トラブル事例 アルミフレーム

アルミフレームとブラインドブラケットの公差/ミスミ

発端

今回はミスミのアルミフレームの不具合について報告します。

なにが起きたのか?

アルミフレームの溝に後入れブラインドブラケットを入れようとしたら入りませんでした。

ブラケットが入らない

アルミフレームの型式は下記の通りです。

  • メーカー・・・ミスミ
  • アルミフレーム・・・HFSH8-8080
  • 後入れブラインドブラケット・・・HABLBS8

アルミフレームのメリットは指定部品を買えば追加工無しで組立ができる所なのにこれでは意味がありませんね。

ただ私は今までこのような事は経験したことが無かったので「なぜか?」を調べる事にしました。

 

寸法を実測してみる

実物の寸法をノギスで測定してみました。

アルミフレームの溝 9.84mm~10.08mm
後入れブラインドブラケット 9.97mm~10.04mm

測定する部分によって数値にバラつきがあるのですが、アルミフレームの溝の最小が「9.84mm」でブラケットの最小が「9.97mm」でした。

つまりアルミフレームの溝の方がマイナスしています。

これでは入るはずがありませんね。

ブラケットが入らない



公差

アルミフレームと後入れブラインドブラケットの実測値に矛盾点がある事が分かったので、次に公差が幾つなのか?を調べて何が悪いのか掘り下げてみる事にしました。

 

カタログで調べてみました

アルミフレーム公差データ FA用メカニカル標準部品の2-558ページに記述がありました。

  • 曲がりの許容差
  • 平さの許容差
  • ねじれの許容差
  • 外径寸法の公差

このような記載はありましたが溝寸法の公差については記述なくわかりませんでした。

後入れブラインドブラケットについてはFA用メカニカル標準部品の2-702ページに寸法のみ記載があるだけで、公差の記述はありませんでした。

 

ミスミに問い合わせてみました

カタログから得られる情報が無かったのでミスミに直接問い合わせてみました。

回答は以下の通りです。

公差
アルミフレームの溝 10±0.3mm
後入れブラインドブラケット 10±0.3mm

正直驚きました。これでは入るわけがありません。カタログに記述がないのも納得しました。しかもオペレーターさんは「溝に入らない」と言う問い合わせはかなり多いと言っていました。

 

疑問

しかしよく考えてみると今まで30のアルミフレームを頻繁に使用していましたが、このような事は起きたことがありませんでした。

なぜだろうか?

問題となったのは80サイズで今までが30サイズ。通常サイズが大きくなれば公差の幅も広くなります。

どのような製造工程なのか分かりませんが公差のどこを狙って製作しているのか非常に気になる所です。

 

まとめ

信用していた購入品。でも、実際はそうではなかった。ミスミで対策をしてもらわないと使用する側で対策することは難しいと思います。このような事例がある事は覚えておいた方が良さそうです。

以上です。

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