油圧関連

油圧ホースの接続で使用される油圧継手の注意

作動油の漏れ

油圧は少々厄介な問題があります。それは作動油の漏れです。

作動油が漏れると下記のような問題が起き、なおかつそのその処理は非常に大変です。

  • 公害
  • 火災
  • 清掃

今回はこのような問題が起きないように、油圧の継ぎ手の接続方法について私の経験で得たやり方をお伝えしようと思います。

 

油圧の継手

この油圧の継ぎ手は、鋼管と油圧ホースを接続する部分に使用されています。

機器の近くまでは鋼管で配管し、鋼管から機器までは高圧ホースを使用する事が多いと思いますが、この継手はそう言った部分に使用されています。

油圧用継手

 

このタイプの継手には下記の特徴があります。

  • お互いの接続部分が30°テーパー
  • テーパー側のねじはストレート(管用平行ねじ)
  • 形状はストレート(写真のモノ)、エルボ(90°)、45°がある

 

上記の特徴によって下記のメリットがあります。

  • 脱着が容易で、ねじを緩める/締め付けるだけで完結する。
  • シールテープ、液体シール材の除去/塗布は不要。
  • 角度調整が容易です。フリーにネジが回転しますのでどの角度で締付けるかは任意です。

 

油圧継手

 

接続方法

この継手はねじを締める/緩めるだけで脱着ができるのですが、私はその時に一手間加えています。

それは「テーパーに油を塗る」と言う事です。

この継手はテーパーとテーパーが密着する構造です。テーパーはフリーに回転するネジに押し付けられており、テーパーが回転してテーパー同士が擦れ合う(回転)事はありません。

ですが、実際に作業をするとテーパーが接触した状態で回転させてしまう事が良くあります。

そうなると「テーパー面に摩擦で傷が入る」可能性があり、その傷が原因で「作動油の漏れ」が起きるかもしれません。

 

油を塗布する

 

そう言った事の対策として、私はテーパーに油を塗布しています。

その目的は「滑りを良くして摩擦の均一化」です。つまり面と面を適切に密着させるという事です。

塗布する油は「実際に使用する作動油」か「タービンオイル」を使用します。

塗布する時にねじに油が付着しても問題はありませんので、細かくは気にせずに塗布します。

*ねじに油が付着してねじ山の摩擦が均一化するので、締付けが良くなります

 

接続する

それでは実際に接続する手順を紹介します。

  1. ゴミの付着が無い事
  2. 油は両側のテーパーに塗布
  3. ホースのクセ/ネジレが無く、自然な形状となるような角度で締付ける
  4. 締付けは、継手の両方にスパナを掛けて締付ける

この4点を守れば、漏れる事はないと思います。私はこのやり方で今まで漏れたことはありません。

接続する

 

最後に

テーパーに油を塗布する手法は調べても見つける事は出来ませんでした。私が実践しているやり方は絶対に漏れない保証はありません。ですが理にかなった考え方だとは思っています。

皆さんの参考にいかかでしょうか?

以上

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