精度測定器

標準形ハイトゲージの0点調整方法/調整が出来ない場合とスクライバのカケ

ハイトゲージとは

ハイトゲージについてはこちらの記事をご覧ください。 ⇒ 「ハイトゲージとは」

今回は標準形ハイトゲージを取り扱ううえで重要な0点調整を解説します。

 

0点調整

ハイトゲージの0点(ゼロ点)で調整/確認で関係する部分は下記の4点です。

  • 本尺移動装置
  • スクライバ
  • 本尺の目盛り
  • バーニア目盛り

部位は下記の画像で確認してください。

引用抜粋:ミツトヨ 精密測定機器の豆知識

 

調整/確認手順

0点調整の手順は下記の6項目です。

  1. スクライバを基準面に軽い力で接触させる(強く押さえると誤差が発生する)
  2. 本尺の目盛りとバーニア目盛りの0点を目視確認する
  3. 0点にズレがある場合には、本尺移動装置のロックナットを緩める(少しするめればOK)
  4. 本尺移動装置の「目盛り上下ダイヤル」を回転させて0点を合わせる
  5. 本尺移動装置のロックナットをロックする
  6. スクライバを何度か基準面に接触させて0点にズレが無ければ完了

 

実際にやってみます

 

0点のズレを確認

本尺移動装置で目盛りを調整

0点の最終確認

 

調整が出来ない場合

上記の方法で調整しようとしたときに「本尺の目盛り」が上下に動かない場合があります。それは「罫書き作業」や「周囲の雰囲気」が大きく関係します。

 

原因

本尺の目盛りと本体との間に金属粉やゴミが入り込み「固着」「噛み込み」が起きています

 

対処として「固着」や「噛み込み」を取り除くために分解清掃をします。

 

分解清掃の方法の手順は下記の6項目です。

  1. 本尺移動装置のロックナットのネジを取り外す
  2. 本尺移動装置のロックナットを緩めて取り外す(バネが入っているので注意)
  3. 目盛り上下ダイヤルを取り外す
  4. 本尺の目盛りを浮かせてエアーブローする
  5. 本尺の目盛りを引張り上げる
  6. エアーブローやウエスで清掃して完了

完了したら復旧してください。

 

実際にやってみます。

取り外す

清掃

 

スクライバのカケ

スクライバは罫書き作業や取り扱いが悪い場合に「カケ」がおきます。

この部分がカケていると上手に罫書きが出来なかったり、測定結果にバラつきが生じたりする可能性があります。私は消耗品だと思っていますのでカケが起きて支障をきたしそうな場合には交換します。定期的に確認する事をお勧めします。

 

準備と塗布

 

まとめ

ハイトゲージの0点を確認せずに作業をすると正確な数値を得られません。使用する前には必ず確認しましょう。

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以上です。

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