組立ての技術 ケミカル

ねじのゆるみ止め剤を塗る/ロックタイトの塗り方

塗布量はどれくらい?

ロックタイト

皆さんはねじのゆるみ止め剤をねじに塗布する時に、塗布量に気を付けていますか?

なんとなく多めに塗布している方もいるのではないでしょうか?

結論を言いますと実はねじのゆるみ止め剤は必要以上に塗布してはいけません。

そう言われても中々呑み込めないかもしれません。なぜなのか?その理由は・・・・?

そこで今回は塗布量の注意点について解説しようと思います。

 

必要以上に塗布してはいけない理由

なぜ、ゆるみ止め剤を必要以上に塗布してはいけないのか?

私が今まで経験してきた事例から考える理由は下記の3点です。

  • 部品の間に入り込み部品が固定される
  • 液体が付着した部品は酸化して錆びる
  • 部品が汚れる

この中でメンテナンス目線で重要な事は「部品の間に入り込み部品が固定される」です。それは必要以上に塗布されたゆるみ止め剤は必ず「はみ出る」ので、はみ出たゆるみ止め剤があらゆる隙間に入り込み硬化してしまうのです。そうなると部品を分解するときにねじを外しても部品が引っ付いて固まっているのでバラシの妨げになってしまいます。

 

また美観目線で考えると「液体が付着した部品は酸化して錆びる」が非常に厄介です。表面処理をしている部品は良いのですが、例えばピロー型軸受のホーローセットに低強度のゆるみ止め剤を使用するときには、軸受側に表面処理がないので注意が必要で、液体が付着したホーローセット周囲に錆が発生してしまう事が有ります。

 

塗布量の対策

前述で塗布しすぎによる問題について説明しましたが、ではそのような問題が起きないようにどうすれば良いのか?考えてみましょう。

対策案

私の経験を踏まえて対策案を考えますと下記の2点に絞られました。

  • ボルト側のみに塗布する・・・タップ側には塗布しない方が良いです。どのくらい塗布したのかが把握できません
  • ねじ山から溢れない量を塗布する・・・緩み止め剤は色付きですので量は目視で確認します

*イメージが付きやすいようにねじ山への塗布量の良い例と悪い例を載せておきます。

塗布イメージ

良い例 塗布量はねじ山から溢れない

悪い例 ねじ山から溢れている

 

ねじが沢山ある時の効率が良い方法

補足としてねじが沢山ある時の方法を紹介します。

ねじが沢山ある場合に一本一本にゆるみ止め剤を塗布していたのでは非常に時間がかかり効率が悪いと思います。

そんな時に私は「1個のねじに多めに塗布しておき、2個目のねじのねじ山を合わせて回転させ2個同時に塗布する」やり方で塗布しています。

*下記の塗布イメージを参考にしてください。

塗布イメージ

1個目に多めに塗布する

両手でボルトを持ち、2個目(塗布していない)のねじにねじ山を合わせ回転させる

 

まとめ

塗布の方法に気を使えると言う事は、細かいところに気が付くと言う事です。これは成長するために大切な感覚です。細かいところに目を向けて、、、くれぐれも塗布のし過ぎには注意してください。

*嫌気性接着材の使い分けについてはこちらの記事をご覧ください ⇨ 「嫌気性接着剤の使分け/ねじロック/ロックタイト」

以上です

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