組立ての技術 ボルト/ねじ

ブラインドナットを専用工具ではなく代用品でカシメる

ブラインドナット/エビナットとは

引用・抜粋 株式会社ロブテックス エビナット

タップ立ての難しい薄板や、パイプ・角パイプ、溶接のできないプラスティック板にも、片側からワンアクションで簡単に、仕上がりも美しく取り付けが可能

実物

 

ブラインドナットのカシメ工具

タップが必要な材料にブラインドナットをカシメて材料に固定し一体化させます。カシメは専用のナッター(工具名)を使用して行うことが多いのですが、ナッターが手元に無かったり、ナッターが作業スペースに入らない場合などにはロブテックスから「ちょっとナッター」と言うねじでカシメる道具があります。

強力ナッター

大きなサイズやステンレスのブラインドナットでも楽にカシメる事が出来る。欠点は高価で道具が大きい事です。スペースが無い場所では使用できません。

ハンドナッター

安価で省スペースです。カシメの力は弱く握力が弱い人には辛い。アルミのブラインドナットでM6までなら確実に作業可能

ちょっとナッター

ステンレスのブラインドナットでもカシメ可能で省スペース。欠点は、各サイズの専用品のなので各サイズごとに購入する場合には金額的に問題あり。



代用品でカシメる

「ナッター」や「ちょっとナッター」を持っていなかったり、スペースや金額的に問題がある場合などを考えて、今回は代用品でカシメる方法を紹介します。と言っても、ちょっとナッターと全く同じ理屈です。ただ、安価に入手できるものなので代用するメリットがあります。

用意するモノ

必要なものは3点

  • 引張強度が強いねじ・・・・ブラインドナットと同じサイズ。強度が弱いとカシメの力に耐えきれない。
  • ナット・・・・ねじの1ランク大きいサイズ
  • ワッシャー・・・・ブラインドナットを押さえつける厚めのワッシャー

ワッシャーにはグラインダーやヤスリなどでキズを付けておきます。この面はブラインドナットと接触した時の滑り止めになります。滑ると空回りしてカシメる事は出来ません。

用意するモノ

 

ねじにブラインドナットをセットする

下記にある写真のようにセットします。ブラインドナットは奥までねじ込んで、ナット、ワッシャーに遊びを作らないように密着させてください。

セットする

 

ブラインドナットを材料にセットする

ブラインドナットを入れる材料の穴のサイズは大きすぎるとブラインドナットが抜けたり、うまくカシメる事が出来なかったりします。穴のサイズはブラインドナットの外径と同じ大きさにしてください。

材料にセットする

 

カシメる

方法

  1. ナットは回転させずにスパナで固定する。ねじの回転の固定と押さえの為にナットを使用しています。
  2. ねじを工具で締付けます。この時に、ブラインドナットが供回りしてしまうと永遠にカシメる事はできません。ですから、ワッシャーのキズが必要になります。
  3. ねじを締め付けると急に固くなるポイントがあります。カシメ(ブラインドナットか縮み切った)が完了した合図です。

カシメる

 

確認する

カシメが上手くできたか確認します。カシメたブラインドナットにねじを入れ締付けます。しっかり締付けが出来れば問題ありませんが、ブラインドナットが供回りしてしまう場合にはカシメが弱いので、もう一度カシメ作業をします。先ほどよりも若干強くカシメてみます。

確認

ステンレスのM6のブラインドナットで実践しました

 

補足 ブラインドナットを除去する

もし何かの理由でブラインドナットを除去したい場合には次の方法があります。

  • ドリルでブラインドナットの頭を飛ばす
  • グラインダーやベルトサンダーなどでブラインドナットの頭を削り取る

いずれの方法も、ブラインドナットのタップ部分が材料の内側に落ちてしまいます。内側が袋の場合には撤去は出来ません。

除去する

 

まとめ

今回はステンレスのM6のブラインドナットを手持ちのねじやワッシャーで実践してみました。ステンレスのカシメが出来ると言うことはアルミもスチールは楽に施工できる事になります。専用工具が無い場合には覚えておくと良いと思います。

以上です。

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