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【作業/工事/ユーティリティ】

気体の漏れとリークチェック【スプレーや石鹸水で漏れを特定する】

2021年3月5日

 

今回は「気体の漏れを確認する方法/リークチェックスプレーと石鹸水」の記事です。

配管やタンクなどを扱った機械装置の場合、漏れの確認として気密試験を行うことがあります。

気密試験の方法は様々ですが、今回は漏れ箇所を特定する方法として、リークチェックスプレーや石鹸水を使用する方法を紹介しようと思います。

 

気体の漏れとリークチェック

漏れについて

基本的に「漏れ」と言う現象は、どのような状況でも是正すべきことでしょう。

配管やタンクなどの、液体や気体を「貯める」「運ぶ(配管)」モノに漏れはあってはなりません。

つまり、タンクや配管は「漏れ」があるのか?ないのか?の判断が必要になります。

 

ステンレスの配管

 

リークチェック

漏れの確認作業で、一般的で簡単な方法として「エアーによる気密試験」があります。

*気体による気密試験を総称して「リークチェック」と呼びます。

 

配管やタンクに圧縮空気(エアー)を充填して確認するのですが、確認ポイントは2点あります。

  • 圧力降下がないか?・・・圧力ゲージを用いて時間経過に対しての圧力の変化量を測定
  • エアーが漏れている部分はないか?・・・リークチェックスプレーや石鹸水

 

今回は、上記の確認ポイントのうち「エアーが漏れている部分の確認」について解説していきます。

 

リークチェックスプレーや石鹸水で漏れを特定する

漏れの確認方法

漏れの確認方法として、昔から「石鹸水」をかける方法が知られていると思います。

*石鹸水とは石鹸や洗剤を薄めてた液体で、泡立ちが良いモノの事です。

 

石鹸水を気体が漏れている部分にかけるとどうなるのか?、、、と言いますと、

  • 漏れている側に「泡立ち」が起きます。(発砲現象)

「泡立っている部分=漏れている」が目視で確認できるので、有効な手段だと思います。

 

しかし、石鹸水での漏れ確認には少々に問題があると感じています。

  • 石鹸水を作る手間・・・洗剤と水が必要で、時間もかかる
  • スプレー容器が必要・・・石鹸水を吹き付けるスプレー容器が必要
  • 濃度にムラ・・・石鹸水を作る人によっての泡立ち(発砲現象)に差がでる
  • 吹きかけた部分が滑る・・・後処理が面倒
  • 信頼性に欠ける・・・石鹸水による確認方法はJIS規格で認められていない

 

石鹸水には上記のような問題もあるので、私がおすすめしたいのが「リークチェックスプレー」と呼ばれる商品です。

 

リークチェックスプレーとは

リークチェックスプレーとは、気体の漏れを発砲現象で発見することを目的とした、リークチェック専用のスプレーです。

 

リークチェックスプレー

リークチェックスプレー

 

特徴

  • 発泡漏れ試験法「JISZ2329」適合
  • 検知液は不燃性
  • 塗装・ゴム・プラスチック表面に影響を与えない

 

このような特徴があり、信頼性が高い上にスプレータイプなので、石鹸水のような準備や保管に気を遣うことがありません。

 

メモ リークチェックスプレーの匂い

私はトラスコ製のリークチェックスプレーを使用していますが、ある時気が付いたことがありました。

それは「匂いが独特」と言うことです。

リークチェックスプレーを吹きかけていたら、「焦げ臭い匂い」を感じたので配線関係に問題が起きているのか?と思ったのです。

しかし、よくよく調査すると、「リークチェックスプレーの液体の匂い」だったのです。

機械装置を立ち上げている時には紛らわしい、、、と思った出来事でした。

 

リークチェックスプレーの泡立ち(発砲現象)

それでは、実際にリークチェックスプレーで漏れ確認をしてみましょう。

 

エアーの継手にリークチェックスプレーをかけてみました。

泡立ち具合を(発砲現象)を下記の画像で確認してください。

 

リークチェックスプレーの泡立ち

リークチェックスプレーの泡立ち

 

このような、泡立ち具合で漏れ量が少なくても良好だと思います。

*漏れ量が少ない場合は泡立ちも少なくなります。

 

気体の漏れとリークチェックのポイントまとめ

それでは、気体の漏れとリークチェックについて重要なポイントをまとめておきます。

 

ポイント

  • リークチェックの基本の方法は、「圧力降下」がないか? と 「エアーが漏れている部分はないか?」 を確認すること
  • エアーが漏れている部分は、「石けん水」 か 「リークチェックスプレー」 を使用する
  • リークチェックスプレーはJISの規格に合格しているので信頼性がありおすすめです。

 

以上3つのポイントが大切です。

今回は、漏れの特定をする方法として、リークチェックスプレーを紹介しました。石鹸水でもいいのかもしれませんが、漏れの証明や保証が必要な場合にはJIS規格適合のリークチェックスプレーを使用することをおすすめします。

 

*リークチェックスプレーの購入はこちらから

 

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以上です。

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