目次
バッフルオイルパン
バッフルオイルパンとは、オイルの偏り防止の仕切り板が取り付けてあるオイルパンです。
サーキット走行で必要なアイテムです。
なぜバッフルオイルパンは必要なのか?
バッフルオイルパンの必要性を順を追って説明します。
オイルパンの状況
サーキット走行ではオイルパンは下記のような状況になっています。
- 高回転の多用により、オイルの吸い上げ量が増える為、オイルパンの油量が少なくなる
- Gにより、オイルパン内でオイルが片寄る
オイルポンプ/ストレーナーの状況
油量が少なくなったり、オイルが片寄るとオイルポンプやストレーナは下記の状況になります。
- オイルを吸い上げにくくなる
- エアを吸い込む
結果どうなるのか?
上記のようなことが起きると、安定したオイルの供給ができずメタルが油膜切れを起こす危険性があるのです。
オイルパンの選択
オイルパンのクラック
私のS2000は購入した時からバッフルオイルパンが付いていました。
数年後、オイルパンを外すことがあり溶接にクラックがある事を発見しました。
このオイルパンはメーカー不明で、どこかのショップオリジナル品だと思います。
このクラックは溶接で修正したのですが、失敗し外側にクラックが入りオイル漏れを起こしてしまいました。
溶接の注意
アルミの溶接のプロから、お話を伺うことがあったのですが
- 中古のオイルパンはオイルを吸っているので、溶接すると沸くので気泡、クラックが入る
- 溶接棒に種類があり、 「強度があるがクラックが入りやすい」 「強度は無いがクラック入りにくい」 があるそうで使い分けが必要
と言う事でした。そもそも、中古のオイルパンを溶接することは無謀だったようです。
TODAレーシングのオイルパンを選択する
価格的に安かったのと、オイルパンの仕切り板がボルト止め(前は溶接)だったので購入しました。しかも、センサ取り出し口が1個ついてます。
まとめ
バッフルオイルパンの仕切りが割れる、クラックが入り事はよくある事だそうです。外す機会があるときには必ず確認してください。
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以上