【締結要素】 【潤滑油/グリス/ケミカル 】

平行ピンにはめ合い接着剤を塗布する注意点/塗布方法のポイント

2019年9月19日

 

今回は「平行ピンにはめ合い接着剤を塗布する注意点/塗布方法のポイント」についての記事です。

機械装置の部品を位置決めする方法として平行ピンを使用することがありますが、私は状況に応じて平行ピンにはめ合い接着剤を塗布して固定することがあります。

これは、機械メーカーによって塗布をルール化している場合と、塗布しない方法をとっている場合に分かれるので、平行ピンの固定方法として何が正しいとは一概には言えません。

そのような状況で、私がどのような場合にはめ合い接着材を塗布しているのか?そして、塗布のポイントや注意点について紹介しようと思います。

 

平行ピンにはめ合い接着剤を塗布する注意点

平行ピンにはめ合い接着剤を塗布する

私は普段組立作業を行うときに、平行ピンに「はめ合い接着剤」を塗布するときがあります。

 

塗布する状況

  • 絶対に抜けて欲しくない
  • はめ合いが想定よりも緩い
  • B種(h7)のマイナス公差のピンを使用する場合

このような場合には接着剤の塗布しています。

 

はめ合い用接着剤

 

塗布する時の注意点

平行ピンにはめ合い用接着剤を塗布するときには注意したいことがあります。

 

注意したいこと

  • 接着剤を塗布しピンを入れると余分な接着剤がはみ出る

 

そうなると、こんなことが起きます。

  • 接着剤が部品の隙間に入り込んで部品を接着してしまう
  • 部品に付着し表面の変色や酸化して錆びる

 

このようなことが起きないためのポイント

  • 適量の接着剤を塗布
  • はみ出た接着剤は拭き取る
  • 穴側だけに接着剤を塗布する

 

それでは、上記のポイント中でも、「穴だけに接着剤を塗布する」については、なぜなのか?分かりづらいと思いますので次項に詳しく紹介します。

 

塗布方法のポイント

それでは「穴側だけに接着剤を塗布する」に重点を置いて塗布の方法を紹介します。

 

なぜ、「穴側だけに接着剤を塗布する」のか?理由はコレです。

  • 穴側が止め穴の場合はピンを挿入した時に接着剤が穴の中で行き渡る。
  • ピン側にはみ出た場合で穴に面取りがあると、接着剤が面取り部分に溜まってしまいピンが邪魔で拭き取りずらい。
  • ピン側に塗布すると、挿入時に接着剤が挿入側にはみ出てしまう。挿入側(ピンが飛び出る側)は相手の部品がいるので接着剤をはみ出させたくない。

この様な問題や懸念事項の対策として穴側だけに塗布しています。

 

穴側への塗布方法

それでは具体的な方法を説明します。

 

塗布方法

  1. 穴より小さな道具に接着剤を適量とる
  2. 道具を穴に入れ外周に塗りつける
  3. ピンを入れる
  4. はみ出た接着剤を吹きとる

 

参考写真

*クリック拡大

 

ピン側に塗布するとどうなるか?

ピン側への塗布はおすすめできませんが、どうなるのか?をやってみましたので下記の写真をご覧ください。

 

参考写真

*クリック拡大

 

このように、挿入側にはみ出ます。面取りしてあると面取りのクボミに接着剤が溜まってしまい拭き取りずらいです。

 

接着剤の塗布のポイントまとめ

それでは、接着剤の塗布ついて重要なポイントをまとめておきます。

 

ポイント

  • 平行ピンに接着剤を塗布しピンを入れると余分な接着剤がはみ出るので注意が必要
  • 塗布のポイントは、「適量の接着剤を塗布」と「はみ出た接着剤は拭き取る」と「穴側だけに接着剤を塗布する」の3点

 

以上2つのポイントです。参考にしてください。

 

*嫌気性接着剤についてはこちらの記事でも紹介しています ⇒ 「嫌気性接着剤の使分け/ねじロック/ロックタイト」

 

*はめ合い用のロックタイトの購入はこちらから

 

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以上です。

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