今回は「パイプレンチの種類」についての記事です。
パイプレンチやフットバイスは配管作業には必要不可欠な工具ですが、その種類や使い分けなどが分からずになんとなく作業をしている人もいると思います。現に少し前までの私もそうでした。
そこで今回の記事では、パイプレンチの種類と特徴や使い方についてまとめておこうと思います。
記事の目次
パイプレンチの種類
パイプレンチとは
パイプレンチ(パイレン)とは、配管作業に必要不可欠なパイプを回す工具です。
特徴としてパイプのような凹凸の無いモノに食い込むようにギザギザの「歯」が付いています。パイプ以外にも「スパナやモンキーレンチなどで回す事の出来ないモノ」や「頭のなめたねじ」などにも使用する事が出来ます。
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パイプレンチは2個1セットが基本
パイプレンチはパイプを回す時に相手部品を「固定しておく」「こらえておく」為に同じ大きさのタイプを2個1セットとして用意しておくのが基本です。
パイプレンチの種類
パプレンチには形状違いによる種類があります。状況に応じて使い分ける事で作業効率が上がります。
パイプレンチ
一般的なパイプレンチがこちらです。配管作業のスタンダードです。
パイプレンチ
コーナーパイプレンチ
コーナーパイプレンチは普通のパイプレンチとは形状が違います。パイプレンチでは作業出来ない状況、特にスペースの問題でパイプレンチが振り回せない状況で威力を発揮します。
コーナーパイプレンチ
変わり種のフットバイス
フットバイスはパイプレンチとは違いますが、配管作業においてフットバイスがある/ないでは作業効率が全く違います。事前にテーブルや床でパイプに継手などを組み込んでおく時に使用します。
コーナーパイプレンチ
引用抜粋:MCC フットバイス
補足 パイプレンチとコーナーパイプレンチの違い
パイプレンチとコーナーパイプレンチの違い
パイプレンチとコーナーパイプレンチの違いを見てください。
私の使用した感覚では通常のパイプレンチは力が入れやすくしっかりと締付ける事でできるのでこれを基本として、狭い所や配管が入り組んでいる所はコーナーパイプレンチを使用しています。
パイプレンチとコーナーの違い
パイプレンチとコーナーパイプレンチを比べる
パイプレンチの応用/フットバイスが無い時
フットバイスが無い状況で事前に継手なとを組み込みたい場合にはこのような方法が有効です。
通常のパイプレンチを逆さまにして足で固定します。そこに継手/パイプを咥えてもう1つのパイプレンチで回します。正直この方法はバランスが悪く足で固定しているパイプレンチが不安定になりやすいのですが有効な方法であることに間違いないです。
パイプレンチ
パイプレンチのポイントまとめ
それでは、パイプレンチについて重要なポイントをまとめておきます。
ポイント
- パイプレンチ(パイレン)とは、パイプを回す工具で2個1セットが基本
- 種類は、スタンダードなパイプレンチ、省スペースで有効なコーナーパイプレンチ、がある
- テーブルや床でパイプに継手などを組み込んでおく時には、フットバイスがおすすめ
以上3つのポイントが大切です。
普段配管作業をやられない方にはコーナーパイプレンチやフットバイスは馴染みのない工具かもしれませんが状況によっては有効な工具ですので余裕があれば持っておいて損は無いと思います。
参考
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以上です。