空気圧装置組立て技能検定1級と機械検査技能検定2級をW受験して、どちらも合格することができました。
と言うことで、空気圧装置組立て技能検定1級を何点で合格したのか?
県庁まで行って確認したとこと、、、、
- 学科試験は50/50点
- 実技の計画立案は60/60点
- 実技の判断試験は38/40点
まじで惜しかったですね、残念ながら実技の判断試験で1問間違えてしまったようです。
記事の目次
空気圧装置組立て技能検定1級に合格する方法
学科の勉強方法
まずは学科試験の勉強方法を紹介します。
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過去問をアプリに入れてスマホで毎日勉強
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過去問はネット公開分と問題集を合わせて過去7年分で勉強
学科問題は「〇×」問題と「4択」問題の構成で、計算問題はほぼありません。
このような問題を勉強するためには「いつでも、どこでも」勉強できるアプリがおすすめです。
私が使用したアプリは「暗記メーカー」と言うアプリで、学科の過去問をアプリに入れて自分専用の問題集を作りました。
出典:暗記メーカー google Playの暗記メーカー⇒「DL」 App Storeの暗記メーカー⇒「DL」
学科の過去問の入手方法は2つあります
中央職業能力協会からは前年度から3年分の過去問がHPから公開されています。書籍で入手する場合は雇用問題研究所から各技能検定の問題集が販売されています。(*どちらも解説はないので不明点は別途調べる必要あります)
私の場合は、中央職業能力協会から令和1年、令和2年、令和3年の3年分、雇用問題研究所の問題集から平成20年、平成21 平成29年、平成30年の4年分、計7年分の過去問を暗記メーカーに入れました。(過去問は以前新品で購入したものと今回中古で購入して入手しました)
暗記メーカーに問題を入れる作業は地味に大変で、毎日仕事終わりに作業して1週間かかりましたが、一度作ってしまえば、いつでもどもでも勉強できるので学科はアプリを使うのがおすすめです。
アプリで作った学科の過去問
暗記メーカーでつくった問題集のリストです
こんな感じの出題になります
解答すると下記のように正解の解答と解説が表示されます。解説は自分で調べて入れておきます。
学科の勉強の時間はこんな感じです
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平日毎日1回(1年分)やるだけ
時間はだいたい30分から15分程度なので、会社の朝礼前の空き時間にやってました。勉強した期間は9月から2月の学科試験までの5か月です。
これだけで、過去問はほとんど95%以上を正解することができるようになります。
実技の勉強方法
では次に、実技試験の勉強の方法を紹介します
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過去問を繰り返し勉強する
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CKDの対策セミナーで教材を入手して勉強する
実技は学科と違い非常に難易度が高いです。
出題される問題はいろいろありますが、ざっくりまとめると「計算問題」「エアーと電気の回路図問題」「写真で判断する問題」があり、一筋縄では無理です。なので初めのうちは毎日最低1時間以上の勉強が必要となります。
出典:CKD セミナー スケジュール
私の場合は1月の実技試験に対して、実技を本格的に勉強し始めたのが9月くらいからでした。
勉強の内容は学科同様に「中央職業能力協会のHPで公開されている過去問」と「雇用問題研究会の空気圧装置組立て技能検定試験問題集」の過去問で勉強しました。
ここで注意点です!!
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実技の判断試験(写真で判断問題)の過去問は公開されていない
実技の計画立案問題(計算問題、回路図問題)の過去問は「中央職業能力協会のHPで公開されている過去問」と「雇用問題研究会の空気圧装置組立て技能検定試験問題集」で入手できますが、判断試験(写真の判断問題)は公開されていないので入手できません。
そのため、試験対策の講習やセミナーに参加して入手するようにします。
私の場合は「CKDの対策セミナー」に参加して、試験対策の問題集を入手しました。その問題集の中には「判断試験(写真の判断問題)の過去問」が数年分あり非常に助かりました。
実技試験のポイント
実技試験の勉強について、もうすこし具体的にまとめておきます。
過去問を繰り返し勉強する
CKDのセミナーが12月なので、9月から12月のセミナーまでは「中央職業能力協会のHPで公開されている過去問」と「雇用問題研究会の空気圧装置組立て技能検定試験問題集」で実技の勉強しました。
勉強した過去問の年代(この内容で令和5年後期を受けました)
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平成21年
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平成29年
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平成30年
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令和元年
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令和2年
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令和3年
試験問題集
勉強のやり方としては、「繰り返し問題を解く」「分からない計算方法はネットで検索または過去に受けた空気圧のテキストで調べる」「自力で考えて正解と一致する方法を考える」「回路図は自分で考えて悩んで理解する」って感じでやりました。
解説の資料ないですし、教えてくれる人はいないので、基本は自力で勉強するしかありませんでした。
自力で勉強するために必要なことがあります
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基礎知識は必ず身につけておくこと
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基礎知識は空気圧セミナーに参加して勉強する
自力で勉強するためには基礎知識がないと問題が全く解けません。普段設備を組み立てていたり、メンテしていたりしても通用しないと思われます。
なので、空気圧のセミナーや講習に積極的に参加して基礎知識を身につけておく必要があります。例えば「SMC」「CKD」「ポリテクセンター」などで開催されていますので、自信がない人は試験を受ける前に一度は参加をお勧めします。
私の場合は、設備メーカーに勤めて3年後くらいに「SMCの空気圧セミナー」の資料を先輩からもらい独学で勉強しました。その後も時々ポリテクセンターでいろいろな講習に参加する中で空気圧の知識を深めたり、普段の設備の組立などの仕事を通じて空気圧からセンサー、シーケンスなどの知識を身に着けました。
そんな感じの基礎知識があれば自力で勉強することは可能です、理解できるはずです。
CKDの対策セミナーで教材を入手して勉強する
空気圧機器メーカーのCKDさんは毎年、空気圧装置組立技能士の1級と2級の対策セミナーを開催しています。
時期は毎年12月です。試験が年明けの1月なので結構ギリギリですが、配布される問題集が超優秀なので是非参加したいセミナーです。参加費は昼食付で数千円で格安です。
CKDさんの問題集の内容
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学科試験(過去4年分)
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実技 計画立案問題の演習問題
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実技 計画立案問題の過去問(過去4年分)
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実技 判断試験の過去問
この問題集を入手するまでは「中央職業能力協会のHPで公開されている過去問」と「雇用問題研究会の空気圧装置組立て技能検定試験問題集」で勉強していましたが、入手以降はCKDさんの問題集を何周も勉強しました。おおよそ12月から1月の試験日まで毎日1時間くらいです。
CKDさんの問題集
CKDさんのセミナーに参加すると分厚い過去問と演習問題の問題集がもらえます。
セミナーに参加しないと入手できない「実技の判断試験の過去問」が入手できたのが最大の収穫かもしれません。
この問題は実技と言いつつも、実際に作業をするのではなく「写真をみて問題に答える」「各問題には制限時間がある(令和5年は全問5分の制限時間)」「試験官に監視されながら解く」と言った問題です。
で、CKDさんの「実技の判断試験の過去問」は試験に出そうな過去問を抜粋してあるので、繰り返し問題を解くだけです。制限時間があるのでテンパってしまう可能性があるので、問題に慣れてきたらストップウォッチで測定しながら回答するのがおすすめです。
CKDのセミナーに参加した感想
CKDさんの1級のセミナーは1日しかないので、授業はかなりハイペースです。事前に予習していなければ全くついていけませんし、参加する意味がないです。
私の場合は、9月から過去問を勉強していたので「ほとんど理解できました」ただし「全く理解できない問題もありました」
CKDさんの問題集は「今年でそうな過去問」を盛り込んでいるので、今までやったことがない問題(電気の回路図問題と水分量の問題)が出題されていて解けませんでした。
とは言え、解き方の計算式やセミナー中の解説があるので、その後の勉強を繰返せば何とか解けるようになります
令和5年度の試験はこんな感じでした
令和5年度(2023年度)の空気圧装置組立て作業の技能検定の1級を受験したので、どんな感じだったのか?まとめておきます。
試験日
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令和6年1月14日に実技試験
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令和6年2月4日に学科試験
実技試験の時間
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計画立案試験は9時から2時間(途中退出可能)
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判断試験は11時10分から45分間(途中退出不可)
計画立案試験の試験方法
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机に向かって解答する形式
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電卓と消しゴムとシャーペン(鉛筆)のみ使用可能
判断試験の試験方法
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全員一斉に試験開始
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各問題は制限時間5分で9問ある
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5分毎にテーブルを移動し問題を解答していく
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各テーブルに写真があり自分の問題用紙の文面と写真を見比べて解答する
学科試験の試験方法
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マークシート形式
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1時15分から1時間45分(途中退出可能)
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電卓使用不可、消しゴムとシャーペン(鉛筆)のみ使用可能
ポイントまとめ
それでは、空気圧装置組立技能検定1級について重要なポイントをまとめておきます。
ポイント
- 学科は過去問をアプリに入れてスマホで毎日勉強すればOKです
- 実技は過去問だけでなく、試験対策セミナーに参加すること
- 空気圧の基礎知識がないと厳しいので、試験勉強の前段階で基礎の勉強が必要です
以上3つのポイントです。
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以上です。