組立ての技術

水平の考え方/機械装置の基本は水平

2019年8月23日

水平は基準

機械装置の組立や据付では「水平が基準」とされています。

 

しかし、なぜ「水平が基準」なのでしょうか?

 

私の答えは 「再現性があるから」 です。

 

つまり、機械や装置を組立てたり据付けたりする時に、水平は再現性があるので基準となるのです。

部品単体でもユニットでもベースフレームでも全ての基準は水平です。

 

傾きの影響

例えば、ベースフレームが水平に対して傾いたままで組立を進めると、そこに取付ける部品/ユニットはベースフレームと平行である場合がほとんどですから、部品/ユニットも傾いた状態となります。そうなると高さ測定器は使えません。

 

イメージ

 

水準器は水平に対しての傾きを測定する測定器ですから、傾きを前提にしていないので測定は出来ないと思った方が良いです。

 

ではベースフレームからダイヤルゲージで平行を測定すれば良いのではないか?

 

それが常に出来る状況ならば良いと思います。

  • ベースフレームの平面度の保障
  • ダイヤルゲージを走らせるスペース
  • 部品/ユニットの面精度

*定盤でユニット組立を行うと時はこの条件が当てはまりそうです。

 

それでも水平にするべき

水平にするべき理由は他にもあります。

  • 搬送系は影響を受けやすく、傾いていると搬送異常が起きるリスクが高まります。モノが動くときには重力の影響を受けるからです。
  • 組付けの精度確認の要素を増やして確実性と失敗のリスク低減をしたい。オートレベル、水準器、レーザー墨出し器、ダイヤルゲージなどあらゆる測定器で測定できる状況にしておきたい。
  • 芯は水平度合いに影響される

やはり傾きにメリットはありません。水平を基準として考える方法が最善です。

 

まとめ

水平を基準で考える事が、シンプルで説明しやすく、精度の間違いも起きにくいと思います。また、矛盾点や状況把握する時には全てが水平基準であれば、測定し易く、原因追及が早くできると思います。

*関連記事:水平

 

以上です。

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