目次
ノギスとは
ノギスとは「長さ」「口径」「深さ」を測定する測定器です。
精度
器差(モノの寸法と測定器が示す数値の差)は種類よって違いがあります。
下記のJISB7507の規格表をご覧ください。
*JISB7507 ノギスの器差
読み取りの精度は下記のようになっています。
- 標準ノギス・・・バーニア目盛りで0.05mm単位
- デジタルノギス・・・0.01mm単位
標準ノギス
標準ノギスはバーニア目盛りで0.05mm単位で測定できる。デジタルノギスは0.01mm単位。

測定範囲
ノギスの最大測定範囲は1000mmまでが一般的です。
ノギスには測定範囲別に大きさの種類がありますので、測定するモノの大きさに合わせて扱いやすい種類を選定します。
測定範囲の種類には例えば下記のタイプがあります。
- 0~100mm
- 0~150mm
- 0~600mm
- 0~1000mm
使用の注意
使用の注意として、「押さえ過ぎ」に注意が必要です。
測定面(ジョウ)を押さえ過ぎるとスライダの歪みなどで誤差が生じます。
種類(代表的な3種をご紹介)
M形標準ノギス
バーニア目盛り付きのスタンダードなタイプです。
標準ノギス

デプスゲージ
バーニア目盛り付きの深さを測定する測定器です。標準ノギスでも深さを測定できますが、測定面の安定性に欠けます。デプスゲージは深さの測定に特化していますので、安定して測定が出来ます。0.05mm以下の測定の場合は、デプスマイクロをお使いください。
デプスゲージ

ABSデジマチックキャリパ(デジタルノギス)
ゼロ点は任意の位置でできます。測定は0.01mm単位ですので、力の入れ加減で測定値がバラツキます。数回測定を繰り返して安定した測定値を読取ってください。
デジタルノギス

補足動画
新潟精機のノギス取扱い動画です。参考にしてください。
*ノギスの購入はこちらから
以上です。