【作業/工事/ユーティリティ】

盤木とは/部品を汚さずクリーンに使用する方法

2020年11月30日

 

今回は「盤木とは/部品を汚さずクリーンに使用する方法」についての記事です。

盤木は製造業の現場ではあらゆるところで使用されている「定番」の資材です。

そこで今回は、盤木を取り扱う工夫についてお勧めする方法をお話ししようと思います。

 

盤木とは

盤木(バンギ)とは、何かを置くときに緩衝材や支えとして使用する木材のことです。

機械装置の本体や部品の仮置きの受けとして、または機械装置に傷がつかないようにクッションとして使用されます。

 

盤木

 

*盤木の意味を辞典で調べますと、由来は造船のようです。

引用抜粋:デジタル大辞泉の解説

盤木(バンギ)

造船時、船台上で船体を支えるために用いる大きな角材。木のほかコンクリート・鋼製のものもあり、積み重ねて支えを作る。

 

特徴

機械装置の組立や部品の製作、重量仕事などに欠かせない盤木ですが、その特徴や優れている点にはどのようなことがあるのでしょうか?

 

私が感じている特徴や優れている点

  • 軽い・・・持ち運びが楽
  • 滑りにくい・・・金属と違い柔らかいので食い込む
  • 加工が容易で様々な大きさと形状が可能・・・板、角材、矢
  • 部品に傷をつけない・・・金属よりも柔らかいので部品にやさしい
  • 丈夫・・・木材の種類(杉、松、樫など)にもよるが簡単に潰れたりしない
  • 繰り返し使用できる・・・様々な大きさや形状をセットで用意しておくことができる

このような特徴があり、古くから作業の必需品(定番)の資材です。

 

盤木の不満とクリーン使用する方法

盤木には優秀な点が多いのですが、実際に盤木を使用して作業をしていると、いくつかの不満を抱きます。

 

私が感じている盤木の不満

  • 盤木に乗せたモノが汚れる・・・盤木は使用するたびに、木材に汚れが付着したり油分が染み込み汚れていきます
  • クリーンなエリアに持ち込みができない・・・作業に必要なのに持ち込みができないと困る
  • 様々な大きさや形状の盤木をセットで揃えても紛失してしまう・・・盤木はセットで揃えておかないと高さが合わず作業性が悪い

盤木を使用したことがある人は誰しもが感じていることかもしれません。

 

私はこのような不満に対策を行っていますので紹介しようと思います。

対策は下記2点です

  • 盤木をブルーシートで被う
  • 色やテプラで大きさと管理名称を見える可

それではそれぞれ解説していきます。

*クリーンルームに盤木を持ち込みたくない場合には、「樹脂盤木」が最適です。

 

盤木をブルーシートで被う

盤木の「汚れ」と「クリーンエリアで使用できない」の問題点を解決する方法として、「盤木の表面を露出させない」ようにすることが考えられます。

簡単な方法ですと「養生テープを張り付ける」やり方がありますが、この方法はあまり長持ちはしません。

養生テープもその場ですぐに対応できるので良い方法ですが、早期に「テープが剥がれる」「ボロボロになる」「破れる」などが起きやすい欠点があります。

 

盤木と養生テープ

養生テープを全周に張り付ける

*クリック拡大

 

そこで私がおすすめする改善策は「盤木をブルーシートで被う」やり方です。

養生テープよりも厚みがあり簡単に破れません。

また、ブルーシートの固定に「梱包用テープ」を使用することで簡単に剥がれることがないようします。

 

盤木とブルーシート

盤木とブルーシートと梱包用テープ

*クリック拡大

ブルーシートを盤木にきつく巻き付けて梱包用テープで全周を保護する

*クリック拡大

 

*注意したいこと

ブルーシートで被うやり方はおすすめの方法ですが注意しておきたいことがあります。

  • 高荷重での摩擦でブルーシートが破れる・・・定期的にブルーシートを張り替える
  • 滑りやすくなる・・・木材の露出よりも滑りやすくなることがある。金属よりは滑らない

この様なことがありますので、永久的で安全上のリスクがないというわけではないので注意しましょう。

この2点を理解して使用できれば問題はありません。

 

色やテプラで大きさと管理名称を見える可

盤木は数種類の大きさをセットで揃えておくと便利なのですが、紛失しやすい資材でもあるので管理が大変です。

私のおすすめは「色」や「テプラ」の表示によって大きさと管理名称が分かるように見える可することです。

 

色とテプラの使い分けは以下の通りです。

  • 色(ペンキやスプレー)・・・盤木が露出している場合
  • テプラ・・・ブルーシートで覆われている場合

 

*色の表示は盤木全体を塗装する必要はなく、モノの受けに使用しない面=「端面」に大きさによって色分けして塗装します。

盤木の色分け

端面にスプレーで塗装してサイズごとに色分けする

 

*テプラの表示は、塗装同様に盤木の端面に「大きさ」と「管理名称」などを張り付けます。

テプラはただ張り付けただけでは簡単に剥がれてしまうので、テプラの上から「梱包用テープ」を張り付けて補強しておくと良いでしょう。

 

盤木の大きさは多種多様です。一目で判断できるように「見える可」しておけば、管理しやすくなるので「紛失」も低減できるでしょうし、作業時の効率も上がるでしょう。

 

補足 盤木は種類が必要

盤木を使用するシチュエーションに重量仕事があります。

重量仕事とは、機械装置や設備の「搬入」「移設」「据付」などの作業のことですが、このような作業では高さの微調整が多いので盤木の厚さの種類が必要です。

 

例えば下記のような厚さが必要です。

  • 10mm
  • 25mm
  • 50mm
  • 100mm

高さの微調整には各厚さの盤木を組み合わせて使用しますので、10mmや25mmの薄い盤木は重宝します。

 

参考 盤木の強度

薄い盤木の場合、木材の強度が低いと簡単に割れてしまいます。

 

私が使用している盤木は材木屋さんにオーダーして作りました。

材木の種類は「忘れてしまいました」が使用用途を伝えて、厚さ「10mm/50mm/100mm」の3種類を作りました。私の仕事では重量級の機械装置を扱うことがないので、盤木1個辺りにかかる荷重はせいぜい700㎏程度です。

 

では重量級の機械装置を扱うことが多い重量屋さんはどうでしょうか?

私のお世話になっている重量屋さんは「樫」を使用しており、扱った感じですと「重量がかなり重く」「硬い」材木でした。重量屋さんの仕事では1個辺りにかかる荷重は数TONかかるでしょうから木材にはこだわっているようです。

 

木材の種類は多数ありますので、オーダーする材木屋さんと相談して製作すると良いでしょう。

高価であっても良質な盤木は何年も使用できますので、各種サイズをそろえておくことをお勧めします。

 

まとめ

今回は盤木について私が感じている特徴から不満な点などを解説しました。身近な存在の盤木ですが、ほとんどの人は当たり前のように使用している割に気にかけていない資材であると思います。この記事で今一度盤木に焦点を当てていただくと、安全に効率よく作業ができるかもしれませんね。

*クリーンルームに盤木を持ち込みたくない場合は「樹脂盤木」がおすすめです。

 

*盤木の購入はこちらから

 

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以上です。

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