アルミフレーム

アルミフレームのナットの使分け/先入れナットと後入れナット

アルミフレームの組立て

アルミフレームとは架台やフレーム、安全カバーの骨格などに使用するアルミの構造材です。通常アルミフレームと言えば汎用性が高く自由度が高いのが特徴です。

*今回はミスミのアルミフレームを例として話を進めます。

引用抜粋:ミスミ アルミフレーム 6シリーズ 正方形 30×30mm 1列溝 4面溝

このアルミフレームは組立てる時に必ず必要となる部材があります。

それはナットです。

アルミフレーム用のナット

アルミフレームの組立ては溝にナットを入れて、アルミフレームに部品をねじ固定する方法が一般的なのです。

*実は先日アルミフレームのナットについて質問を頂きましたので、それについて解説をしようと思います。

 

先入れナットと後入れナット

アルミフレームの組立てには「ナット」が必要と言いましたが、このナットには大きく分けて2種類の形状があります。

  • 先入れナット
  • 後入れナット

先入れナットと後入れナット

*大きさが違います

 

この2種類のナットはアルミフレームの溝に入れて使用する事には違いはないのですが、下記の写真で後入れナットと先入れナットの違いを判断してみましょう。

 

アルミフレームにナットが入っている状態での違い

違い

アルミフレームに入れた状態のナットです。見た目では違いが感じられませんね。

アルミフレームの側面(断面)から見ると違いが分かると思います。後入れナットは座面が少ないです。

 

アルミフレームにナットを入れる時の違い

違い

先入れナットを入れる時

後入れナットを入れる時

 

ねじを締めた時の違い

違い

後入れナットは溝からズレる事があります。ナットを入れた時から溝に上手くフィットしていない場合もあれば、ねじを締めた時ズレる場合もあります。先入れナットはズレる事はありません。

 

先入れナットと後入れナットの違いまとめ

先入れナットと後入れナットの違いについて写真で観察してみましたが、それではその違いについてまとめてみましょう。

先入れナット 後入れナット
剛性 ナットと溝にすき間が無く、座面が多いので部品との一体感が良い ナットの座面が少ないので弱い
作業性 端面からしか入らないので、後から追加できない 前もってナットを入れておく必要がない。ナットの追加は簡単
ねじの緩み ナットが溝からズレる事がないので緩みの可能性は低い ナットが溝からズレるので、締付け完了後にナットが溝に嵌るとねじが緩む

このような違いが読取れたと思いますが、この中でも実際に私が使用してきて感じたことは「剛性」と「作業性」です。

「先入れナット」は剛性はあるが作業性が悪い。「後入れナット」は剛性がないが作業性が良い。この認識です。

では先入れナットと後入れナットはどのように使い分けたら良いのでしょうか?

例えば下記のような使分けはどうでしょうか?

「先入れナット」は機械/装置の主要な部分に使用する場合で精度や強度が必要な部分

「後入れナット」はカバーなどの最低限の剛性と精度が必要ない部分

組立工数は少ない方が良いので作業性の良い後入れナットを使用したいのですが、状況によって使い分けるべきでしょう。

 

補足

ナットには先入れ/後入れ問わず、ナットがアルミフレームの溝の中でズレないようなズレ止め機構があるのですがそれには種類があります。

例えば下記の種類があります。

  • 「板バネ」タイプ
  • 「ボールナット」タイプ
  • 「ストッパ」タイプ
  • 「ロック付き」ナット

どのタイプのナットのズレ止めを使用するか?迷ってしまいますが、私のお勧めは「バネ付き」と「バネナット」タイプです。

引用抜粋:ミスミ ナット(アルミフレーム用)

 

以上です。

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