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【技能士/資格】

【技能士】1級機械保全技能検定に合格する方法【暗記メーカーとテキストで試験対策】

2025年2月28日

 

2024年度の1級機械保全技能士の機械系保全作業を受験したのですが、、、、講習会に参加せず、ネット公開の過去問とテキストのみで合格しました。

 

合格した方法はコレ!

  • 試験の3か月前から勉強を開始
  • 学科の勉強は平日の仕事の朝礼前の30分
  • 実技の勉強は平日の仕事が終わってから1時間から2時間
  • 基本は暗記メーカー(アプリ)で作った問題を解く
  • 分からない事はテキストやネット、chatGPTを活用して勉強する

 

と言うことで何点で合格したのか?

  • 学科試験は80点
  • 実技試験は91点

まあまあ間違えてしまいましたね、残念。もっといい点数取りたかったです

 

1級機械保全技能検定に合格する方法

学科の勉強方法

まずは学科試験の勉強方法を紹介します。

  • 過去問をアプリに入れてスマホで毎日勉強
  • 過去問はネット公開分の過去5年分で勉強
  • 勉強の期間は3か月、平日の朝30分程度

 

学科問題は「〇×問題」と「4択問題」の構成で、なかには計算問題も数問ありますが、基本的には単純な選択問題がメインなので、「いつでも、どこでも」勉強できるアプリがおすすめです。

私が使用したアプリは「暗記メーカー」と言うアプリで、学科の過去問をアプリに入れて自分専用の問題集を作りました。

アプリに問題を打ち込むのは面倒な作業ですが、大変なのは一番初めだけなので、絶対アプリを活用したほうがいいです。

 

出典:暗記メーカー google Playの暗記メーカー⇒「DL」   App Storeの暗記メーカー⇒「DL」

暗記メーカー

 

機械保全の学科の過去問は、参考書が豊富なので入手が簡単ですが、私は下記の方法で過去問を入手しました。

 

日本プラントメンテナンス協会では、前年度から過去3年分の過去問が公式HPで公開されています。ところが私は、もともと2年前に受験する予定だったため、当時公開されていた2019年、2020年、2021年の過去問を暗記メーカー(アプリ)で作成していました。そのため今年受験するにあたり、現在公開されている、2022年と2023年の過去問を追加することができたので、過去5年分の問題を揃えることができました。

 

アプリで作った学科の過去問

暗記メーカーでつくった問題集のリストです

機械保全の学科の過去問

こんな感じの出題になります

機械保全の学科の過去問の選択問題 機械保全の学科の過去問の選択問題

 

実は学科の過去問の問題集「2022年度版 機械保全技能検定1・2級 機械系学科試験過去問題集」を昨年購入していたのですが、本で勉強することが面倒くさくて全く使用せずに、アプリで作った問題のみで勉強しました。

 

2022年度版 機械保全技能検定1・2級 機械系学科試験過去問題集

学科の問題集を購入したけど、使いませんでした、、、。とは言え、日本プラントメンテナンス協会のHPで公開されている3年分の過去問だけでは心配なので、買った方が良いと思います。

機械保全技能士のテキスト

 

と言うことで、アプリでの学科の勉強はこんな感じです

  • 平日毎日1回(1年分)やるだけ

 

時間はだいたい30分程度なので、会社の朝礼前の空き時間にやってました。勉強した期間は10月から1月12日の学科試験までの約3か月です。

勉強し始めのころは、納得できない問題や意味不明が沢山あったので、ネット検索したりchatGPTを活用して勉強しました。

特に、荷重計算、歯車の歯数計算、電流値計算、設備の平均故障間隔、などの計算問題は、勘では正解することができないので、計算方法を調べて手書きの計算で問題を解く練習を繰返し行いました。計算問題は、回答できなかったり、不正解になりガチな問題なので、必ず勉強して解けるようにしておいた方が良いです。

このような勉強方法の結果、学科試験は80点(10問まちがい)でした。100点満点として65点以上の場合が合格なので、まずまずの結果でした。

 

実技の勉強方法

機械保全技能士の実技試験は、一般的な技能士の実技試験とは異なり、ペーパー試験のみで構成されています。具体的には、一般的な技能士の実技試験では、ペーパー試験の「計画立案」と、実際に物を見たり触れたりして行う「判断試験」の2種類の試験があります。しかし、機械保全技能士の実技試験は、写真や資料を見て回答するペーパー試験のみです。そのため、他の技能士試験と比べると、勉強の負担は少ないと言えます。

 

では次に、実技試験の勉強の方法を紹介します

  • テキストの「機械保全の徹底攻略」の2020年度版と2024年度版で、機械保全の基礎知識をノートにまとめて勉強
  • さらに、基礎知識を「暗記メーカー」に入れて、オリジナルの問題集を作ってアプリで勉強して基礎知識を強化
  • 「機械保全の徹底攻略」の2020年度版と2024年度版の模擬問題を「暗記メーカー」に入れて、アプリで勉強

 

使用したテキスト

実技の過去問は、日本プラントメンテナンス協会のHPで公開されていないので、テキストの模擬問題を入手するしかありません。模擬問題は、過去問に類似しているので模擬問題が解ければ実際の問題も解けるはずです。

2020年度と2024年度の2冊を購入しましたが、内容は90%同じでした。

機械保全技能士のテキスト

 

機械保全の実技はペーパー試験のみなので、技能が問われることがありません。そのため、テキストの模擬問題を暗記メーカーに入れて、アプリで勉強する方法が効率的です

とは言え、全くの基礎知識がない状態で問題を解こうとしても無理ですし、例題以外の問題が出題されたら答えられません。そのため、実技勉強の第一歩はテキストを読みながらノートにまとめつつ基礎知識を学習することです。例えば、ベアリングの損傷の種類、歯車の損傷の種類、歯車の周波数計算、金属の疲労破壊、設備の稼働時間に関する計算問題などのです。これは、出題される定番の問題なので、必ずテキストで勉強しておきましょう。

 

基礎知識の問題

テキストの基礎知識をもとに、オリジナルの問題集をいくつも作りました。

機械保全の実技の過去問

Screenshot

 

基礎知識がおおよそ覚えてきたら、模擬問題も同時進行で解いていきます。

 

テキストの模擬問題

テキストの模擬問題を暗記メーカーに入れて勉強しました。

機械保全の実技の過去問

Screenshot

 

と言うことで、アプリでの実技の勉強はこんな感じです

  • 仕事が終わってから毎日やる
  • 毎日、基礎知識問題と模擬問題を合わせて平均500問題やった
  • 勉強時間は1時間から2時間程度でした
  • 計算問題は後回しにして、試験1か月前からテキストで学習して、模擬テストを繰返し解きました

 

実技の勉強は、学科と違い時間をかけてじっくり勉強しないと、覚えられません。そのため、仕事が終わってから1時間から2時間時間を作って勉強しました。

実技の問題には「歯車の周波数計算」や「設備の稼働時間に関する計算問題」のような計算問題があるのですが、計算問題は後回しにして、まずは覚えやすいべアリングの損傷の種類、歯車の損傷の種類、金属の疲労破壊、油圧(エアー)回路図判断、などを徹敵的に学習できました。計算問題に着手したのは試験の1か月前で、テキストでじっくり学習して模擬問題を繰返し解いて計算方法を暗記しました。

このような勉強方法の結果、実技試験は91点(4問まちがい)でした。合格基準は減点法で41点以上の減点がない場合、合格となるので、余裕で合格でした。できれば満点取りたかったですが、ベアリングの判別でアンギュラベアリングと深溝玉軸受けの型番の選択を間違えたのが痛手でした。

 

実技試験のポイント

実際の学科試験について

2024年度の1級機械保全技能士(機械系保全作業)の学科試験について、まとめておきます。

 

出題と解答の方法について

  • 「○×」と「4択」の選択問題でマークシート解答方式でした
  • 試験時間は100分(1時間40分)で途中退出は不可でした
  • 電卓使用不可、消しゴムとシャーペン(鉛筆)のみ使用可能

 

問題の内容について

  • 基本的には過去問と同じまたは類似の問題が出題
  • 過去問になかった、新しい問題は5問くらいで出題された
  • 計算問題は「電流」「稼働率」「滑車の吊の力」「せん断応力」の4つが出題された

 

学科試験は、過去問の使いまわしなので、ひたすら過去問で勉強して暗記すれば大丈夫です。ただ、新しい問題が出題されたり、類似の問題が出題されたり、3年以上前の問題が出題されることもあるので、5年以上の過去問をやっておいた方が良いです。

 

実際の実技試験について

2024年度の1級機械保全技能士(機械系保全作業)の実技試験について、まとめておきます。

 

出題と解答の方法について

  • 午前中は学科で午後は実技の試験でした
  • 途中退出禁止で、制限時間は1問10分で全8問ありました
  • 選択問題でマークシート解答方式でした
  • 写真、部品図、組立て図、グラフや表などの資料を見て問に解答する方式です
  • 計算が必要な問題は3問あり、計算機は禁止なので余白に手書きで計算しました
  • 計算問題以外の残りの5問は暗記した知識で解くことがでました

 

出題された問題について

  • 問題1は「軸受けの種類と損傷の判別問題」
  • 問題2は「歯車の種類と損傷の判別問題」
  • 問題3は「歯車の異常振動の計算問題」
  • 問題4は「金属疲労の種類の判別問題」
  • 問題5は「軸のはめ合いの計算問題」
  • 問題6は「油圧回路とトラブルの判別問題」
  • 問題7は「ポンプの性能とトラブルの判別問題」
  • 問題8は「設備の故障と稼働についての計算問題」

 

実技は1問あたりの制限時間は10分あり、判断するだけの問題であれば多少の余裕ありで解答できますが、計算問題に限っては計算をやり直したりしている時間はほとんどありませんでした。しかも、計算機が禁止なので問題用紙の余白に手書きで計算しなければならず、かなりのプレッシャーを感じました。やはり、計算問題は10分の限られた時間で解答するために、しっかり勉強しておく必要があると思います。

また、出題される問題の分野は毎年変更されるので、テキストの内容は網羅的に理解しておく必要があります。私の場合は、テキストの基礎知識と模擬問題をしっかり勉強したので、間違えた問題があったものの、基本的には全て理解して解答することができました。

 

ポイントまとめ

それでは、1級機械保全技能検定について重要なポイントをまとめておきます。

 

ポイント

  • 勉強は暗記メーカー(アプリ)を活用して毎日勉強する
  • 分からない事はテキストやネット、chatGPTを活用して勉強する
  • 基本的には過去問やテキストの模擬問題を繰返し解いて暗記する
  • 計算問題は、じっくりテキストを活用して覚えて、手書きで計算できること

 

以上4つのポイントです。

 

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以上です。

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