装置とは
装置とは
様々な役目を持ったユニットの集合体です。
つまり「製品を持上げる」「固定する」「回転させる」など役目別にユニット化し組み合わせ機能を果たすモノが装置です。
装置を組立てる事を難しく考える必要は無く、装置はユニットを組立てる事の積み重ねでしかありません。

④ベースフレーム設置
ベースフレームとは
ベースフレームは装置の土台です。このフレームに様々なユニット/部品を取付けて装置となります。
どんな作業?
この2点です。簡単そうですが、ユニットを設置してから間違えに気づいたのでは遅いので確実に作業しましょう。

⑤ユニット組立(ASSY組立)
ユニット組立とは
ベースフレームに部品を取付ながら組立をするのではなく、ユニット(ASSY)単位又は組立が完結する単位で組立をおこなう事
ユニットはベースフレームに設置した時に「水平」「直角」「平行」などを再調整しますが、その調整の手間が少なくなるようにユニット単体で組立てた時に精度は調整と測定をする必要があります。
もしベースフレームに設置した時に調整が大掛かりな事になってしまえば、ユニット単体で組立てる必要性は無くなってしまいますので再調整がスムーズに進むように配慮して作業をしましょう。
作業ポイントは?
ユニット組立(ASSY組立)の作業ポイント
1.ダイヤルゲージやハイトゲージなどの測定器を使用し数値管理で組立てる
- 図面に忠実に寸法や精度が出ているか確認します。ベースフレームに設置した後で精度調整することは作業性が悪いので、そういったことが少なくなるようにします。(再調整はゼロにできない)
2.ねじの仮締めは絶対にしない。「締め付ける」か「ネジを取付けない」の二択
- ねじの締め忘れは起きてしまいます。「休憩したらねじの締付けを忘れていた」「後で締めようとを思っていて忘れていた」などほとんどの原因が「忘れ」です。部品を取付けたら「ねじを締め付けマーキング」を習慣化しましょう。もし再調整が必要と分かっていてもねじの締付をします。再調整の時に緩めれば良いだけです。(*再調整の可能性がある部分はマーキングしない)
3.ユニットの芯や基準を罫書く(必要な場合)
- ベースフレームに設置する時に基準となる罫書きがあると作業性が良いです。ベースフレームには芯の罫書きがありますのでそれに合わせる事になります。
4.エアや油圧の配管ができる場合は配管しておく
- ベースフレームに設置してからでは空間が狭く作業がやり難い場合があります。そうなる前に事前に配管しておくと作業性が良いです。
5.部品を取付けるだけでなく「ユニットの機構に問題が無いか?」動作を確認しておく
- ユニットの組立てが完了した時に「動作確認」「調整」をしておくと問題の早期発見になります。電気工事後に問題が発覚するよりは組み立て段階で修正しておく方が良いです。出荷までの時間が少なくなった状況で修正することは「良いアイデアが浮かばない」「良い部品が出来ない」「良い作業が出来ない」事につながります。
組立が関わる業務
組立が関わる業務の①社内図面検討から⑰立上げまでを下記の記事で解説していますのでご覧ください。
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