どんな作業?
ベースフレームにユニット設置
ユニットや部品をベースフレームに図面寸法と精度を守って設置する作業です。精度の「測定」と「記録」は必ず実施します。
なぜ精度の記録が必要か?
ユニットの設置は測定をおこなう事が必要ですが、その測定結果をなぜ記録までする必要があるのでしょうか?
精度記録の必要性
- 「図面寸法」「目指す精度」に対しての結果の記録があれば「設計の改善」や「問題が起きた時の検証」に役立ちます。
- 装置のスペックの証明になる。この装置は、どのような精度で組立てられたのか?
- 記録を積み重ねれば、将来の参考、経験値となる。あの時はこうだったから、、、。
このような意味があります。大切な事ですので忘れずに記録しましょう。
記録の概念
人間の記憶は曖昧ですが記録(数値管理)は時間がたっても変わることはありません。
作業ポイント
作業のポイントは?
作業のポイント
1.作業をイメージしておく
図面を確認し「ユニットを設置する場所」「基準からの寸法」「どのような方法で精度を出すか?」などイメージしておき作業がテンポよく進むようにします。

集中してイメージする
2.使用する「道具」「測定器」「ねじ」を用意しておく
ユニットを設置するは「ホイストで吊り上げたまま」「他の作業者(自分以外)に設置位置を調整てもらいながら」など不安定な作業になる場合が多いのです。必要なモノを用意しておけば不安定な作業に時間をかける事が少なくなります。
3.精度の調整と測定は何度もおこなう
例えば測定ポイントが①②③④と四カ所あった場合に「②を最後に調整/測定して合格」となっても「②の調整の影響が①③④に起きる」場合があります。どこかを調整したら調整していない所を再測定して確実性を増しましょう。
4.ユニットとユニットとの位置関係を守る
複雑な装置ほどユニット同士の位置関係が重要になります。ユニット単体の精度だけでなく、ユニット同士の関係性も測定しながら作業をしましょう。複雑な装置ですと測定の基準となるポイントを見誤りがちですので基準は十分検討してください。
5.ユニットの組立同様にねじの仮締め禁止
ねじの締付け/マーキングを忘れずにおこなう。もしどうしても仮締めの状態になってしまった場合にはネジの仮締め理由のメモを貼り付けて置く(誰が見てもわかるように)仲間や上司に報連相します。絶対に仮締めのままではダメです。
6.ねじや工具をベースフレームに置かない
ベースフレームに「ねじを並べて置いておいたり」「工具を置く」とベースフレームの塗装が剥がれたり体が接触して「落下」「紛失」したり「置いていたことを忘れて放置」したりと良いことはありません。必ずコンテナBOXを使用しねじや工具はまとめておきましょう。コンテナBOXは塗装へのダメージが少なく「ねじ」「工具」をまとめて持ち運びが出来ますし目立つので放置するリスクは少なくなります。

散らかさない
組立が関わる業務
組立が関わる業務の①社内図面検討から⑰立上げまでを下記の記事で解説していますのでご覧ください。
*気になる業務をクリックしてください。
以上です