【締結要素】

スタッドボルトの規格一覧【植込みボルトの特徴と使い方】

2022年3月7日

 

今回は「スタッドボルトの規格一覧」についての記事です。

機械装置などの設備関係ではあまり見かけないスタッドボルトですが、車やバイクにはかなりの割合で使用されています。

今回の記事では、一般的にはあまり馴染のないスタッドボルトについて基礎情報をまとめておこうと思います。

 

スタッドボルトの規格一覧

スタッドボルトの特徴

スタッドボルトとは、両端にねじ山加工がされていて工具で締める頭がないねじです。正式名称は「植込みボルト」です。

 

出典:モノタロウ スタッドボルト ねじ径A M8、全長L 50mm、SB08050、1本

 

スタッドボルトを使用するメリット

  • 部品を取り付けるときのガイド(道案内)なる
  • ナットの取り外しで部品の脱着ができるので、狭い場所に有効
  • 植込み側のねじ山がプラス公差なので、緩みにくく、強度が低い材質に有効
  • 強度が低い雌ねじを強度のある雄ねじ(スタッドボルト)に置き換えることができるので脱着に強い

 

スタッドボルトの注意点

  • JIS規格以外のスタッドボルトが結構流通している
  • 植込み側のねじ山はプラス公差、ナット側はマイナス公差(6g公差)である
  • 細目は車、バイクの専用品として流通しているモノが多く、JIS規格は入手しずらい
  • JISの呼び長さはスタッドボルトの全長ではない(普通のねじは呼び長さが首下長さです)
  • 植込み側のねじ長さは鋼と鋳鉄用の1種及び2種、軽合金用の3種があるので、材質によって使分ける
  • JISでは先端が片側「平先」が植込み側、「丸先」がナット側になっているが、市販品は両側「平先」だったりする

 

取付けと取外しのポイント

  • 必要に応じて、ねじのゆるみ止め材、焼付き防止剤、を塗布する
  • 植込み側はプラス公差で緩みにくいのでバーナーで加熱すると緩みやすい
  • 専用工具がなくてもダブルナットでナットをロックして、ナットを回して回すこともできる
  • 取付専用工具「スタッドボルトセッター」、取外専用工具「スタッドボルトリムーバー」を使用する

 

JIS規格一覧表

スタッドボルト(植込みボルト)の規格表です

 

スタッドボルトの規格表

参考:JIS B 1173 植込みボルトの形状・寸法

 

硬度と強度区分の変換表

スタッドボルトの強さは硬度で区別されていることが多いです。もし、ねじの「強度区分」で判断する場合は換算表を参考にすると良いです。

 

強度区分と硬度の換算表

引張強さは近似値なので、参考としてください。

 

ポイントまとめ

それでは、スタッドボルトの規格一覧について重要なポイントをまとめておきます。

 

ポイント

  • スタッドボルトとは、両端にねじ山加工がされていて工具で締める頭がないねじ
  • JIS規格以外のスタッドボルトが結構流通しているので、何を使用するかは設計段階で十分に検討する
  • 植込み側とナット側の区別があるJIS規格のモノは間違えて逆に取付けないようにする

 

以上3つのポイントです。

 

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以上です。

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