カップリング

カップリングとは軸と軸をつなぐ部品/カップリングの種類と芯ずれ

2021年2月8日

 

今回は「カップリングとは」についての記事です。

機械装置において、モーターは欠かせない存在です。そのモーターの動力伝達としてカップリングは使用されています。

使用頻度の高い部品ですので、再確認の意味を込めてカップリングの基礎情報をまとめておきます。

 

カップリングとは軸と軸をつなぐ部品

カップリングとは、2つのものを組み合わせて結合させる部品のことで、軸継手(軸と軸をつなぐ部品)とも呼ばれます。

 

カップリング

 

使用目的

軸と軸をつなぎ、モーターの動力伝達(回転運動)をする役目として使用されます。

例えば、コンベアやボールねじを使用したユニットのモーターの駆動シャフトと従動シャフトの結合です。

 

カップリングの種類

カップリングは用途に応じて様々な種類があり、各メーカーによって構造や特徴に違いがありますが、ここでは代表的なカップリングを紹介します。

 

代表的なカップリング

  • リジッド・・・吸収機構なし
  • ディスク・・・板ばね方式。板ばねがたわんで偏心を吸収
  • ジョー・・・中間に弾性の樹脂、ゴムが入っている。樹脂、ゴムのタワミ、遊びで偏心を吸収
  • オルダム・・・中間にスペーサーが入っている。スペーサーがスライドして偏心を吸収
  • スリット・・・無数のスリットが入っている。スリットがたわんで偏心を吸収
  • チェーン・・・スプロケットとチェーンの構成。チェーンの遊びで偏心吸収
  • その他 特殊継手(メーカー特有の製品)

 

出典:NBK カップリングとは

 

この様に、カップリングには様々な種類があり、偏心の吸収方法に違いがあります。

どのようなタイプが適切なのか?は、カップリングの使用目的によって使い分けることになります。

 

カップリングと芯ずれ

カップリングは軸と軸をつなぐ役目なので、軸の芯ずれ(ミスアライメント)に注意が必要です。

 

軸の芯ずれ(ミスアライメント)とは下記の3つの要素のことです。

  1. カップリングの偏心
  2. カップリングの偏角
  3. エンドプレイ(スラスト方向のガタ、遊び)

 

芯ずれの3つの要素

 

これら芯ずれは、カップリングの種類によって許容値に違いがあるので、組付けには取扱説明書を確認しましょう。

実際の作業においては、軸の芯がズレている状態でも、無理やり組み付けることも可能です。しかし、そのような場合は偏心の許容値を超えてしまうことになるので、「カップリングの破損」「軸の破損」「ベアリングの破損」「異音」が発生します。ですから、無理やり組立てるようなことは控え、必ず許容値内で組付けを行うように調整します。

*カップリングの芯だしについてはこちらの記事をご覧ください ⇒ 「ディスク型カップリングの組立ポイント/フレックスカップリング」

 

カップリングのポイントまとめ

それでは、カップリングについての覚えておきたいポイントをまとめておきます。

 

ポイント

  • カップリングとは軸と軸をつなぐ部品(軸継手)である
  • カップリングの種類は多いので、取扱説明書で注意点を確認しておく
  • カップリングの取り付けには芯だし作業が必要

 

以上3つが大切なことだと思いました。

 

カップリング解説動画

鍋屋バイテック会社のカップリング解説動画は参考になります。

 

 

まとめ

今回は、カップリングについて基礎情報をまとめてみました。組立においてありがちなのは、やはり芯ずれによる組付けです。芯だしを行わずに組付けて、最悪の場合は破損し動作できなくなりなります。メンテナンスなどでの取外し作業も多いと思いますので、芯だしの意識をもって作業を行いましょう。

 

*カップリングの購入はこちらから

 

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以上です。

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