目次
ラップ計測
サーキット走行でラップタイム計測は必ずやりたいことですね。タイムはセッティング/ドライビングの方向性を決めるための参考になるし、一番大切な自分のモチベーションとなります。今回は、そのラップタイムの計測ツールのご紹介です。
計測ツール
私が実際に使用しているモノは2種類あります。
計測ツール
- 磁気センサタイプ ZiiX ラップタイマー
- GPSLapsアプリ&GPSセンサ(DG-PRO1)
1.磁気センサ ZiiX ラップタイマー
磁気センサタイプの計測器はZiiXのラップタイマー を使用しています。

13000円くらいです
抜粋引用:株式会社 クレバーライト 商品紹介ページ
- 磁気感知で自動計測
- 999ラップまでメモリー
- メモリーはラップ順とベストタイム順での確認が可能
- 電源は12Vまたはボタン電池(CR2032 2個)どちらも使用可
- 電池でも作動するため、車両から外しても走行後のタイムチェックができる
- バックライト搭載 (12V電源使用時点灯)
- 秒と1/10秒が大きく見やすい表示
- ラップタイム固定表示時間設定:0~59秒(1秒毎)
- 区間数設定:1~5
価格
この計測器を使用した決め手は価格です。購入したのは10年前ですが磁気センサタイプの計測としては最安値でした。
問題点
10年使用していましたが、最近測定に問題が起きるようになりました。
問題点
- 計測しない時がある
- 見当違いなタイムが表示される
原因はこれ
磁気センサが縁石にヒットして摩耗変形していました。これでは、正確に反応するわけがありません。ちなみに、補修用に磁気センサも購入できますので交換できます。ただ、根本的な取付け場所については考えなければいけません。

先端が削れています。
2.GPSLapsアプリ&GPSセンサ
最近はスマホにアプリをインストールして測定するのが主流です。私が使用しているのはAndroidのアプリ「GPSLaps」です。このアプリはスマホの位置情報からタイム測定するのか、外部GPSセンサからの位置情報からタイム計測するのかの2択で使用できます。

スクリーンショット
また、アプリには履歴とログが記録でき、速度グラフや加速度グラフ、走行ラインが確認できます。これは役立ちそうです。

スクリーンショット
スマホの位置情報で測定してみた
残念ながら測定できる時と測定できない時がありました。ひどい時には3週してもラップカウントしないと言う事も。測定できる時ももちろんありますが、磁気センサのタイムと比べると誤差が±0.1秒以下くらいでした。
外部GPSの位置情報を使用する
測定の精度向上と現在位置を見失わないための対策として、GPSセンサを購入して使用してみました。今のところラップカウントしないと言う事は起きていません。磁気センサのタイム差は±0.05秒くらいです。かなり良くなりまました。

GPSセンサ 16000円くらい 安いと思います
2つの計測ツールを使用してみて
今後は磁気センサを使用する機会は減っていく思います。センサが壊れる可能性もありますし、アプリの手軽さとデータ量の多さにメリットを感じます。タイムの誤差が欠点ではありますがそれでもアプリかな。
補足1 アプリとGSPセンサ(DG-PRO1)の初期設定方法
1.DG-PRO1のUSBを接続してセンサに電源を供給します。
2.スマホのBluetoothをONにしてペアリングをします

スクリーンショット
3.GPSセンサ用のアプリ「Drogger GPS」をGoogle Play からインストールします。

スクリーンショット
4.Androidのスマホの設定を変更します。
「設定」→「システム」→「端末情報」→「ビルド番号」(連続タップしてスマホのPWを入力)→もう一度「設定」から→「開発者向けオプション」→「仮の現在地アプリの選択」→「Drogger GPS」を選択する
5.アプリの「Drogger GPS」の設定
startをタップして接続済みとなればOKです。
6.GPSLapsの設定
「設定」→「Bluetoothデバイス」をONにする。これにより、Bluetooth経由でGPSセンサの位置情報がGPSLapsに反映されます。
以上が設定方法です。この順番通りにやって頂ければ問題なくできるはずです。
補足2.GSPセンサ(DG-PRO1)の凄い所
GSPセンサ(DG-PRO1)が使えるのは、GPSLapsだけではありません。スマホのナビやグーグルマップでも使用できます。スマホに電波の届かない状況だと位置情報の取得ができなかったり、精度が悪くなったりします。ですが、このDG-PRO1を併用すれば位置情報の精度が飛躍手にアップします。実験としてスマホを機内モードにして、Bluetoothのみ有効でDG-PRO1から位置情報を取得してナビとグーグルマップの位置を確認しましたが正確に判断できました。
問題なのは電源供給だけです。バッテリー内蔵ではないのでモバイルバッテリーなどからUSBで電源供給が必要です。
以上です。