目次
マイクロメーターとは
マイクロメーターとは形状の大きさや深さを測定する測定器です
精度
標準タイプの目盛りは0.01mmです。デジタルタイプは0.001mm表示です。アナログタイプは目盛りのズレ量で0.001mmを読取る事も可能です。
器差(モノの寸法と測定器が示す数値の差)は種類よって違いがあります。下記のJISB7502の規格表をご覧ください。
JISB7502 マイクロメーターの器差
参考 目盛のズレで読み取る
-1㎛(目盛りの線が半分ズレている)
-2㎛(目盛りの太さ分のズレ)
使用の注意
使用上の注意は下記の2点です。
- 熱膨張・・・アンビルと呼ばれる測定面は金属ですので、熱によって膨張や収縮します。これにより、正しい測定値が得られない原因になります。取扱いは防熱カバーを持ち、マスターで測定値の誤差確認と、公正をすることをお勧めします。
- 押さえすぎ・・・内部構造がネジ式ですから測定面に接触後、回し過ぎると変形により正しい測定値が得られません。押さえ過ぎない為にラチェット式となっていますが、それでも測定値にバラつきが発生します。最低3回測定を繰り返し、安定して得られる数値を測定結果とする方法が良いでしょう。
種類(代表的な3種類を紹介)
外側マイクロメーター
外側を挟んで測定する外径測定用です。
内側マイクロメーター
内側に測定子を接触させて測定す内径測定用です。
デプスマイクロメーター
深さを測定する測定器
校正
マスターをマイクロメーターで測定し、目盛りのズレを付属品のフックスパナでスリーブを回して校正します。
補足動画
新潟精機のマイクメーター取扱い動画です。参考にしてください。
*マイクロメーターの購入はこちらから
以上です。