加工

エンザートの施工方法/入れ方と下穴

エンザート

エンザートの特徴についてはこちらの記事をご覧ください。 ⇒ 「ヘリサートとエンザート/どちらを選択するのか」

 

エンザートの下穴

エンザートの下穴はエンザートの種類(型番)によって違いがあります。

 

引用抜粋:ケー・ケー・ヴィ・コーポレーション株式会社 下穴径の選定・設計

 

施工方法/やり方

エンザートを実際に施工してみます。

 

今回の施工する条件

  • ねじ径・・・M6
  • エンザート302型・・・割溝タイプ。一番汎用性のあるエンザートです。
  • 下穴径・・・8.8mm~9.2mm
  • 下穴深さ・・・エンザートの長さ×1.2 ≪14×1.2=16.8mm以上の深さが必要≫
  • 施工材料・・・アルミ材(種類は不明)

それでは順を追って解説していきます。

 

下穴加工

まず初めに、下穴を加工を行います。下穴径の指定には幅があり材料によって変える必要があります。

下穴が大きすぎるとエンザートの挿入が容易ですが、エンザート本体と部品の固定が弱くなります。

逆に下穴がきつすぎると挿入時の負荷が大きくなり、挿入時のピッチ遅れ(エンザートの回転に対して穴に入って行かない)が起きエンザート本体の固定が弱くなります。

 

下穴加工

 

エンザートのセット

エンザート本体にボトルナットを取付けて、ナットを締付けしっかりと固定し、挿入する穴に少しだけ食い込ませてセットします。

エンザートの向きは挿入する側の先端に溝や側面穴があるようにセットします。この溝や側面穴が挿入側の穴を切削して本体が挿入される仕組みです。

 

エンザートのセット

 

エンザートの立ちと挿入

ボルトナットのボルトとナットの両方に工具をセットし挿入します。

ボルトとナットの両方に工具を掛けるのは、エンザートを真直ぐに挿入される為で、両手で補正しながら作業が出来るので有効です。

少し入れては、エンザートの立ち(鉛直)を確認します。1/3以上挿入されると立ちの修正は難しくなるので、挿入初期段階でしっかりと確認と補正を行います。

 

エンザートの加工

 

挿入時の注意

挿入するとエンザートの先端から切削時のキリ粉がでます。このキリ粉がスムーズに出てくるようにタップオイルを塗布すると良いです。

またこのキリ粉は内側(穴の中)に出ますので下穴の深さが大切に立ってきます。適正な深さが無いとキリ粉が溜まる空間が無くなってしい、エンザートが入りきらない事態が起きますので止め穴は十分に注意します。

挿入はナットが部品に当たるまでです。ナットが部品に当たるとそれ以上は挿入する事ができません。

 

エンザートの加工


 

エンザートの飛び出し

確認してみると、部品の面よりエンザートが少し飛び出しています。入りきっていません。

カタログには、「下穴の面取りを行うと入りやすい」とありましたが、それでも完璧には入りきらないようです。

そう言う場合には、エンザートの外径より小さいカラーをボルトナットの間にセットして挿入すると、部品の面に接触しないのでエンザートが入ると思います。

 

エンザートの加工


 

最終確認

ボルトナットにカラーを入れて挿入してみましたが、それでも少しだけ飛び出ていましたので、砥石で面修正を行いました。

最終確認として、エンザートにねじを入れてみたところ、所々抵抗を感じましたのでタップを通して修正し完了としました。

エンザートの加工


まとめ

今回はエンザートの施工方法を紹介しました。初めての方は参考にしてください。

 

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以上です。

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