配管

シールテープの巻き方とシールテープの幅/綺麗に巻く方法

シールテープとは

シールテープとは配管のねじに巻きつけて隙間を埋めるテフロン(材質)のテープです。

 

シールテープ

 

必要性

配管に「管用テーパーネジ」と言うテーパー形状のネジの配管を使用する事があります。テーパーネジはシールテープやシール材(接着剤、ボンド)を「雄ネジ」巻き付けて「雌ネジ(継手)」にネジ込み、お互いに食い込みあって気密を確保して漏れを防ぎます。

ですから配管作業にはシールテープは必要不可欠です。

 

今回は巻き方と綺麗に巻く方法を解説します。

 

巻き方

シールテープの巻き方を間違えると「ネジ込んだ時にシールテープが剥けてくる」「ネジ込みが上手くできない」「漏れる」といった問題が起きますので覚えておきましょう。

 

巻き方ポイント

  • 配管の管を左手に持つ
  • シールテープは手前から奥へ
  • ねじ山の1~2山には巻かない

このポイントを押さえれば一先ずOKです。

 

巻き方イメージ

 

巻く量

配管にシールテープを巻く量は多くても少なくても上手くいきません。

 

巻き量による問題

  • 多く巻く・・・ネジ山にシールテープが入り込まないので余分なシールテープが外にはみ出してねじ山に入り込まず無駄になる
  • 少なく巻く・・・ネジ山とネジ山のすき間を埋めるシールの役目を果たさない

 

このような問題が起きないように、私は下記のように巻き数を配管径に応じて変えています。*ただし実際にはネジの緩さ(ねじ切りの設定)によってネジ込みの手応えが変わってきますので巻き量は調整します。

配管径 シールテープの巻き量
1/8(1分)(6A)(10.5㎜) 1周~1.5周
3/8(3分)(10A)(17.3㎜) 2周~2.5周
3/4(6分)(20A)(27.2㎜) 3周~3.5周

 

配管のサイズは数多い

 

補足 1~2山には巻かない理由

何故ねじ山の1~2山にシールテープを巻かないのか?

 

なぜか?

  • ねじ込む時にネジのかかりが悪くねじ込みにくくなる・・・作用性が悪い
  • 余分なシールテープが配管内にはみ出る・・・千切れて配管内に混入しトラブル発生

以上2点が理由です。下記の画像も参考にしてください。

 

見た目の違い

 

綺麗に巻く方法

上級編ここからは上級編になります。

下記の配管をご覧ください。どちらが綺麗だと感じますか?

 

見た目の違い

皆さんはどう感じましたか?どちらも同じでしょうか?私は「左側」の配管の方が綺麗だと思います。

 

巻き方の問題

無駄にシールテープを巻かない・・・ネジが入り込まない部分にシールテープを巻くのが無駄で見た目が悪い

 

そもそもなぜこのような事が起きるかと言いますと「テーパーネジは奥まで入らない」テーパーネジの原理を理解していない事だと思います。逆にテーパーネジが奥まで入ったらネジが緩すぎて効いていないので漏れるリスクがあります。

 

巻き方の違い

 

ではねじ山のどの部分にシールテープ巻き付ければ良いか考えてみます

 

巻く部分

  • ねじ山の2/3に巻き付ける・・・管用テーパーネジはおおそよ2/3がねじ込み量です。
  • ねじ山の初めの1~2山には巻かない

この方法で良いと思います。

ただここで問題が起きます。小さな配管にはシールテープの幅が広すぎて2/3以上のネジに巻いてしまう事です。

 

シールテープの幅が広すぎる

 

シールテープの幅を改善

そこでシールテープの幅が配管に対して広すぎる場合の改善を考えてみます。

対処方法が2つあります。

 

シールテープの幅

  • 幅が狭いシールテープを使う(市販品を買う)
  • 幅が広いシールテープをカッターで切断し任意の幅にする

いずれも幅の狭いシールテープを使用して無駄に巻かないようにする改善案です。

 

それでは2つの案について解説します。

 

幅が狭いシールテープ

市販のシールテープラインナップ以下の通りです。

 

ラインナップ

  • 13mm・・・一般的。入手が容易でホームセンターに売っている
  • 8mm・・・一般的には流通していない。専門業者から購入
  • 6mm・・・一般的には流通していない。専門業者から購入

 

通常シールテープと言えば13mm幅のシールテープが一般的です。8mm幅や6mm幅は小径の配管用で使用頻度が低く一般的には流通していないのでホームセンターでは手に入らないと思います。

 

幅が広いシールテープをカッターで切断

13mm幅のシールテープにカッターで切れ目を入れて任意の幅にする事が可能です。13mm幅のシールテープは入手が容易ですから、わざわざ8mm幅や6mm幅のシールテープを購入しなくとも手持ちの13mm幅をカットする事で対応可能です。

 

円周上にカットする

 

補足 シールテープの幅を比べる

下記に幅の違いを示しています。参考にしてください。

 

幅を比べる

 

改善案 シールテープの幅を考えて綺麗に巻く

配管径を考慮して「シールテープをそのまま使うのか?」「カットして幅を合わせるのか?」「幅の狭いシールテープを購入して使うのか?」を選択して下さい。

どのような選択でも良いので無駄に巻くことが無いような方法としてください。

 

配管径に合わせて幅を変える

 

 

まとめ

今回はシールテープの巻き方についての解説でした。見た目が綺麗かどうか、、、機能としては漏れなければ良いので見た目は関係ありませんが、、、それをどう考えるのか?職人の拘りが伺えます。

 

*関連記事もご覧ください。

シールテープと液状ガスケット(液体パッキン)で漏れ対策/ヘルメチックで配管作業

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以上です。

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