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【測定器/工具 /電動工具】

プラスチックハンマーのヘッドを交換する方法【頭の取換え】

2021年1月18日

 

今回は「プラスチックハンマーのヘッド(頭)を交換する方法」についての記事です。

プラスチックハンマーはどなたでも1本は持っていると思いますが、実はヘッドが交換できることを知らない人もいます。

今回はメーカーの推奨するやり方を中心に紹介したいと思います。

 

プラスチックハンマーのヘッドを交換する方法

プラスチックハンマー(樹脂ハンマー)とは通称プラハンと呼ばれている、ヘッドが樹脂のハンマーです。

 

プラスチックハンマー

プラスチックハンマー

 

ヘッドが樹脂なので柔らかく対称物に傷や打痕が付きにくいメリットがありますが、強い力で硬いものを叩き続けると樹脂が割れてしまうことがあります。

ハンマーのスタンダードである鉄製のハンマーは衝撃が強いのですが、それとは対照的なハンマーであるので、コンビネーションハンマー(通称コンビハンマー)と言えば「鉄製」と「樹脂製」のヘッドを組み合わせたハンマーが一般的です。

 

ヘッドの交換

プラスチックハンマーはヘッドが樹脂なので、使い方によっては割れてしまうことがあり、注意してしようしていても表面がボコボコに変形してしまうものです。そこでプラスチックハンマーのヘッドは損傷しても交換できるようになっているのが当たり前となっており、オプションで樹脂ヘッド単品が販売されています。

*銅ハンマーのように比較的柔らかい金属のヘッドも交換ができるタイプがあります。

 

交換用ヘッド

使い古されたヘッドの表面

プラスチックハンマーのヘッド

交換用の樹脂ヘッド

交換用の樹脂ヘッド

 

樹脂ヘッドの形状はメーカーによって違いがあるので使用しているハンマーのメーカーから販売されている交換ヘッドを使用することをお勧めします。実際はある程度は各メーカー互換性があると思いますが、流用できるか判断が難しいところです。

 

実際にヘッドを交換してみる

それでは実際にプラスチックハンマーのヘッドの交換を行ってみます。

プラスチックハンマーのヘッドの交換には「ヘッドの取外し」と「ヘッドの取付け」の2つの作業があります。

 

ヘッドの取外し

ヘッドの取外し方法は主に下記の2つの方法で可能だと思います。

  • ヘッドをバイスで固定して、ハンマーの枝を持ち上げてテコで抜く
  • ハンマーの枝をバイスに固定して、ヘッドにマイナスドライバーを差し込みテコで抜く

 

どちらの方法でも、テコを使い圧入されている樹脂ヘッドを無理やり抜き取るやり方です。

 

私のおすすめは、ヘッドをバイスに固定して取り外す方法です。実際にやってみましたので、下記の写真を参考にしてください。

ヘッドの取外し

バイスにヘッドを固定する

バイスにヘッドを固定する

ハンマーの枝を持ち上げてヘッドから抜く

バイスにヘッドを固定する

 

ヘッドの取付け

ヘッドが取り外せたら、あとは新しい樹脂ヘッドを取付けて完了となります。

 

ヘッドの取付方法は下記の2つのやり方があります。

  • お湯(ドライヤー)で温めてプラスチックを柔らかくして、ハンマー本体に手やバイスなどで押し込む
  • ヘッドにグリスや潤滑スプレーなどの滑りやすいものを塗布して、ハンマー本体にバイスなどで押し込む(*温めない)

 

おすすめのやり方は「樹脂ヘッドを温めて柔らかくし押し込む」でメーカーが推奨している方法です。

 

今回私が行った方法は、潤滑スプレーを塗布して圧入するやり方で、この方法は無理やり圧入するの樹脂ヘッドが破損するリスクがあります。

ただ、状況によっては樹脂ヘッドを温めることができない場合もあるので今回はこの方法を紹介します。

 

樹脂ヘッドの取付け

樹脂ヘッドの内側にはハンマーの出っ張りがはまり込むように溝があります。圧入する樹脂ヘッドの位置をマーキングなどをして決めておきましょう

樹脂ヘッドの取付け

樹脂にグリスや潤滑スプレーを塗布して、バイスで圧入します。*本来は温めて圧入します。

樹脂ヘッドの取付け

 

ここまでできれば、プラスチックハンマーの樹脂ヘッドの交換は完了です。

 

まとめ

今回はプラスチックハンマーの樹脂ヘッドの交換方法の紹介しました。参考にしてください。

 

*プラスチックハンマーの交換用ヘッドの購入はこちらから

 

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以上です。

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