アルミフレーム

アルミフレームの固定ボルトを効率化/ワッシャーのありなしとセムスボルト

アルミフレームの組立ては手間

アルミフレームは機械や装置に欠かせない材料ですね。

私の経験ではアルミフレームを使用する部位で一番多いのは機械/装置のカバーや扉です。

特にクリーンルーム環境や安全に厳しい場合には機械/装置をカバーで覆う事が求められますので、その際にはアルミフレームの出番でしょう。

アルミフレーム

しかしながら、アルミフレームの組立てを経験すれば誰しもが思う事があります。

「めんどくさい・・・」

思ったことありませんか?私はいつもそう思っています。

面倒な理由

アルミフレームの組立が面倒と感じる理由を思い出してみます。

  • アルミフレームにナットを入れる
  • ナットの位置をメジャーなどで測定して決める
  • アルミフレームの柱の位置を計算したり測定して固定する
  • ボルトが大量に必要でボルトにワッシャーをセットする
  • アルミフレームのツラ(面)や直角をハンマーで調整して固定

少し考えただけでこれ程の面倒な作業が思い当たりました。

そう、アルミフレームは汎用性が高いゆえに組立てに手間がかかり、組立工数が思った以上に必要な作業なのです。

もっと言えば私の気持ちとしては「精度が必要のないどうでも良い組立に時間を掛けたくない」です。

 

工数削減を考える

ボルトとワッシャー

面倒なアルミフレームを少しでも楽にして工数を減らしたい。そんなことを考えていて直ぐにでも改善できそうな事を思いつきました。

それは「ボルトにワッシャをセットする」作業の改善です。

この作業は地味なのですが、実はかなりの時間のロスをしているのではないか?と思いました。アルミフレームでカバーや扉を組立てようとすると、例えば1000本のボルトを使用する事があります。

そこで実際にどの程度の時間を消費しているか時間を計ってみました。

条件:100本のボルトにスプリングワッシャーと平ワッシャーをセットする時間

結果:おおよそ10分かかりました。

この結果からボルトを1000本使用するアルミフレームの場合、ワッシャーをセットするだけで100分ロスしていると分かりました。

 

アルミフレームの固定ボルトを改善する

ボルトにワッシャーをセットする事が結構なロスだと分かったので、ワッシャーをセットする時間を「ゼロ」もしくは低減する為の方法を考えてみました。

  • ボルトのみにする。ワッシャーを使用しない。
  • ボルト&スプリングワッシャー(以下SW)
  • ボルト&平ワッシャー(以下平W)
  • セムスボルト(組込みボルト)

このような方法が思いつきました。他社のアルミフレームを覗いてみると、上記の4パターン全てあり得るパターンです。それは各メーカー独自のルールや考えがあっての事だと思います。

ボルトのパターン

私の考えで上記の4パターンから選択すると「ボルト&平W」か「セムスボルト」を選びます。理由は「平W」は摩擦面が多いので緩みにくいと考えているので、改善方法としては「平W」が入っている方法を選択します。

最終判断

ボルトの改善パターン4項目を最終判断したいのですが、重要な条件となるのがありました。それは客先の仕様です。

私の場合は客先仕様書に「ボルトにはSWと平Wを使用する事」との記述があるので、この条件は守らなければいけません。

そして私の考えである「平W」必要論。

これらの条件で考えると「セムスボルト(組込みボルト)」一択となりました。セムスボルトはワッシャーが組み込まれているので今回の目的は大いに改善されます。

と言う事で「ボルトにワッシャーをセットする時間」の改善として「セムスボルト」を使用する事としました。

補足

セムスボルトを使用すると決定しましたが、ただ一点だけ考慮しなければいけない事があります。

それはボルトのコストです。セムスボルトはコストアップになるのです。

*ボルト1本あたりの価格

ボルトとSW/平W バラの場合 セムスボルト
M6×15の場合 11円+ワッシャーセット時間 16.2円

この価格差も本数が多くなればなるほど影響してきます。

どの方法が自分に最適なのか?は人それぞれで環境により違います。今回の事例を参考にしていただき、自分の環境に合った方法で改善が出来ればと思います。

以上です。

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