【作業/工事/ユーティリティ】

【実証】据付におすすめの解体バール【頭が直角で平なバール】

2022年1月3日

 

今回は「据付におすすめの解体バール」についての記事です。

私は機械装置の据付のときにバールを使用することが多く、「一般的なバール」と「直角で平らなバール」の両方を使っています。

直角で平らなバールはあまり流通していないので存在を知らないひとも多く、使用している人も見たことがほとんどありません。ですが、実際に使ってみると、機械装置の微調整作業にめちゃくちゃ役立つ必須アイテムだと実感すると思います。

そこで今回の記事では、通称「解体バール」とよばれる「直角で平なバール」の特徴についてまとめておこうと思います。

 

据付におすすめの解体バール

「一般的なバール」と「直角で平なバール」

バールとは、金属製の細長く強度がある道具で、釘を抜いたり、モノとモノの間に入れてコジルときに使用します。

バールには用途に応じていろいろな形状がありますが、今回紹介するバールは「一般的なバール」と「直角で平らなバール」です。

 

ここで言う「一般的なバール」なバールとは、バクマ工業さんの平バールに代表される形状のもので、頭がL形に曲がっていて釘が抜けるように先割れ形状です。

出典:バクマ工業 カタログ バール

バールの写真

 

「直角で平らなバール」とは一般的なバールと違い、「頭が直角」で「面が真っ平」になっているバールのことです。

出典:モトコマ株式会社 ラフばらしバール直角軽量タイプ

平バールの写真

 

一般的なバールの頭は「直角ではない」「形状が6角形、8角形、長方形などになっていて下面の平らな面積が少ない」という特徴があり、L形の角を支点にしてテコを効かせて「抜く」と「こじあける、はがす」ような作業を両立させています。

直角で平らなバールの頭は「直角である」「下面が真っ平で面積が大きい」という特徴があり、「先端をすき間に入れる」ことに特化しています。

バールの製造方法についてですが、一般なバールは「材料の棒を曲げてつくる」ですが、直角で平らなバールは「曲げ&溶接」で製作されています。製造方法の影響なのか、価格は直角で平らなバールの方が高価で、3倍~4倍くらい値段が違います。

 

先端形状を見比べる

「一般的なバール」と「直角で平らなバール」の頭の形状を写真で見比べてみましょう。

 

バールの先端の形状

一般的なバール

バールの先端

直角で平なバール

バールの先端

 

全然違いますよね。おそらくですが、「直角で平なバール」を見たことがある人や実際に使用している人は、ほとんどいないと思います。

ちなみに、直角で平らなバールのことを「解体バール」と呼んだりしますが、実際には「解体バール=直角で平らなバール」ではないので注意です。解体バールと呼ばれるバールの頭の形状にもいろいろな種類があります。

 

機械装置の据付には「直角で平なバール」

機械装置を据付けるときに欠かせないバールですが、主な目的は「機械装置を微妙に動かす」と「シムを入れるために微妙に浮かせる」ですよね。

微妙に動かすときには機械装置と床の間に「スライディングペーパー」を入れて「バールのストレート部分(反曲げ側)」と「盤木」をうまく使って微動させるのが代表的な手法です。

シムを入れるために微妙に浮かせる作業は機械装置を「油圧ジャッキ」や「バール」のどちらかを使用して浮かせるのが一般的ですが、バールで浮かせる場合には問題があります。

 

バールで機械装置を浮かせる問題はコレ

  • バールの支点が安定しないので斜めに上がって、機械装置が変な方向に動く
  • バールの頭が機械装置に入らないので、先端を使うことになり広い空間が必要になる

 

一般的なバールで浮かさせると大抵はこのような面倒なことが発生しますが、そんなときにおすすめしたいのが「直角で平なバール」なんです。

直角で平なバールは省スペースで浮かせることが可能で、機械装置が変な方向に動くことが殆どありません。

 

バールの違いイメージ図

一般的なバールを使うと、、、

平バールで持ち上げる

直角で平なバールを使うと、、、

平バールで持ち上げる

 

最大のメリットはコレ

直角で平なバールの最大のメリットはコレです

  • 頭を入れて「左右」にバールを倒せば浮かせることができる

 

バールを手前に倒して浮かせる方法は普通ですが、左右に倒すことで浮かせられるのは非常に重宝する方法で、ピットの中、狭い空間、で機械装置を浮かせたいときにめちゃくちゃ役立ちます。

 

バールの倒し方

バールを左右に倒す

平バールで持ち上げる

バールを手前に倒す

平バールで持ち上げる

 

ここで注意です

  • バールと機械装置のすき間は、盤木使用して極力狭くしましょう

 

すき間を狭くしておかないと、バールを倒しても「スカッ」てしまって浮かせることができません。なので、少ないストロークで沢山浮かせられるようにすき間を狭くしておくのが鉄則です。

 

ポイントまとめ

それでは、据付におすすめのバールについて重要なポイントをまとめておきます。

 

ポイント

  • 据付には通称「解体バール「と呼ばれる「直角で平らなバール」がおすすめです
  • 「直角で平らなバール」は機械装置を微調整するときに役立つが、非常に高価です
  • 狭い空間で浮かせられて、浮かせたときに機械装置が変な方向に動かないです

 

以上3つのポイントです。

 

 

*直角で平らなバールの購入はこちらから

 

*一般的なバール「平バール」の購入はこちらから

 

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以上です。

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