今回は「圧力スイッチの目的と圧力設定」についての記事です。
圧力スイッチは気体や液体の圧力監視のために使用されますが、今回はSMCのIS10シリーズを例として圧力の設定方法を紹介しようと思います。
圧力スイッチの目的と圧力設定
圧力スイッチとは(SMC IS10)
圧力スイッチとは、気体や液体の圧力が変化して設定圧力に達するとスイッチ(接点)がON/OFFする機器です。
出典:SMC 圧力スイッチ SMC IS10 カタログ
圧力スイッチの目的
今回紹介するSMCの「IS10」シリーズの使用目的はエアーの供給(元圧)の圧力監視です。圧力降下が起きたら警報を発するシステムに使用されます。
圧力調整
SMCの「IS10」シリーズは圧力スイッチは「設定圧力」の調整が必要です。
この設定圧力は、圧力降下が起きた時にどのくらいの圧力で検知するかの設定となりますので忘れずに行いましょう。
調整箇所
設定値の確認
設定圧力はどのくらい?
私の場合は装置に必要な圧力(レギュレータの設定圧)に対して-0.1MPaを圧力スイッチの設定圧力にしています。
装置が安定した能力を発揮する為に必要な圧力は確保したいので厳しめの圧力設定です。
ポイントまとめ
それでは、圧力スイッチの圧力設定について重要なポイントをまとめておきます。
ポイント
- 圧力スイッチとは、気体や液体の圧力が変化して設定圧力に達するとスイッチ(接点)がON/OFFする機器
- 使用目的はエアーの供給(元圧)の圧力監視
- 圧力スイッチは「設定圧力」の調整が必要
- 装置に必要な圧力(レギュレータの設定圧)に対して-0.1MPaを圧力スイッチの設定圧力
以上4つのポイントです。参考にしてください。
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関連記事:【空気圧/油圧】
以上です。