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今回の記事では、機械装置のレベル出しや据付作業に欠かせない「爪付き油圧ジャッキ」について解説します。
結論から言うと、頭と爪では許容荷重が異なるため注意が必要で、さらに、盤木と当てモノを上手く活用することで作業がより安全・効率的になります。
記事の目次
爪付き油圧ジャッキでレベル調整や据付をするときのポイント
爪付き油圧ジャッキとは
爪付き油圧ジャッキとは、「頭」と「爪」の2か所にリフトアップ機構が備わっている油圧ジャッキのことです。特に「爪」部分は、15mm~30mm程度のわずかなすき間に差し込んでジャッキアップすることができる特徴があるため、機械装置に関する作業では、なくてはならない道具です。
使用する場面
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装置本体のレベル出し作業
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重量部品の精度調整や交換作業
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移設・据付・解体作業におけるジャッキアップ作業
出典:株式会社 マサダ製作所 カタログ
出典:株式会社 今野製作所 カタログ
爪付き油圧ジャッキの製造で有名なメーカ―と言えば、「マサダ製作所」「今野製作所」があります。
重量物を扱う作業で使用するのですから、信頼できるブランドを使用するようにしましょう。
頭と爪は許容荷重が違う
爪付き油圧ジャッキを扱う上で、重要になるのが「許容荷重」ですが、「頭」と「爪」では許容荷重が違うので注意しましょう。
許容荷重の違い
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爪の許容荷重は、頭の許容荷重の1/2以下です
許容荷重の違い

私が作業する装置の重量は、1台当たり10t以下なので、使用する油圧ジャッキは「爪」部分の許容荷重が3t以下が多いです。
下記の爪付き油圧ジャッキは、実際に私が使用しているマサダ製作所の「MHC2TL」と言うモデルですが、許容荷重が「頭=5ton」「爪=2ton」となっています。
許容荷重の違い

爪付き油圧ジャッキには、「安全弁」が搭載されているタイプがあり、許容荷重以上の負荷がかかった際に「現状の状態よりもジャッキアップができない」ようになっています。
そのため、安全に作業を進めたい場合は、安全弁付きのタイプを選ぶか、ワンランク上の許容荷重のジャッキを使用しましょう。
使用するときに役立つアイテム
爪付き油圧ジャッキを使用して作業をおこなう場合、実はジャッキ本体だけでは十分ではありません。
安全かつ効率的に作業するためには、最低限用意しておくべきアイテムがあります。
役立つアイテムはコレ
役立つアイテム

ジャッキアップする時に、大きなストローク(伸び量)が必要な場面では「盤木(ばんぎ)」を使用します。盤木を使うことで、短いストロークでジャッキアップが可能となるため、時間短縮になり、またストロークが足りない場合の高さを補うことができます。さらに、盤木を使用してストローク量を減らすことでジャッキの重心を低く保てるため、安定性も増して安全です。
「当てモノ」は、床面や機械装置を傷つけないための保護材です。ジャッキの下面・頭部・爪などの接触部分に敷いて使用します。素材は、丈夫でありながら柔らかいものがおすすめで、たとえばホームセンターで切り売りされているカーペット材などがおすすめです。
盤木と当てモノを組合わせて使用する
爪付き油圧ジャッキに盤木と当てモノを組合わせて使用する場合に、どのようなパターンがあるのか?紹介しておきます。
盤木と当てモノを組合わせて使用する


こんな感じの組合せで使用すると良いと思います。
ポイントまとめ
それでは、爪付き油圧ジャッキについて重要なポイントをまとめておきます。
ポイント
- 爪付き油圧ジャッキの「爪」部分は、20mm~30mm程度のわずかなすき間に差し込んでジャッキアップすることができる
- 「装置本体のレベル出し作業」「重量部品の精度調整や交換作業」「移設・据付・解体作業におけるジャッキアップ作業」などに最適です
- 爪の許容荷重は頭の1/2以下です
- 盤木と当てモノを活用すると「安全」「効率がいい」「作業の範囲が広くなる」「床や機械装置に傷が付かない」のでおすすめです
以上4つのポイントです。
*爪付き油圧ジャッキの購入はこちらから
参考
関連記事:【作業/工事/ユーティリティ】
以上です。

