ボルト/ねじ

潰れたねじ山の修正はネジヤスリを使用する/並目と細目のねじ

 

今回は「潰れたねじ山の修正はネジヤスリを使用する」についての記事です。

ねじ山が潰れてしまうと使用することができず、無理やりねじ込むと「かじり」となりねじが外れなくなったり折れてしまいます。

そう言った問題が起きないように、ねじ山を修正する方法を紹介しようと思います。

 

ネジヤスリとは

ネジヤスリとは、ねじ山の修正をする棒ヤスリで、ヤスリの目はねじのピッチに合わせた山型になっています。ねじ山のピッチに合ったヤスリを選定して修正します。

 

ネジヤスリ

 

私が使用しているネジヤスリは1本で下記のねじに対応しており、通常の組立作業には十分です。

ピッチサイズ 並目ネジ 細目ネジ
0.75 M4 M5 M6 M7
1.00 M6 M7 M8 M9 M11
1.25 M8 M9 M10 M12
1.50 M10 M11 M14 M16 M18 M20 M22
1.75 M12
2.00 M14 M16 M24 M27 M30 M33
2.50 M18 M20 M22
3.00 M24 M27 M36 M39

 

使用する状況

ネジヤスリを使用する目的は、ねじ山が潰れている状態を修正することですが、状況によっては非常に有効な道具です。

 

有効な状況

  • 細目ねじ(ほそめ)
  • 製作部品のねじ
  • 現場作業で替えのねじが手に入らない

このような場合のねじには特に重宝します。その理由には「細目ねじ」や「製作部品のねじ」は、在庫がなくダイスを持ち合わせていないと言った、簡単に交換/修正ができない状況があるためです。

逆に、並目ねじの場合には入手が簡単なので潰れたねじをわざわざ使用することもないでしょう。

 

タップとダイス

 

また、ねじ山を成型する道具にタップとダイスがありますが、ねじを取付けるために必要なタップ(メネジの成型)は使用頻度が高く組立工であればキリとタップは一式道具箱に入っていると思います。

しかし、ねじ山を形成するダイスは、使用頻度が低く通常持ち合わせているものではありません。それは「ねじ」は作るものではなく、購入したそのままで使用することが基本だからです。

 

つまり、ねじのねじ山を修正する場合にはダイスを持ち合わせている場合が少ないので、コンパクトで持ち運びが容易なネジヤスリが有効ではないか?と言うことなのです。

 

実際に使用してみる

今回は並目ネジのM6ねじで作業を行ってみました。

 

作業ポイントをまとめておきます

  • ねじのピッチとネジヤスリのピッチが合っていること
  • ねじはバイスなどで安定させた状態でヤスリをかけるとやり易い
  • ねじ山は100%修復できるわけではないが、メネジやナットが通ればOK

 

それでは、下記の作業イメージをご覧ください。

タップとダイス

*クリック拡大

ねじ山が潰れているのでナットが入らない

ピッチが合っているネジヤスリで修正する。

 

まとめ

今回は潰れたねじ山の修正方法について解説しました。1度潰れたねじは極力使用しないほうが良いと思いますが、使用したいときの対処としてネジヤスリを道具箱に入れておけば状況を選ばず対処できると思います。1本で8種類のピッチに対応できるところが便利ですね。余裕があれば1本持っておきたい工具だと思います。

 

*ネジヤスリの購入はこちらから

 

以上です。

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