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【電気配線/制御盤製作 】

チューブマーカーの解説【レタツインとキヤノンMk2600の比較】

2020年3月16日

 

今回は「チューブマーカーの解説」についての記事です。

チューブマーカーは全自動のレタツインやキヤノンが主流ですが、これから購入を検討する人にとってはどちらを購入すればいいのか、、、迷ってしまいますよね。

そこで今回の記事では、レタツインとキヤノンの違いや私がおすすめする機種について紹介しようと思います。

 

チューブマーカーとは

チューブマーカーとはマークチューブに印字する機器です。

電気配線やエアー配管には「配線や配管一つ一つが何なのか?」が分かるように線番(認識番号)を印字したマークチューブを取付けます。このマークチューブに印字する為にはチューブマーカーが必要です。

 

 

マークチューブ

マークチューブ

マークチューブ

線番を印字されたマークチューブ

印字されたマークチューブ

 

チューブマーカーの種類

チューブマーカーはマークチューブに印字する機器と説明しましたが、このチューブマーカーには種類があります。

  • 印字機能限定タイプ・・・主にマークチューブに印字する専用で機能は限定されます。
  • 多機能機種・・・マークチューブ以外にラベルやテプラを作る事ができ、PCからデータの流し込みでスピーディーに製作することが出来る

 

印字機能限定タイプ

印字機能限定タイプは機種名「ホットマーカー」に代表されるタイプです。こちらは10年以上前のホットマーカーなので全てが手動式のタイプです。

ホットマーカー

 

多機能機種

多機能機種の代表的な機種にはキヤノンMkシリーズやMAX株式会社のレタツインがあります。

MAX株式会社のレタツイン

 

レタツインLM-550WとキヤノンMK2600の違い

それでは、現在の主流である多機能機種に代表される、レタツインLM-550W(現在廃盤です、2021年6月に新機種が登場しています)と MK2600(キヤノン)の違いについてまとめておきましょう。

*下記に機能を記載しますので参考にしてください。使用目的は同じですから大きな違いはないようです。

 

機能

レタツインLM-550W(MAX株式会社) Mk2600(キヤノン)
価格 139,000 (税別) 109,800円(税別)
印字速度 高速モード40mm/秒  低速モード40mm/秒 チューブ:高速モード40mm/秒 中速モード25mm/秒  低速モード18.5mm/秒 ラベル:高速モード40mm/秒 中速・低速モード25mm/秒
文字サイズ 1.3/2/3/4/6mm、 英数字のみ2.4mmも選択可 1.3mm(全角英数字のみ可)、2mm(漢字印字不可)、3mm、6mm(全角・半角あり)
入力方法 ノートパソコンタイプキーボード ノートパソコンタイプキーボード
動作環境条件 温度:5~35℃(5~15℃はチューブウォーマー使用時)
湿度:20~80%(結露なきこと)
温度:15℃~32.5℃、湿度:10%~85%
チューブウォーマ装着により5℃~18℃の低温時でも使用可能
電源 ACアダプター(AC100V~240V 50/60Hz) または 単3形×4本(コードレス) ACアダプター(AC100V~240V 50/60Hz)
チューブ切断方法 自動半切り、手動全切り 自動半切り、自動全切り
オートOFF機能 5分経過で電源OFF なし
PCリンク機能 作成したデータをPCから直接印刷 PCデータを直接印字
外部メモリ USBメモリ対応 なし

 

使用可能な印刷物

レタツインLM-550W(MAX株式会社) Mk2600(キヤノン)
チューブ 塩ビチューブ(内径φ1.5~φ8.0mm) 熱収縮チューブ(内径φ2.0~φ6.4mm) 市販PVC丸チューブ(熱収縮チューブにも対応)
(内径:∅2.5mm~6.5mm対応 厚さ:0.5mm)
ラベルテープ 専用テープカセット 5/9/12mm幅 カセット(白色、黄色、銀色)幅:6mm、9mm、12mm 長さ:30m(銀色27m)
カット長設定2mm~150mm設定可能
ラップアラウンドテープ カセット(印字部のみ白その他透明)
巻き長さ:8m 長さ:33mm 幅:カット長設定により6mm~150mm設定可能
記名板 8/8.5/9.5/10mm(0.5mm厚・塩ビ製) 市販記名板
厚さ:0.5mm指定幅:8mm、8.5mm、9.5mm、10mm
4mmIDストリップ カセット(白色)幅:4mm、長さ:5m
カット長設定 8mm~ 150mm設定可能
デバイスラベル 幅5~10mm、長さ7.3~40mm、ラベル間隔0~10mm

*ラップアラウンドテープ・・・ケーブルに巻き付けて張るテプラのようなモノ

 

レタツイン紹介動画

下記にレタツインの紹介動画を載せておきます。キヤノンにMk2600は紹介動画ありませんでした。

 

おすすめはレタツイン

私は今まで レタツインLM-550W と キヤノンのMk2500(Mk2600の前機種) の両方を使用してきましたが、、、、私のおすすめはレタツインです。

 

レタツインをおすすめする理由 *キヤノンと比べた感想です。

  • マークチューブを本体に脱着する作業が簡単で速い
  • レタツインの専用チューブは柔らかいので絡まることがない
  • レタツインの方が動き出しのレスポンスが良いので速い(速く感じる)
  • 使用率が高い(電気屋さん3社に聞いたところレタツインが2社でキヤノンが1社でした)

 

このような理由で私はキヤノンではなくレタツインをおすすめしています。

 

チューブマーカーのポイントまとめ

それでは、チューブマーカーついて重要なポイントをまとめておきます。

 

ポイント

  • チューブマーカーは印字機能限定タイプと多機能機種がある
  • 主流は多機能機種のレタツインLM-550WとキヤノンMK2600
  • おすすめのチューブマーカーはレタツインLM-550W

 

以上3つのポイントです。参考にしてください。

 

*レタツインの購入はこちら

 

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以上です。

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