることがありますが、実際には掴むだけじゃなくて様々な機能や種類がある訳です。

私は普段機械組立の仕事をしていますが、時々自分でロボット教示をしたりロボットを搭載した装置を組立てたりすることがあります。そんな時に、決まって悩むことがあります。

 

ロボットの悩みはコレ

  • エンドエフェクタの配線、エアー配管の取り回しがうまくできない

 

ロボットを専門に扱っている機械装置メーカーさんは、こんな悩みないのかも、、しれませんが、私のように時々ロボットを扱うような環境ではノウハウが足りなくて難しいんです。

設計段階で配線、エアー配管などのケーブルの取り回しを予測して固定部品、サポート部品を製作するのですが、ティーチングしだいで動きは予想外になりますし、実際にやってみたらダメだった、、、なんてこと良くあります。

 

ロボットハンド

 

具体的に、ケーブルの取り回しがうまくできないとどのような問題が起きるかと言いますと、、、

  • ケーブルが干渉して発塵し断線する
  • ケーブルにネジレが起きて変な癖がついたり、何かに挟まったりする

 

この点は顧客からは結構厳しく指摘されます。発塵すれば生産されている製品に悪影響ですし、特にクリーンルームでは避けなければなりません。そして何より、ロボットが不具合なく生産し続けるためには、断線なんて絶対に起きてはならないことです。

なので、現合でケーブルの固定を試行錯誤して、それに合ったサポートを作って取り回しをするのが常套手段となっています。

ですが、いくら頑張って取り回ししても、ロボットのアームは勢いよく動きますから、初めはよくても何日も経つと、ケーブルは遠心力で振り回されて徐々に色々なところに干渉し始めたりすることがありますし、エンドエフェクタが90度以上回転する場合はケーブルに適度なたるみと癖を持たせないといけないのに、ネジレが起きて変な癖がついて何かに干渉したりするんですよね。

 

「サイルベアフレックス」の特徴

ロボットのケーブルの取り回しを試行錯誤するよりも、画期的な商品があるので紹介します。

 

ロボットのケーブル取り回しに最適な商品はコレ

  • サイルベアフレックス

 

出典:株式会社国盛化学 サイルベアフレックス

サイルベアフレックスのカタログ

サイルベアフレックスのカタログ

 

 

私は展示会でサイルベアフレックスを実際に触ってみたのですが、「汎用性が高くて、超フレキシブルに可動するケーブルベア」って感じで、あまりにもスムーズに、滑らかに可動するので驚きました。

しかも、サイルベアフレックスのカバーは手の力で簡単に解体可能なので、配線やエアーホースを通す苦労がありません。例えばケーブルベアに通す時には、出入口からそのまま通すか、カバーを開けて通しますが、それよりもはるかに簡単に通すことが出来ます。

 

サイルベアフレックスの特徴まとめ

  • 3次元の動きに追従する
  • 可動が低フリクションなので低発塵
  • 分解が簡単で力要らずなので配線がラク
  • 曲げ部分から距離があれば90度以上の屈曲する
  • ネジレの動きにも対応していてスムーズに動く

 

魅力的な特徴ですね。

ただ、ちょっと気になることがあります。

  • 動きすぎるので干渉は避けられない

 

サイルベアフレックスは滑らかに動きすぎるので、どこかを支点(固定)にしてアームなどに干渉せずに取回すことが出来ません。

なので、干渉は致し方なしって感じです。

ケーブルベアで考えてみれば、動くたびに外装はどこかに接触していますが、低発塵タイプを使用したり、生産しているモノよりも低い位置に配置したり、カバーや集塵することで、発塵対策が出来ますよね。

サイルベアフレックスは、生産しているモノよりも高い位置になってしまうし、カバーや集塵をすることはできないのですが、低発塵ですし干渉しても中身のケーブルに損傷はないので問題ないと考えることもできます。これは機械装置の客先の考え方にもよりますし全然可能性はあります。

 

紹介動画

サイルベアフレックスの紹介動画がありますので、載せておきます。

 

 

 

動画を見れば、ここまで説明してきたことは一目瞭然ですね。

ケーブルの取り回しで苦労している方は、是非検討してみて欲しい商品です。

 

ポイントまとめ

それでは、サイルベアフレックスについて重要なポイントをまとめておきます。

 

ポイント

  • ロボットのケーブルは干渉して断線することがあるので、取り回しが大変です
  • ケーブルの取り回しには「サイルベアフレックス」がおすすめです
  • サイルベアフレックスは「低フリクション」「低発塵」「分解が簡単で力要らずなので配線がラク」などの特徴がある
  • 超可動なので「動きすぎる」欠点があるので、干渉は避けられない

 

以上4つのポイントです。

 

 

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以上です。

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