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【測定器/工具 /電動工具】

シリンダゲージの特徴【精度と測定方法】

2019年7月23日

シリンダゲージの特徴【精度と測定方法】

シリンダゲージとは

シリンダゲージとは、内径測定器に分類される測定器です。穴の内径をマスター(測定の基準)と比較したり、穴寸法の変位量を測定することができます。特に、深い穴の測定に適しています。

 

シリンダゲージ

シリンダゲージ

 

読取りの値

シリンダゲージでの測定には、「標準形ダイヤルゲージ」「デジタルダイヤルゲージ」が必要となり、読取れる数値はダイヤルゲージの分解能で決まります。

ざっくり言えば、0.01mm単位とか0.001mm(1㎛)単位の値になります。

 

ダイヤルゲージについては、下記の記事をご覧ください。

 

数値の読取りの難しさ

シリンダゲージは測定部分が点接触で、しかも手で持って測定する為に測定値がなかなか安定しません。

やり方はとして、「左」「右」「手前」「奥」のように順番にシリンダゲージを振ってみた時に「最小値」となる値が「測定値」となります。

 

出典:ミツトヨ 総合カタログ

シリンダゲージの測定子

シリンダゲージの持ち方

 

マスターで基準を設定する

シリンダゲージの測定は、まず初めにマスターを測定して「基準となる寸法」を設定することが必要になります。

基準となるマスターには「独自に製作した治具」や測定器メーカーが販売している「リングゲージ」「外側マイクロメーター」などがあります。

 

シリンダゲージ

マイクロメーターはスタンドで固定するすと、シリンダゲージの設定がやり易いです。

シリンダゲージの初期設定

 

リングゲージによる基準合わせは測定しやすくておすすめですが、測定したい穴の大きさの種類だけリングゲージを揃えなければなりません。測定したい穴の大きさが決まっている、種類が少ない、のような場合はリングゲージを用意した方が良いかもしれませんが、そうでなければ、汎用性のある外側マイクロメーターで測定したい寸法を設定する方が一般的です。

ただ、マイクロメーターでシリンダゲージの基準合わせはをするためには、上記の写真のような状態でおこなうことになるので、それなりの不安定さがあります。数をこなして慣れるしかありません。

 

マイクロメーターについては、下記の記事をご覧ください。

 

測定方法

シリンダゲージの測定手順をまとめておきます。

  1. 測定する穴径に対して、適しているロッドを取付けます。
  2. 測定する穴の寸法のマスターを用意して、「基準となる寸法」を設定します。
  3. 穴を測定します。数か所測定して、マスターとの差と真円度を確認します。

 

*シリンダゲージの購入はこちらから

 

 

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以上です

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