アライメント調整カム変形
先日ジャッキアップした時に気が付いたことがありました。
それはリアサブフレームのロアアームのキャンバー調整部のカムボルト部分が変形していたのです。
下記の写真を見てもらとわかると思いますが、カムボルトの左右にある土手が外側に開いているのです。
カムボルト部分の変形

どうやらサーキット走行などの車体/タイヤの負荷が強い状況だとアームが外側へ引っ張られてしまうようです。
しかしまさかここまで変形し開いてしまうとは思いませんでした。こうなってしまうと色々と問題が起きそうです。
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アライメントの狂い
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走行中にカムボルトが左右に動く
アライメントの狂いはもちろんですが、実はアライメント調整のカムボルトはボルトナット固定なのでしっかりと締付けと固定が出来ないねじです。つまり締付け不足だと走行中にカムボルトが左右に動いてしまう可能性が高いのです。
そうなってしまうと走行中に急なアライメント変化が起きてクラッシュしてしまうかもしれませんね。
この件について情報がないか検索したところ何件か同じ症状の事例が見つかりました。これはフロントのアッパーアームの剥がれと同じようにS2000の持病と言うか良くある不具合なんでしょうね。
修理
カムボルト部分の変形を発見した以上そのままにしておく事は出来ません。
私の修理方法は下記の方法でおこないました。
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土手の変形をハンマーなどで形状を修正
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補強の当て材を溶接
すでに変形してしまっているのでハンマーなどで修正し溶接しました。
カムボルト部分の修理

対策/まとめ
今回は変形している状態から修理と言う形になってしまいましたが、本来はこうなる前に事前に強化しておくべきなんだと思いました。
変形してからでは修理だけでなくアライメントの再調整も必要ですし、それよりなにより精神衛生上よくないです。凄く嫌な気持ちでした。
もしこの記事を読んで、心配な方や心当たりがある方は補強リングを溶接しておく方が良いと思います。
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補強リング
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以上です