配管

ボールバルブの種類の見分け方/ハンドルの色の違い

ボールバルブとは

ボールバルブとは穴の開いたボール(球状)の弁体が回転する事で流路の開閉を行うバルブです。

ねじ込み形ボールバルブ

一般的にボールバルブと言えばKITZのボールバルブが有名で使用率も高いと思います。私が普段使用するタイプは「ねじ込み形ボールバルブ」で上記の写真のタイプです。誰もが一度は見かけたことのあるタイプだと思います。

と言う事で、今回はKITZのボールバルブについての解説です。

 

ハンドルの色

KITZのボールバルブのハンドルは色の違いがありますが、この色は何を意味しているのか?気になりますよね。実は私も理解してしませんでした。

そこでカタログで調べてみますと下記の文面がありましたが具体的な記述は見つかりませんでした。

引用抜粋:青銅 黄銅バルブ 総合カタログ

 

そこでメーカーに「色の意味」について問い合わせた所、下記のような回答がありました。

ステンレスのボールバルブ

メーカー回答まとめ

ハンドルの色 材質
SUS304/SUS304L/SCS13A/SCS19
SUS316/SCS14A
イエロー SUS316L/SCS16A

青銅/黄銅のボールバルブ

メーカー回答まとめ

ハンドルの色 用途 特徴 色イメージ
オレンジ 給湯用バルブ Tボール(ボールバルブの基本タイプ)など KITZのイメージカラー
緑色 ZEボール(エコボールの一種でコンパクトタイプ)など
赤色 蒸気/灯油/温水 JIS規格品 汎用バルブ 危険物をイメージした色
ライトグレー Sボール(給水用逆止弁内蔵型)など 屋内で調和する色
青色 建築吸水用/給水用 エコボール(Tボールのコストダウンタイプ)など エコをイメージした色
ミントブルー 給水用 有害な鉛フリーで安全 環境性能をイメージした色
黒色 ファンコイルバルブなど
黄色 ガス用

ステンレスのボールバルブについては材質の違いで色分けをしているようです。

ただ青銅/黄銅の色分けがイマイチ不明確でした。青銅/黄銅の一覧には空白が目立つし、特徴には「など」と記載がありハンドルの色で性能を明確に区別している訳ではないようで、性能と言うよりも「色のイメージ」で「人がどう感じるのか」を重視して色の設定をしてるのではないかと思います。

カタログで確認するハンドルの色の結論

カタログでボールバルブの製品を一つずつ確認してハンドルの色との整合性を確認しましたが、やはり明確な区別は無いようでした。

ボールバルブを例えば下記の条件で選定したとして、その結果「ハンドルの色が何色になるか」と言う事になってしまいます。

  • 流体
  • 温度
  • 圧力
  • 口径
  • ボア径
  • 環境

ですからハンドルの色で「見分ける」「区別する」は不可能のようです。

 

補足

ここまではハンドルの色について解説しましたが、ボールバルブについて知っておくべき事がありますので補足します

ボア径の種類

ボールバルブにはボア径(ボールバルブの内径)に種類があり、用途に応じて使い分けることが出来ます。

ボアの種類 内径 外径の大きさ 価格
フルボア形 大きい/配管内径と同じ 大きい 高価
スタンダードボア形 普通/配管径より1サイズ小さい 普通 普通
レデューストボア形 小さい/配管径より1サイズ以上小さい コンパクト 安価

スタンダードボアとフルボア

配管の内径が絞られるのは流量に影響するのでフルボア形が良いように思いますが高価なので当たり前に使用する事は難しいと思います。

ボールバルブの流量調整/開度調整

バルブの開閉で流量の調整を行う場合があると思いますがボールバルブは流量調整には不向きです。それには下記の理由が上げられます。

  • 開度の調整がハンドルの角度なので曖昧
  • 物理的な干渉/衝撃でハンドルの角度が変わってしまう
  • 中間の開度だと弁座(シール)が損傷したり異物が詰まるので閉にした時に漏れが起きる

このような懸念事項が上げられます。特に「弁座の損傷と異物による漏れ」は問題です。安全にも係わる事ですので注意したいところです。

全開と半開

私が今まで見てきた中ではボールバルブの開度で流量調整しているメーカーさんや機器を幾度となく見てきました。本来は流量調整にはグローブ弁などが良いと思いますが、おそらくコストダウンでボールバルブを選定していたのではないかと思います。

 

まとめ

今回はボールバルブについて解説しました。ハンドルの色の違いについては煮え切らない感じですが今は納得しておきます。

以上です。

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