S2000 メンテ&セッティング情報

フェンダーインナーサポートバーで補強する/S2000フロントの縦剛性を強化する

2020年11月9日

 

今回は「フェンダーインナーサポートバーで補強する/S2000フロントの縦剛性を強化する」についての記事です。

実際に私が施工した方法を紹介しようと思います。

 

フェンダーインナーサポートバーとは

フェンダーインナーサポートバーとはフロントフェンダー内のボディ部分を強化する補強フレームです。

呼び名(商品名)は「フェンダーブレースバー」や「がっちりサポート」など各メーカで違いはありますが、効果は同じであろうと思います。

 

CSOのフェンダーインナーサポートバー

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ウォッシャータンクの移設が必要

 

S2000のフロントは弱い

先日とあるS2000ショップさんにアライメントを調整してもらったのですが、メカニックさんに「フロント補強してますか?剛性が低くないですか?」と指摘されました。

そもそもS2000はフロントノーズが長く、衝突時の衝撃緩和でフロント剛性が弱いようなのです。

 

そこで、車高調でお世話になっているCSOさんにフロント強化のフェンダーインナーサポートバーについて問い合わせたところ下記の回答が得られました。

  • 固くなるというより、反応が良くなる
  • ステアリング操作に対してレスポンスが良くなる
  • 横剛性ではなく、縦剛性の強化となるので足回りのセッティングはそれほど影響がない
  • デモカーに装着していておすすめの部品

なるほど。これはやってみる価値はありそうですね。

と言うことで、さっそくCSOさんにフェンダーインナーサポートバーを注文し取り付けることにしました。

 

フェンダーインナーサポートバーの取り付け注意点

今回はDIYで私がフェンダーインナーサポートバーの取り付け作業を行ったのですが、作業内容を説明する前に作業を終えて感じたこと注意したいことをまとめておきます。

  • パネルボンドでボディとサポートバーをさらに一体化して強化することが出来るので、やりたい人は事前にパネルボンドを準備しておくと良い
  • フェンダーを取り外すと、ボディーに継ぎ目のシール材の劣化や錆が発生している可能性が高いので、専用のシール材や錆止め&タッチアップを用意しておくと良い

この2点です。特にボディのシール材の補修はしっかり準備しておかないとできません。私の場合は、準備していなかったのでタッチアップとパネルボンドで誤魔化しました。本来は、自動車用のシール材で綺麗にやり直す方法が良いのですが、そこまで考えていなかったので後悔しています。

 

実際の取付作業

今回私は下記の11項目の作業を番号順に進めました。作業時間はゆっくり作業をして8時間でした。

  1. フロントバンパーの取り外し
  2. ヘッドライトの取り外し
  3. フェンダーの取り外し
  4. ウォッシャータンク移設
  5. ボディーの継ぎ目のシール材撤去やタッチアップなどの補修作業
  6. フェンダーインナーサポートバーの仮組&穴あけの罫書
  7. 穴あけ&タッチアップ
  8. フェンダーインナーサポートバーの仮組
  9. パネルボンド流し込み&サポートバーの締付固定
  10. ドアの開閉で、ヒンジのズレを修正
  11. フェンダー、ヘッドライト、フロントバンパーを復旧して完了

それではポイントとなる作業を説明していきます。

 

ヘッドライトの取り外し

ヘッドライトの取り外しは、ボルトの本数が多いので注意が必要です。

見えない部分にボルトが隠れていますので、下記の画像を確認してください。

 

ヘッドライトのボルト位置

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エンジンルームから取り外すボルト

ヘッドライト正面から取り外すボルト

 

ヘッドライトの取り付けは、取付けボルトと穴の遊びによって元の位置に戻らない可能性もありますので、取付けステーの位置やボルトの位置をマジックでマーキングしておくと目安になるので良いと思います。

 

フェンダーの取り外し

フェンダーの固定ボルトの取り外しですが、私の場合はまずドアの内側2本のボルト、そしてボディ真下のボルト3本、最後にエンジンルー内のボルトの順番で取り外しました。

ポイントとして、ボディ真下のボルトは錆びて固着しているので潤滑スプレーが塗布したほうが良いです。私のおすすめ潤滑スプレーはねじ神様です。こちらの記事をご覧ください ⇨ 「かじり/焼付いたステンレスのボルトを外す方法/ねじ神様」

フェンダーを切り離すときにはドアを半開き(半ドア)状態だとスムーズにフェンダーが切り離せます。

 

ヘッドライトのボルト位置

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ドアの内側のボルトは2本

ボディ真下のボルトは3本

 

ボディーの継ぎ目のシール材撤去やタッチアップなどの補修作業

ボデイの継ぎ目のシール材は劣化して、錆が発生していました。本来ならば、自動車専用のシール材を塗布すべきですが持ち合わせていなかったので、シール材を除去してタッチアップしましたが、それだけでは不十分なのでフェンダーインナーサポートバーを取り付ける時にパネルボンドでシールしました。

 

シールの劣化と錆

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ボディの継ぎ目の補修

ボディ真下の錆の補修

 

フェンダーインナーサポートバーの仮組&穴あけの罫書

フェンダーインナーサポートバーの取り付けは、ドアのヒンジと共締めになります。ここで注意したいのが、ドアのヒンジのボルトを取り外すと、ドアの高さがズレる可能性があるのでドアは締めた状態で、尚且つ養生テープで目張りすることでズレ対策をしたほうが良いと言うことです。

しかしながら、私の場合は養生テープで目張りしたにもかかわらずズレてしまったのでフェンダーを取り付ける再度ボルトを緩めて高さ調整を行いました。ですから、養生テープの目張りなどのズレ止めは確実に施工して、最悪ズレてしまう事も想定しておいたほうが良いと思います。

 

ドアのズレ対策

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フェンダーインナーサポートバーは一度仮組して、新規で穴をあけるためのマーキングをします。

サポートバーの位置と穴あけのマーキングのポイントとして、ボディ側にもともと空いている穴があるのですが、その穴が新規で穴あけする位置と重なるようになっています。つまり、穴が重なる位置にサポートバーを仮組できていれば良いと言うことです。

ただし、穴位置は右側と左側で状況が異なり、右側は穴とぴったり重なりますが、左側は穴と少しずれた位置にサポートバーが来ます。左右対称とはならないので注意が必要です。

 

穴位置と仮組

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穴位置とマーキング

右側は穴位置がピッタリ合います

 

パネルボンド流し込み&サポートバーの締付固定

穴あけができたら、サポートバーを仮組してパネルボンドをボディとサポートバーの隙間に流し込み、ねじを締め付けて固定します。

*パネルボンドは50mlタイプを1.5本分使用しました。

*今回はボディの継ぎ目のタッチアップしたところもパネルボンドでシールしました。

 

パネルボンドと固定

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パネルボンド

 

ここまで作業ができれば、フェンダーとヘッドライト、フロントバンパーを取付て完了です。

 

街乗りの感想

施工後、街乗りでテストしたのですが乗り心地は悪くなるどころか、良くなったと感じました。

つまり、フロントの剛性が上がり逃げが少なくなったのでサスペンションがしっかり動作しているように感じたのです。

これって結構劇的な変化かもしれませんね。

 

まとめ

今回はフェンダーインナーサポートバーについて私の施工事例を紹介しました。ボディに穴をあけるのは抵抗があるかもしれませんが、剛性アップの効果はかなりあり、しかも乗り心地もよくなるのでお勧めの商品だと思います。今後、サーキットでどう感じるか楽しみです。

 

*今回取付けた補強部品の購入はこちらから

 

*自動車用シール材の購入はこちらから

 

*パネルボンドの購入はこちらから

 

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以上です。

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