【センサ/電子機器 】

樹脂センサの固定には長いねじと接着剤を使用する【破損対策】

2020年1月4日

 

今回は「樹脂センサの固定には長いねじと接着剤を使用する」についての記事です。

センサは機械装置には必要不可欠で組み立てる機会も多い部品です。

しかし、センサの組立は簡単ですが、その多くは樹脂製のボディで組付ける時にねじ山を損傷させやすい欠点があります。

そこで今回は、樹脂のねじ山を損傷させずにねじを締め付ける方法を紹介しようと思います。

 

センサーのねじ山破損

センサの弱点

センサの多くはボディ(ケース)が樹脂で構成されていますが、実はこの樹脂のボディが問題でもあり弱点でもあります。

 

樹脂ボディのセンサの弱点

  • 「ねじの締めすぎ」や「ねじの長さが短い」と、ねじ山が「飛ぶ」「なめる」

 

樹脂のねじ山は強度がないので、簡単に「破損」するし、それによってセンサの固定が出来なくなります

ただ締めるだけでもリスクがあるのでに、センサ調整で「締付け」と「緩め」を繰り返しおこなうと、摩擦によってねじ山が痩せていき破損することがあります。

 

センサの本体が樹脂

センサの本体が樹脂

 

樹脂センサーには長いねじと接着剤を使用する

対策方法は2つです

樹脂ボディのセンサのねじ山が、破損しないようにできることは2つあります。

 

ねじ山損傷対策

  • ねじの有効長を2Dとする
  • 樹脂用の接着剤を使用する

 

それでは、それぞれの対策を解説していきます。

 

ねじの有効長を2D以上とする

樹脂のねじ山に、長いねじを使用する方法は有効です。

ねじの原理として、タップに入るねじは長いほど「緩みにくく」「強い力で締付けられる」特性がある為です。

 

ポイントはコレ

  • ねじの長さは2Dとする

 

「D=ねじの直径」ですから「ねじの長径×2」の長さがセンサのタップに入り込むねじの長さとします。

実際には調度よいねじの長さがないことがあるので、1.5D~2D以上の範囲で考えてもOKです。

 

センサの本体が樹脂

センサの本体が樹脂

 

樹脂用の接着剤を使用する

「長いねじ」が使用できない状況や「樹脂のタップが損傷している」場合には、樹脂ねじ用の接着剤が有効です。

 

引用抜粋:ロックタイト425

樹脂用の接着剤

 

おすすめの接着剤は「ロックタイトの425」です。この接着剤は樹脂ねじ用接着剤です。

 

特徴

  • 分類:低強度
  • 破壊トルク:1.1~8.5N/m
  • 用途:樹脂ネジ
  • 使用箇所:樹脂と金属の組合せでも使用可/はみ出た部分も硬化

 

この接着剤を使用すれば、ねじの締付が弱くても「緩む」可能性が低減するし、強く締め付ける必要がないので「ねじの損傷」対策となります。

 

センサーの取付けのポイントまとめ

それでは、センサーの取付けについて重要なポイントをまとめておきます。

 

ポイント

  • 樹脂のねじ山は損傷しやすい
  • 樹脂のねじ山には、2D以上の長いねじを使用する
  • 樹脂ねじには樹脂ねじ用の接着剤を使用するとゆるみ止めになる

 

以上3つのポイントです。

 

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以上です。

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