車高の重要性
車高は車体の
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前後バランス
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重心位置
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ダンパーのストローク量
などに影響しますので、見た目が良いからと低くし過ぎてもいい結果になるとは限りません。
私の初期設定
ターゲット
国際サーキット
ダンパーのスペック
スーパーオーリンズ アズライトスペック
スプリング
フロント:UC01 18kgf/mm
リア:UC01 20kgf/mm
車高(車高調は全調整式です)
リアを先に決定します。
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リアのホイールリム下からフェンダーまでが555mm
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リアのジャッキアップポイントがフロアから97mm
この2つのどちらかを基準とします。
フロントは、リアの車高が上記の時に
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フロントのホイールリム下からフェンダーまでが565mm
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フロントジャッキアップポイントからフロアまでが92mm
です。
ストローク量
サーキット走行では、1Gで残りのバンプストローク(バンプラバーまで)がさらに1Gが必要とされています。
つまり、合計2G前後のストロークが車高調に必要です。私のS2000の場合は1Gで20mm~25mmでした。
ストロークの問題
ストロークの問題がリアに起きました。
2Gのストロークを確保しようとすると、リアの残りバンプストロークが17mmなので3mm以上足りないのです。
もし、2Gのストロークを確保する場合は車高を上げるか、バンプラバーを短くするしか方法がありません。
しかし、S2000の前期型はリアのジオメトリーの関係上、ストロークさせ過ぎるとピーキーな挙動が起きやすいとあります。
それを、1.7G前後でバンプラバーに当ててバンプラバーを潰して走る選択をし、このままにしました。
まとめ
これは、あくまでも初期設定です。実際に走行してみて煮詰めていかなければなりません。また、車高以外にもサスペンションアームのブッシュやアライメント、タイヤなど様々な要因が影響します。走行し、データを取る。この積み重ねです。
参考
関連記事:【S2000/メンテ/セッティング】
以上