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コモンとは?施工とメリット解説
コモンとは
コモン(common)とは、「共通」を意味する言葉です。
電気配線や制御回路では、共通して使用する配線や端子のことをコモン(通称COM)と呼びます。
例えば、複数のセンサーやスイッチが同じ電源線を共有している場合、その共有している電源線がコモン線となります。
また、リレーではc接点(A接点またはB接点と接続される切替接点)を「コモン接点」や「COM」と呼びます。
このように、コモンは様々な場面で使われる言葉ですが、いずれも「コモン=共通」という意味で使われます。
出展:松定プレシジョン株式会社 用語集 コモン
コモン(common)とは、共通を意味する英語です。電気分野においては、複数の回路における共通した配線を意味します。
コモンを使用する最大の目的は、配線を簡略化することです。同じ電位の配線をまとめることで、電線本数や端子数を減らせるため、制御盤内をすっきりと配線でき、施工性や保守性の向上にもつながります。
一方で、コモン線を共有している回路では、コモン線が断線したり接触不良を起こしたりすると、その配線を共有する複数の機器が同時に動作しなくなる可能性があります。そのため、安全上重要な回路や停止による影響が大きい回路では、あえてコモン配線を使用せず、独立した配線にする場合もあります。
また、コモン線には複数の機器の電流が集中するため、電線の太さが不足していると許容電流を超え、電圧降下や発熱の原因になることがあります。このような問題を防ぐためには、接続する機器の合計電流を考慮して、上流側の電線の太さを決める必要があります。
端子台で分岐したコモン線

制御盤を組み立てる場合、コモン線(COM線)の配線を早い段階で行うことをおすすめします。(主にP24や0VまたはN24)
コモン線は複数の端子へ渡り配線して共通化することが多いため、先に配線しておけば、端子台や機器の端子が接続済みとなるので、その後の配線ミスの防止になります。
一方、コモン線の配線を最後にすると、本来コモン配線を分岐したい端子が使えなくなることがあります。その結果、別の機器や端子からコモン線を引き回す必要が生じるため、配線が汚くなるだけでなく、作業時間の増加やメンテナンス性の低下となります。
そのため、制御盤の配線では、コモン線を最初に配線し、その後に各機器への個別配線を行った方がいいのです。
参考
*配線作業のやり方についてはこちらの記事で紹介しています
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【配線作業のやり方】制御盤組立の作業方法
続きを見る
コモン線の施工とメリット
コモン線とは、複数の回路で同じ電位を共有するために設けられた共通配線です。
制御盤組立てでは、P24(プラス側)または0V・N24(マイナス側)をコモン線として配線するのが一般的です。複数の機器で同じ電位を共有することで、配線本数や端子数を削減でき、制御盤内を効率よく配線できるためです。
コモン線の施工方法の例
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機器の端子間を渡り線で接続する
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端子台からショートバーを使用して分岐させる
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コモン端子付きの端子台を使用する
例えば、スイッチングパワーサプライで交流電源をDC24Vに変換し、その出力を端子台へ配線します。そして、端子台でDC24Vを複数の端子へ分岐し、各機器へ共通の電源を供給することできます。
コモン線
フェルール端子台でのコモン線

渡り線でリレーにコモン線を接続

コモン線を使用するメリットは下記の通りです
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電線本数を削減できる
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配線作業時間を短縮できる
このように、コモン線を使用すると電線本数を削減できるため、コストダウンにつながります。また、配線作業の効率が向上し、制御盤内の配線をすっきり整理できるため、保守や改造時の作業性向上にもつながります。
ポイントまとめ
それでは、コモンとは?施工とメリットについて重要なポイントをまとめておきます。
ポイント
- コモンとは、複数の回路で共通に使用する配線や端子のこと
- コモン線を使用すると、電線本数や端子数を削減でき、配線作業を効率化できる
- コモン線は断線時の影響や電流容量を考慮し、適切な電線サイズで施工することが重要
以上3つのポイントです。
参考
*エアー機器の記号の種類についてはこちらの記事で紹介しています
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電磁弁などの制御弁やエアー機器の記号の種類と意味
続きを見る
関連記事:【電気配線/制御盤製作 】
以上です。
